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2019年5月18日土曜日

宿泊施設・多賀さとの宿 一圓屋敷6月1日オープン

 国の登録有形文化財に指定されている多賀町の一圓屋敷が宿泊施設「多賀さとの宿 一圓屋敷」としてリニューアル。6月1日のオープンを前に9日、マスコミなど向けの内覧会が開かれた。
 一圓家は江戸時代の庄屋で、現在の建物は安政4年(1857)に建設され、敷地面積が1678平方㍍、建物面積が2階建て約560平方㍍。3つの蔵を備えている。平成20年(2008)にNPO法人彦根景観フォーラムに譲渡され、地元住民団体の多賀クラブが街おこしの拠点として活用してきた。
 彦根景観フォーラムのメンバーや地元住民らは宿泊施設化を目指し、合同会社さとやま多賀を設立。階段やバスルーム、談話室の新設など改築を行い、一つの蔵を含めて最大で3グループ18人が泊まれる和室と洋室の3部屋を設けた。
 夕食には多賀の野菜や地鶏を使った「じゅんじゅん」や地酒「多賀」を用意しているほか、朝食には野菜を使ったみそ汁や滋賀のつくだ煮を提供する。電動自転車6台を置き、多賀の3コースを2~4時間散策する「里山自転車さんぽ」も体験できる。宿泊料金は大人2人の場合一人1万3500円。自転車貸し出し4500円。
 さとやま多賀代表の桂善蔵さん(70)は「多賀の里の良さを体感できるメニューをそろえました。自転車で多賀のまちの散策もしてほしい」と話している。問い合わせは一圓屋敷のホームページか後日つながる(20)8275。

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