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2021年3月22日月曜日

カードゲームでSDGs学ぶワークショップ彦根中学校で

 中学生がカードゲーム(2030SDGs)でSDGsについて学ぶワークショップが9日、市立彦根中学校で開かれた。
 SDGsは「再生可能エネルギーの利用」「女性の社会進出の促進」「気候変動への対策」など2016年から30年までの17項目の目標と、その達成のための169の方法で構成。2015年9月の国連サミットで193カ国(当時)が合意した。
 このカードゲームはゴール、プロジェクト、お金、時間など大きさや色が異なるカードがチームごとに配布。「大いなる富」「悠々自適」「環境保護の闘士」などのゴールに対し、「交通インフラの整備」などプロジェクトの実行のためにお金や時間を主宰者に渡すと、お金や時間、次のプロジェクトのカードが受け取れるというルール。プロジェクトの実行ごとに経済は青、環境は緑、黄色は社会のマグネットをホワイトボードに張り付けていく。これを前後半に分けて繰り返して行うことで、参加者全員による現在と未来の世界が
表れていく。
 彦根中学校にはカードゲームの公認ファシリテーターの中塚洋子(通称・風かおる)さん=野洲市=が講師として招かれ、生徒会の役員や1、2年生の学級委員らの計34人が3人ほどずつに分かれて体験。生徒たちは各カードを使いながらそれぞれのゴールに向けてチームごとに交換し合っていた。前半は経済と社会のマグネットが13個と9個、環境が1個のみだったが、後半は環境が6個に増えた。
 生徒会長で2年生の堀晴汰郎君(14)は「SDGsの実現に向けて何ができるかを考えさせられた。4月以降、全校生徒にも学級通信などで説明していきたい」と話していた。

 

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