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2021年10月27日水曜日

河野太郎氏と蓮舫氏が衆院選滋賀2区で応援演説

 衆院選の滋賀2区に出馬している自民党前職の上野賢一郎候補(56)と、立憲民主党元職の田島一成候補(59)を応援するため、各党の著名な弁士が23日、彦根市などで演説した。
 
「コロナ後の新しい日本を」
 自民党広報本部長の河野太郎氏はパリヤ前で上野候補の応援演説を行った。
 河野氏は新型コロナ対策について、国民の1回目の接種が4分の3、2回目が3分の2終えているとした上で「来るかもしれない第6波を小さくするためにワクチン接種に協力して頂きたい」と求めた。
 コロナ後については「新しい日本を作っていかなければならない」とした上で「コロナ禍の中で進んだテレワークを日本中に広めたい。大都市ではなく地方で仕事ができ、自宅で介護をしながらも仕事ができるようになる。都市で働くのと同様の所得で働けるため地方に若者が戻ってくることもできる」と説明。日本経済新聞の調査で全国10万人以上の自治体のうち、彦根市がテレワークに適した都市で1位だったことにも触れ「彦根に多くの若者が戻ってきてもらえる」と述べると、観衆から拍手が沸き起こった。
 河野氏は、上野候補が財務副大臣や国土交通大臣政務官、党財務金融部会長などを務めてきた実績をあげながら「日本はコロナ前に戻るのではなく、新しい日本経済を作っていきたい。要職を務めてきた上野候補はその経済を引っ張っていく存在だ」と支持を求めた。
 
「まっとうな政治取り戻そう」
 立憲民主党代表代行の蓮舫参院議員はパリヤ前で田島候補の応援演説を行った。
 蓮舫氏は衆院選後に岸田政権が大型の補正予算を組む意向を示していることに「経済を回す重要性を否定しないが」とした上で「観光以外の農業への支援も必要だ。原油高によって日常の生活が壊れている中、経済よりもまず国民の生活にお金を使うべきだ」と論じた。
 自民党と連立を組む公明党が18歳以下の子どもに一律10万円の支給を公約に掲げていることもあげ「皆さんの税金を使うことになる。なぜ選挙の前に実施しないのか。真っ当な政治を取り戻そう」と呼びかけた。
 森友学園を巡る財務省の公文書改ざん問題については「何が起こったのかを検証する必要がある。嘘をつかない政治を」と指摘。また蓮舫氏は、岸田首相が金融所得課税の強化に慎重姿勢を示しているとした上で「大企業ほど内部留保が多くある。それを大学に行けない子どもがいる世帯や、年金だけで暮らしていけない人たちに分配する政治をする」と述べた。
 最後には「国会に緊張感を持たせるため、これまでの傲慢な政治に判定をしてほしい。命と暮らしを守る政治をもう一度、取り戻そう」と支持を求めた。

 

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