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2022年1月12日水曜日

小学生のフルート奏者・堀内心優彩さん「将来は世界で」

 フルートの数々の全国コンクールで最年少優勝し、世界的な活躍が期待される小学生が彦根市内にいる。日夏町の堀内心優彩(みゅうあ)さん(12)=多賀小学校6年生=に、フルートの魅力や将来の夢を聞いた。
 
7歳から練習 めきめき成長
「声を出すみたいでおもしろい」
 
 堀内さんは姉の汐麗彩(しゅれあ)さん(15)=彦根市立南中学校3年生=の影響で、3歳の時からピアノを習い始めた。しかし7歳の時に、母親のあすかさん(38)が学生時代まで使っていたフルートに出会い「きらきらしていた」ことにひかれてフルートの練習も開始。いずれもフルート奏者の吉岡由美さん、松山克子さんの指導を受けて、その腕前をめきめきと成長させた。現在は大阪の山本純子さんの教室に週1~3回程度、東京の堀井恵さんの教室に月1回ペースで通っている。
 フルートの魅力について堀内さんは「声を出すみたいに音が出せるところ」と説明。好きな曲にバッハの次男のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの名をあげ「明るい曲が多く、自分で装飾音符を入れることもできる」と解説した。
 
将来は「世界で活躍のソリスト」
独仏留学も、5月びわ湖国際出場へ
 これまでに、日本クラシック音楽コンクールフルート部門小学校高学年の部1位およびグランプリ(小学5年)、東京国際フルートオーディション小学生部門第1位および審査員特別賞(小学6年)など、数々のジュニアコンクールで国内トップの成績を収めている。今年5月3日から5日まで高島市のガリバーホールで開催される「びわ湖国際フルートコンクール」への出場のほか、8月に東京フィルハーモニー交響楽団と共演する予定。
 「将来の夢は?」の問いに対しては、小学4年生の時に世界的なフルート奏者のヴァンサン・リュカ氏の音楽アカデミーに参加するため、フランスで2週間過ごした経験をあげ「近い将来、フランスでリュカ氏に師事するか、音楽が盛んなドイツで学び、ソリスト(独奏者)になりたい」と述べた。
 娘の音楽と将来について、母親のあすかさんは「太く、重みがあると感じる。周囲からは大人が奏でる音色に近いとの評価の声も聞く。娘が希望する道を進んでほしい」と話した。
 
堀内さんがこれまでのコンクールで受賞した主な結果は以下の通り。
 
【小学2年】
 ◇あおい音楽コンクールフルート部門小学生Aの部第1位および審査員特別賞
 ◇KОBE国際音楽コンクール木管楽器A部門最優秀賞および神戸市長賞(部門歴代最年少)
 【小学3年】
 ◇大阪国際音楽コンクールユース部門インファントB自由曲コース第1位
 【小学4年】
 ◇刈谷国際音楽コンクールフルート部門小学生の部最優秀賞および審査員特別賞・刈谷音楽協会賞(部門歴代最年少)
 ◇日本演奏家コンクール木管楽器部門中学生以下の部第1位およびテレビ神奈川賞(部門歴代最年少)
 【小学5年】
 ◇下田国際音楽コンクールヤングアーティスト部門(15歳以下)金賞
 ◇京都文化力コンクール管楽器小学5・6年の部第1位および審査員長賞
 ◇日本クラシック音楽コンクールフルート部門小学校高学年の部1位およびグランプリ
 ◇日本ジュニア管打楽器コンクールソロ部門フルートの部小学生コース金賞および文部科学大臣賞
 【小学6年】
 ◇日本演奏家コンクール中学生以下の部第1位および総合準グランプリ、神戸市教育委員会賞
 ◇東京国際フルートオーディション小学生部門第1位および審査員特別賞
 ◇仙台フルートコンクール中学生以下部門第1位

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