彦根市普光寺町の不飲川で18日、外来水生植物「ナガエツルノゲイトウ」の駆除作業が行われた。
ナガエツルノゲイトウは中南米原産の植物。地球上で最悪の侵略植物と呼ばれるほど繁殖能力がすさまじく、在来種や漁業に深刻な影響を与えていることから、環境省の特定外来生物に指定されている。県内では平成16年に彦根市で初めて見つかり、その後、大津市や草津市などの49カ所でも確認。県や市が駆除作業をしてきたが、抑えられておらず、県は「エイリアン・バスター事業」として駆除作業を行うことにした。
不飲川での作業には、県立大学の外来種動植物駆除サークル・県立バサーズのメンバー、積水化学品工業(本社・大阪市)社員、県職員ら41人が参加。河口部約100㍍で、鍬(くわ)などを使って作業をし、約2時間半で収穫用ネット(約40㌢×約80㌢)約100袋分を除去した。
不飲川では今秋にもう1回あり、大津や草津などでも行われる予定。
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