「3・11つながろう東北へ ひこね」実行委員会は22日、市役所で記者発表を行い、イベント内容を公表した。プレイベントとしては、市民会館で報道写真展をしているほか、被災地へのコメントを記した用紙を手に撮影した写真「スマイルメッセージ」も募っている。
当日のメインイベントは、護国神社で震災復興祈願祭と、古式で火を起こす火鑚(ひき)り神事を行い、その火を使って護国神社境内やいろは松駐車場、観光協会前の空堀に並べられた約2万個のキャンドルに火が灯される。午後5時~の点灯式にはひこにゃんらゆるキャラ5体も登場する。
ほかのイベントは、被災地で復興支援活動をした市内大学の学生たちによる報告会と県内避難者の会の井上宗純代表による語り(午後3時~市民会館)、淡湖(おうみ)焼の小堀博政さんによるあかり展(午後5時~境内)、ラーメン1杯(350円、うち50円募金)につき投票券を渡してグランプリを決める「ひこね ご当地ラーメングランプリ」(午前11時半~護国神社境内)、多賀町で常設販売している被災地の名産品販売など。
震災直後の写真など
市民会館で3月11日まで
市民会館では、日本経済新聞社の写真部記者が震災直後などに撮影した写真が展示されている。3月11日まで。
「記憶」をテーマに、横たわる母親の横で泣く娘と見られる女性や、津波で被災したビルの前にたたずむ男性など震災直後を写した67点と、がれきをバックに笑顔を見せる子どもたちや笑顔の親子など震災後しばらく経った様子を撮影した77点を展示。写真の間には、日経記者による写真を撮影した時の思いを記した文章も貼られている。
会場では展示写真をまとめた本3種類をそれぞれ1000円で販売している。ほかに、彦根市から派遣された救援隊が撮影した30点と、ひこにゃんが福島を訪れた時の14点も展示している。
開館は午前9時~午後5時。入館無料。募金箱も設置されている。火曜休館。
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