昨年の日本陸上競技選手権大会の100㍍で準優勝した彦根市甲崎町の小谷優介選手(22)=立命館大4年生=が、今夏のロンドンオリンピック出場に向けて練習に励んでいる。
小谷選手は稲枝北小、稲枝中、八日市高を経て立命館大へ進学。陸上は中学から始めたが、頭角を現したのは高校2年生の時で、県大会1位となり、3年生の時には10秒59の記録を出した。
大学時代は、関西学生陸上競技対校選手権大会(関西インカレ)が2~4年生で3連覇、西日本インカレが3・4年生で連覇。昨年は、4月の織田幹雄記念国際陸上競技大会で優勝、6月の日本陸上競技選手権大会で2位、9月の全日本インカレで優勝するなど、着実に実力を伸ばしている。自己ベストは昨年4月の10秒28。
昨年11月に韓国テグで開かれた世界陸上の日本代表には選ばれなかったが、小谷選手は「自分が計画をしてきたことはできており、実力も上がっていると感じている」と自信をみせている。7月からのロンドンオリンピックの日本代表の候補にも入っており、同代表は6月ごろに決まる予定だが、「次のオリンピック出場は1回目の挑戦だが、あくまで4年後のオリンピックを目指し、一歩ずつ実力を伸ばしていきたい」と話している。
4月からは住友電気工業への入社も決まっており、午前中は仕事をし、午後は練習という日々が始まる。小学校のころからの夢だったというオリンピック出場へ、「誰よりも速くなりたい」と力強く語った。
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