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2017年2月10日金曜日

滋賀県立大学の学生デザインの教習車が彦根自動車学校に導入

 滋賀県立大学の学生がデザインした教習車が岡町の彦根自動車学校に導入されており、受講者たちの人気車両になっている。
 彦根自動車学校は平成25年10月にトヨタのプリウスを2台導入した際、車体のデザインを県立大学人間文化学部デザイン学科に依頼。同学科の印南比呂志教授の指導を受ける学生たちがデザインしたのを始まりに、送迎バスや教習所内に設置する飛び出し坊やのデザインも県大生が担当した。
 4弾目となる今回は、スバルのインプレッサのクリスタルホワイト8台とヴェネチアレッド7台が導入されるのに合わせて、同学科の3年生14人が昨年6月下旬から1案ずつデザインを出し、8月1日から20日まで彦根自動車学校内でコンテストを実施。受講者142票の上位5作品から同学校の職員や印南教授が車体へのデザインのし易さを考慮し、中村円香(まどか)さん(21)の案に決め、計15台の車体にコーティング加工し、11月21日から教習車として使っている。
 中村さんのデザインは「Hikone」の英文字を赤、青、黄緑、オレンジ、紫、ピンクの6色で一文字ずつ書いており、「幼児がクレヨンで初めて書いた英文字をイメージした」という。
 中村さんは「初めて自動車に乗る人が安心して乗れて、運転が上達するように願ってデザインしました。街中で走っているのを見かけると応援したくなります」と話していた。彦根自動車学校の担当者は「受講者の9割を占める高校生・大学生からは、中村さんのデザインした車が乗りたいという声もあるなど、お客さんの評判はいい」と語っていた。

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