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2017年2月18日土曜日

佐野史郎さんら招いた「小泉八雲・朗読の夕べ」3月4日に清凉寺で

 俳優の佐野史郎さんらを招いた「小泉八雲・朗読の夕べ」が3月4日午後6時~彦根市古沢町の清凉寺で開催される。イベントを控え、八雲のひ孫にあたる小泉凡さんが市役所で会見を開き、来場を呼びかけた。
 彦根商工会議所や彦根市、多賀町などで組織する彦根・多賀地域連携組織委員会は「光とアートで発信するブランディング事業」を展開しており、その一環として佐野さんと世界的ギタリスト・山本恭司さんによる朗読パフォーマンスを企画した。
 佐野さんと山本さんは島根県松江市出身で高校時代の同級生。2人とも八雲を敬愛しているといい、平成18年から朗読ライブを開催。毎年テーマを変え、八雲の作品から佐野さんが選んで脚本を書き、山本さんがギターを演奏する。清凉寺では彦根バージョンの「望郷」、「夏の日の夢」など8作が披露される予定。冒頭には凡さんと滋賀大学教授でアイルランド文学者の真鍋晶子さんのトークもある。
 井伊家菩提寺の豪徳寺(東京都)近くで生まれ育ったという凡さんは「同じ菩提寺の清凉寺で開催されるということで思い入れがあります。佐野さんは私よりも八雲について詳しく、臨場感を持って作品に入っていける気持ちになれます。八雲の世界にいざなうことができれば」と話していた。
 参加費は中学生以上の前売り3000円、当日3500円。チケットはビバシティ、アルプラザ彦根、文化プラザなどで販売。残席わずか。問い合わせは彦根商工会議所☎(22)4551。
 ※【小泉八雲】1850年にギリシャで生まれた。本名はパトリック・ラフカディオ・ハーン。明治24年(1890)4月に来日し、8月に島根県尋常中学校に英語教師として赴任。欧米諸国に向けて日本文化を紹介する著書を多く発刊し、日本の怪談話を英語で表現したことでも知られる。八雲の名は出雲国にかかる枕詞の「八雲と立つ」から名付けられたとされる。明治37年9月26日に54歳で死去。

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