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2018年6月27日水曜日

滋賀県知事選は現職の三日月大造氏が圧勝、投票率は過去2番目の低さ彦根は県内最低

 滋賀県知事選は24日、投開票が行われ、現職の三日月大造氏(47)が37万7122票を獲得。元滋賀大学副学長の近藤学氏(68)=共産推薦=に30万票近い差をつけて再選を果たした。投票率は40・62%と前回(50・15%)から大幅に減り、平成14年7月7月(38・67%)以来2番目の低さだった。
 投票が締め切られた午後8時過ぎ、早々と当確の知らせを受けた三日月氏が現れると、大津市内の会場は支援者の拍手と声援に包まれた。三日月氏は勝因について「県内各地で色んな分野から支えていただいた。お陰様で県政を担うことができ、一定の評価をいただけた」と語った。
 6年後の滋賀国体については「スポーツを持つ力は大きく、多くの県民が競技を楽しんでいる。彦根を主会場とした滋賀国体に向け、必要な施設、設備はしっかり行う。削れるものは削り、必要な投資をしたい」と述べた。最後に「1期目とは違う緊張感がある。真価が問われる4年間になる」と締めくくった。
 三日月氏は、前知事の嘉田由紀子氏が代表を務める「チームしが」のほか、自民、公明、社民など幅広い支援を得て選挙戦を戦い、人、自然、社会の健康の実現を訴えた。
 馬場氏は安倍政権を批判した選挙戦を行い「選挙のために(自民に)すり寄る人物に県政を任せられない」と唱えたが、共産以外から支持を伸ばせなかった。
 今回の知事選は、大津市の大戸川ダムや滋賀国体で両氏に考えの違いがあったが、目立った争点がなく、現県政を評価するか、しないかの選挙で、それが投票率の低さにもつながった。
 彦根市の投票率は35・3%で、県内市町でまたも最低だった。前回の投票率は44・95%で、この年も県内最低だった。
 投票日の有権者数9万0137人のうち、投票者数は3万1814人。有効投票のうち、三日月氏は3万1438票、近藤氏は5713票だった。投票所別では、最高が稲里会館の39・91%で、新海町さざなみホール(39・03)、楡町公民館(35・95)が続いた。最低は人権福祉交流会館の14・92%で、旭森小学校体育館(17・35)、市民交流センター(18・99)が続いた。
 期日前投票は9001票と前回(8632票)を上回った。市選管事務局の担当者は「期日前は増えているのですが・・・」と、投票率が伸びないことに困り顔だった。
 犬上郡では多賀町が県内最高の52・86%で、甲良町が43・62%、豊郷が40・35%。例年、彦根と最下位争いをする愛荘町は40・71%だった。

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