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2019年4月1日月曜日

ひこにゃん4月以降も登場へ 新規の出演は当面無し、彦根市が暫定予算に運営費盛り込まず

 彦根市が暫定予算にひこにゃんの運営費を盛り込まなかったため、4月以降の彦根城などでの登場回数が減少する可能性が出ていた。この話題が全国ニュースになったことを受け、彦根市は29日、業務委託をしている日本ご当地キャラクター協会の協力により、一部期間を除いてこれまで通り登場できるようになったと発表した。
 今月20日の市議会では、「ひこにゃん運営関連経費」(3020万円)を含めた新年度予算案が否決。市は28日に臨時会へ提案した暫定予算(119億5637万円)に関連経費を入れなかったため、ひこにゃんの運営に影響が出ていた。
 市は暫定予算の可決後、同協会から支援の申し出を受け、4月以降もこれまで通り、彦根城と四番町スクエアでの3回と、参加を予定していた市内外でのイベントで登場できるようになった。
 市が予定していた4月3日と19日の地方選の啓発イベントへのひこにゃんの参加は見送りとなった。また暫定予算の期間中はひこにゃんを登場させる新たな予定も入れない意向。同協会は今後、募金やクラウドファンディングで資金を集めて運営費にあてる方針。このためその準備期間として4月2日から5日までひこにゃんは登場しない。
 暫定予算期間の7月までは市がほかの民間会社に委託しているひこにゃんの公式サイトの更新が停止されるため、ひこにゃんの最新情報はひこにゃんのフェイスブックといいのすけのツイッターで配信していく。
 市議会の臨時議会が28日開かれ、暫定予算案を賛成多数で可決した。予算委員会ではひこにゃん運営関連経費について、北川元気議員が「暫定予算にひこにゃん関連の経費を組むことは可能だったはずだ」「新年度予算案を否決した議会のせいにするのではなく、市として盛り込まなかったことを明確にするべきだ」と指摘。市長は「ひこにゃん関連は政策的な予算と判断し、暫定予算に盛り込まなかった」と明言した。
 本会議の採決で、暫定予算案は反対6、賛成17で可決された。

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