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2019年4月10日水曜日

ひこにゃんファンクラブ新会長に十八代当主の井伊直岳さん、運営費クラウドファンディングも

 ひこにゃんファンクラブの新しい会長に十八代当主の井伊直岳さん(49)が就任し、4月1日に彦根城博物館でひこにゃんとの記念撮影が行われた。
 同クラブは2010年10月に発足し、初代会長にはひこにゃんの選考者の一人で当時の彦根城築城400年祭実行委員会会長だった北村昌造さんが就任。もう一人の選考者だった当時市長の獅山向洋市議によると、今年2月28日に亡くなった北村さんは生前、次期会長に井伊さんを薦めていたため、遺言の形で3月14日に獅山市議から井伊さんに就任を依頼。2月定例会後の26日に承諾を得た。
 会長を引き受けた理由について井伊さんは、ひこにゃん誕生には二代・直孝公の逸話が関係しているため「井伊家とのご縁があるひこにゃんを応援してくださる方々の力になれれば」と説明。「北村さんは経営者でしたが、経営に使うことなく、彦根のために公正にひこにゃんを扱っておられた」と初代会長を称えたうえで「ひこにゃんのファンの皆さんの間に立って、彦根のためにがんばりたいです」と抱負を述べていた。
 彦根市はふるさと納税の「みんなのひこにゃん応援事業」の寄付者を対象に同クラブを設置。会員は約1000人おり、会員証の発行、限定のオリジナルグッズ進呈などの特典がある。

 今月から単独でひこにゃんの運営をしている日本ご当地キャラクター協会(大藪町)は2日、活動資金を集めるため四番町ダイニングでの募金と寄付金の受付を開始。クラウドファンディングも実施している。
 市が暫定予算にひこにゃんの運営委託費を盛り込まなかったため、受託予定だった同協会は4月から、本予算が提案される6月議会が終了する7月末まで単独で運営すると公表。当初はお世話係の手配のため、4月2日から5日までひこにゃんの活動を休止する予定だったが、手配にめどがついたため4日から活動を再開した。
 四番町ダイニングには1階のレジ横に募金箱が設置=写真。寄付金はゆうちょ銀行で受け付けている。領収書や寄付の証明書が必要な場合はクラウドファンディングの利用を。同協会では400万円を目指している。代表理事の荒川深冊さんは「ひこにゃんを応援してくださる皆様からの協力をお願いします」と話している。問い合わせは同協会☎(22)1130。

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