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2021年9月13日月曜日

鈴木はなさんキャラクター展パリヤで ポップコーンちゃんなど

 彦根市立旭森小学校の特別支援学級に通う5年生の鈴木はなさん(11)=正法寺町=考案のキャラクター展が、4日からパリヤで開かれている。
 はなさんは幼稚園児の時からイラストを描くのが好きで、小学生になってからは食べ物や生き物を擬人化したキャラクターも描いてきた。今年5月には母親の鈴木裕子さん(49)が勤務する福祉施設「NPОぽぽハウス」(彦根市平田町)が、はなさん考案の「ポップコーンちゃん」を使ったTシャツを愛荘町の障害者施設と共同で開発。本紙など新聞各紙が取り上げて人気商品になった。
 パリヤは7月10日からポイントに応じてポップコーンちゃんTシャツを提供する取り組みを開始。反響が大きかったため、はなさんの作品展を企画した。
 
はなさん 好物を擬人化
母「娘の思い感じてほしい」
 
 展示作品ははなさんが園児の時から昨年末まで描いた、ポップコーンちゃんなどの原画のコピー10点。そのうち「カエルちゃん」はさまざまな表情や動作をする16匹のカエルを描いている。「やきいも」は遊んでいた公園前を通った焼きいも屋から購入してほおばるまでのストーリーを自身に似せた女の子で表現。「マリオ」にはマリオのゲームに登場する約80体のキャラクターが登場している。
 ほかに「ケチャップちゃん」「ホットケーキちゃん」「イチゴケーキちゃん」など、はなさんが好きな食べ物のキャラクターも見られる。裕子さんは「言葉で表現しにくい娘が何を考え、思っているのか、この絵を見て感じてもらえたらうれしい」、父親の邦雄さん(49)は「来店者の皆さんが楽しんでもらえたら、娘も喜ぶと思う」と話していた。展示場所はエスカレーター横の通路沿い。

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