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2021年11月2日火曜日

彦根かるた巨大版製作、屋内外のイベントで使用

 彦根かるたの巨大版が完成し、15日に市役所屋上の展望スペースでお披露目会が開かれた。
 製作したのは、四番町スクエアで毎年5月と11月にマルシェを催している「三九三九(さくさく)ひこねマルシェ実行委員会」。昨年11月のマルシェではコロナ禍だったため、屋外でも楽しめるレクリエーションとして、巨大将棋と巨大オセロを作ったところ、来場者の人気を集めた。そして巨大版の新たなアイテムの一つとして、彦根市内の子どもたちに馴染みがある彦根かるたに着目。発泡スチロールのデコパネ素材で、絵札、読み札共に1枚が通常の約20倍のA3判で作った。
 お披露目会には同実行委員会代表の國嶋理恵さんと広報担当の沼波洋子さん、天晨堂の細江正人さんと細江恵子さんが出席。展望スペースに絵札が並べられ、沼波さんが読み手を務め、記者陣を交えて彦根かるた取りを楽しんだ。
 
無料貸し出しも
イベントに登場
 11月3日に四番町スクエアで開催するマルシェや、11月6日に荒神山公園である「ひこねいろクイズラリー」など今後のイベントで出展されるほか、依頼があれば学校や公民館に無料で貸し出す。
 國嶋さんは「子どもたちに楽しんでもらうことで、郷土愛を育む一助にばればうれしい」と話していた。問い合わせは沼波さん☎080(3032)5584。
 ※【彦根かるた】彦根青年会議所の彦根少年少女ふるさと研究友の会育成会が昭和581225日に製作し、天晨堂内の郷土資料刊行会が発行、八ツ波印刷所(岡町)が印刷を担当。「いろは松 土佐の産湯を あびてくる」の「い」から、「摺鉢の 茶屋と大杉 望湖堂」までの47句と「彦根に学び 彦根に育つ ふるさと研究の会」の「彦」を加えた48枚ずつの絵札と読み札で構成。絵札の表には、彦根の歴史的な名所や建造物、景観、人物、名産などが描かれ、裏には歌の下の句が書かれており、百人一首のように遊べる。読み札の裏側にはその歌についての解説が記載されている。夢京橋キャッスルロードの石畳には彦根かるたのレリーフが敷き詰められている。
 

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