彦根市立平田小学校は朝の会の時間を活用し、著名な芸術作品の写真を見て子どもたちが印象を発表する「朝鑑賞(対話型鑑賞)」を導入。17日にその様子を公開した。
教育現場での導入を推奨している滋賀大学大学院教育学研究科の青木善治教授(57)によると、対話型鑑賞は1980年代半ばにニューヨーク近代美術館で子ども向けの美術の鑑賞法として開発。日本では絵画や立体などの世界的に有名な芸術作品のアートカードを使用し、教員はそのアートカードを示して「何が描かれているか」「何を意味しているか」などと質問し、子どもたちは思いつくことを発表していく。
教員は教える立場ではなくファシリテーター(司会)の役割を務め、子どもたちは問いに関して主体的に考え、他者の意見に賛同しながら、答えを導いていく。青木教授によると、対話型鑑賞によって子どもたちの自己肯定感の育成や学力向上につながるという。
平田小学校では2学期から毎月1回、朝の会の時間の15分~20分、全学年のクラスごとに対話型鑑賞を実施。公開された17日、5年生のクラスではダリの絵画「記憶の固執」が画面に示され、教員の「季節はいつ?」「どんな音が聞こえる?」「どんな題名?」などの問いに、児童たちは絵の各部分を指しながら思い思いの答えを発表していた。
各クラスの様子を見学した青木教授は「この教育法には正解も不正解もない。子どもたちが発表し、他者に認めてもらうことで自己肯定感につながり、学級運営にも役立つ。他校でもぜひ導入してほしい」と話した。平田小の加藤洋一校長は「導入してまだ3カ月だけだが、子どもたちの自尊感情は見違えるようで、いきいきしているのがわかる」と述べた。
教育現場での導入を推奨している滋賀大学大学院教育学研究科の青木善治教授(57)によると、対話型鑑賞は1980年代半ばにニューヨーク近代美術館で子ども向けの美術の鑑賞法として開発。日本では絵画や立体などの世界的に有名な芸術作品のアートカードを使用し、教員はそのアートカードを示して「何が描かれているか」「何を意味しているか」などと質問し、子どもたちは思いつくことを発表していく。
教員は教える立場ではなくファシリテーター(司会)の役割を務め、子どもたちは問いに関して主体的に考え、他者の意見に賛同しながら、答えを導いていく。青木教授によると、対話型鑑賞によって子どもたちの自己肯定感の育成や学力向上につながるという。
平田小学校では2学期から毎月1回、朝の会の時間の15分~20分、全学年のクラスごとに対話型鑑賞を実施。公開された17日、5年生のクラスではダリの絵画「記憶の固執」が画面に示され、教員の「季節はいつ?」「どんな音が聞こえる?」「どんな題名?」などの問いに、児童たちは絵の各部分を指しながら思い思いの答えを発表していた。
各クラスの様子を見学した青木教授は「この教育法には正解も不正解もない。子どもたちが発表し、他者に認めてもらうことで自己肯定感につながり、学級運営にも役立つ。他校でもぜひ導入してほしい」と話した。平田小の加藤洋一校長は「導入してまだ3カ月だけだが、子どもたちの自尊感情は見違えるようで、いきいきしているのがわかる」と述べた。
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