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2022年2月26日土曜日

豊郷町の名所で雛人形を展示とよさとひなめぐり

雛(ひな)祭りに合わせて豊郷町の名所で5日から、雛人形を展示する「とよさとひなめぐり」が開かれている。15日~は豊郷小学校旧校舎群の講堂で県内のゆるキャラたちを撮影した360度パノラマ動画がユーチューブで配信される。
 県内の長浜・東近江など8市と豊郷・愛荘など4町によるイベント「びわ湖のひな人形めぐり滋賀」の一環として開催。豊郷町では豊郷小学校旧校舎群、伊藤忠兵衛記念館、豊会館、称名寺、岡村本家を会場に3月13日まで開かれている。
 
琵琶湖八景とアニメ
東之湖さん初回作
 旧校舎群の酬徳記念館では雛人形の職人として知られる雛匠の東之湖(とうこ)さん(50)=東近江市=が、琵琶湖八景と旧校舎群を舞台にしたアニメに登場する女の子をイメージした雛人形を展示。
 琵琶湖八景の作品は今年から8年かけて計8作を仕上げる予定で、初回はマキノ町の湖中に突き出した「『暁霧』(ぎょうむ)海津大崎の岩礁」をイメージして、稲枝の職人が織った新之助上布を衣装に使用した男雛と女雛。アニメの女の子の作品は女子高生5人のバンドを5年かけて平安時代風に作る最初の作品で、ドラムを太鼓に代えて演奏する女雛に仕上げている。
 
酒蔵で「宴びな」
ゆるキャラ動画も
 岡村本家2階では滋賀県立大学のグループ「とよさと快蔵プロジェクト」のメンバー6人が創作展示「宴(うたげ)びな」を実施。酒蔵にちなんで、豊郷町観光協会から借りた雛人形と、岡村本家など旧家の古着や小道具を使い、宴席を楽しむ雛人形たちを表現した。学生たちは昨年11月末から構想を練り、今月初めまでに仕上げた。代表で環境科学部3年の今西希月さん(21)は「作品にはふきだしも入れており、楽しそうに話している姿を想像しながら見てもらえたらうれしい」と語っていた。 県内12市町のゆるキャラが一堂にそろった動画は東近江観光協会のユーチューブで観覧できる。

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