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2022年3月13日日曜日

国道8号線の彦根・近江八幡間の渋滞解消へバイパス整備の調査結果渡す手交式

 国道8号線の彦根・近江八幡間の慢性的な渋滞の解消に向け、国土交通省は新たなバイパスを整備するための調査結果をまとめた。2月26日には県庁で、調査結果を三日月大造知事に渡す手交式が開かれた。
 彦根・近江八幡(安土)間について、国は▽慢性的な渋滞で事業所から高速道路のインターチェンジまでのアクセスが悪く、産業活動の妨げになっている▽物流と生活の交通が混在し、利便性が低下している▽追突事故が発生している上、う回の車が生活道路に進入して歩行者との接触事故の危険性がある▽観光地間の連携を強化して県内外からの誘客を促進することから、彦根市佐和山町から安土までの総延長約24㌔に片道2車線の道路を整備する計画を立てている。
 ルート案として国は当初、都市計画道路を活用する約22山側ルートの約24拡幅する約19㌔を設定。騒音や大気汚染、市街地からのアクセス、影響する家屋に対して配慮ができるとして、東海道新幹線東側の山側ルートの案に絞って調査を進めてきた。
 手交式では国土交通省近畿地方整備局の東川(とがわ)直正局長、三日月知事、彦根・近江八幡・東近江・愛荘・犬上3町の首長(選挙のため愛荘のみ副町長)が出席。国がこれまで調査してきた結果を東川局長が知事に渡した。
正式ルートや立ち退きの建物軒数、完成時期などは未定。県は調査結果を参考に都市計画の手続きに着手するほか、沿線市町で3月中旬から住民説明会を開く予定。

 

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