彦根市立花町の塚本嵯貴(さき)さん(23)は視覚障害者でありながら社交ダンスに挑戦しており「将来は同じ視覚に障害がある人たちに教えられるレベルになりたい」と日々、練習に励んでいる。今月12日に文化プラザで開かれた競技会にも出場し、華麗なダンスを披露した。
塚本さんは京都市内で生まれた時から先天性の難病に伴って視覚障害があり、左目が盲で、右目もほとんど見えない。2017年に両親と妹と一緒に彦根市内に引っ越したが、翌年に父を亡くし、そのショックから立ち直れない状況が続いた。
昨年の初夏に彦根市松原の県立視覚障害者センターで社交ダンスに出会い、月1回のペースで習い始めた。そして昨年12月から県内の視覚障害者たちの社交ダンスの団体「チームアイ」に参加。講師の日野光江さん(63)=甲賀市=と西河健さん(60)=日野町=の指導を受けながら、東近江や瀬田などの公共施設で週2回ほどのペースで練習に励んでいる。文化プラザでの競技会「ダンシングギャラクシー滋賀」では西河さんとペアを組み、3種類のダンスを踊った。
「未来考え前向きに」
母「明るく、自信ついた」
ダンスを挑戦し始めた理由として、塚本さんは「私の未来を考えた時、このままではいけないという思いがあった。前向きな気持ちになりたかった」と力強く話した。
一般の社交ダンスにはスタンダードとラテンの部門で5種類ずつあるが、視覚障害者はそのうちのワルツとタンゴ、ルンバとチャチャチャの2種類ずつを踊る。塚本さんは「ステップがうまくできた時がうれしい。特に動きが速いチャチャチャを踊るのが楽しい」と笑顔を見せた。
母親の佳奈映さん(53)によると、「娘はダンスを習ってから性格が明るくなった。やる気や向上心も上がっており、自信もついたと感じる。上位レベルは厳しい世界なので、できる限りのサポートをしていきたい」と話した。
塚本さんは現在、最下位ランクのアマE級だが、「練習をがんばってA級になって、指導員の資格も習得したい。そして同じ視覚障害者に教えるレベルまでになりたい」と意気込みを語った。
昨年の初夏に彦根市松原の県立視覚障害者センターで社交ダンスに出会い、月1回のペースで習い始めた。そして昨年12月から県内の視覚障害者たちの社交ダンスの団体「チームアイ」に参加。講師の日野光江さん(63)=甲賀市=と西河健さん(60)=日野町=の指導を受けながら、東近江や瀬田などの公共施設で週2回ほどのペースで練習に励んでいる。文化プラザでの競技会「ダンシングギャラクシー滋賀」では西河さんとペアを組み、3種類のダンスを踊った。
母「明るく、自信ついた」
一般の社交ダンスにはスタンダードとラテンの部門で5種類ずつあるが、視覚障害者はそのうちのワルツとタンゴ、ルンバとチャチャチャの2種類ずつを踊る。塚本さんは「ステップがうまくできた時がうれしい。特に動きが速いチャチャチャを踊るのが楽しい」と笑顔を見せた。
母親の佳奈映さん(53)によると、「娘はダンスを習ってから性格が明るくなった。やる気や向上心も上がっており、自信もついたと感じる。上位レベルは厳しい世界なので、できる限りのサポートをしていきたい」と話した。
塚本さんは現在、最下位ランクのアマE級だが、「練習をがんばってA級になって、指導員の資格も習得したい。そして同じ視覚障害者に教えるレベルまでになりたい」と意気込みを語った。
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