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2012年11月8日木曜日

松原浜・長曽根浜の清掃 湖底の大木も除去

 9月の大雨の影響で彦根市の琵琶湖岸に流れ込んでいた大量の流木などを除去する5回目の作業が、4日の朝から夕方までカインズホーム彦根店前の長曽根浜で行われた。
 清掃ボランティア団体・サラン彦根の十河勇一さん(49)の呼びかけで、先月7日から長曽根浜と松原浜で行われてきた。ピーク時は市内の湖岸に約400㌧(市発表)の流木などが流れ込んでいたが、参加者の活動と「県のすばやい対応」(十河さん)で、そのほとんどが除去された。
 4日は最高気温16・5℃、最低6℃で時折、冷たい風が吹く中だったが、大阪や京都のほか、東京からを含めて約50人が参加し、湖岸に積み重なった木くずやよしを除去したほか、5人が水中に入って沖合約30㍍の湖底に刺さった大木を回収した。
 大津市から母親と参加した逢坂小学校4年生の大槻柚寿さん(9)は「2回目の参加だけど、琵琶湖がきれいになって良かった」と笑顔で話していた。
 5回の作業で松原の約100㍍と長曽根の約200㍍の箇所の清掃を終え、作業はいったん中断する。十河さんは「(本紙をはじめ)マスコミが取り上げてくれて、行政も動いてくれた。彦根市民の方に参加してほしかったけれど、具体的な成果が残せたことで、(市民に)見せることができたのではないか」と、次回以降の協力を求めていた。

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