市立病院では放射線の画像診断の一部業務を外部の会社に委託しており、担当医は自宅のパソコンから委託会社のシステムに繋げて遠隔診断ができ、自宅で仕事をした際には、命令簿(申告書)に記載した上で時間外勤務手当と休日勤務手当が受給できる。
しかし、男性医師は平成22年1月から同25年6月までの間、計約2064万円(3438時間)分の時間外勤務を自宅でしたとする虚偽の申告を行い、不正に手当を受給していたという。
過剰な申告を不審に思った市立病院が、委託会社からの実績書類と比較したところ、不正が発覚。男性医師は先月25日に不正分を全額返還した。
市は金子隆昭院長と事務局長に対し「訓告」、事務局次長と職員課長に「院長による口頭厳重注意」の処分を行った。金子院長は「二度とこのようなことが無いよう、職員が一丸となって最善を尽くしていきたい」とコメントしている。
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