27日にはミホミュージアム(信楽町)教育普及課の上田敦さん(51)が講師に招かれ、茶の種類や歴史、器のデザインなどを教えた。生徒たちは、紀元前2700年ごろに中国で茶が発見され、1200年前の奈良時代に遣唐使の最澄らによって日本に伝来。千利休の「和敬静寂」や井伊直弼の「一期一会」などのおもてなしの精神が茶道にあることを学んだ。
30日には県立陶芸の森(信楽町)の陶芸家・橘功一郎さん(44)や滋賀次世代文化芸術センター(大津市)の職員ら計4人を講師に招き、作陶を体験。生徒たちは三等分した粘土の1つを平らにし、その上に2つのドーナツ型を順番に乗せながら、最大直径13㌢前後の茶碗を作った。
今後、信楽で焼かれた後、11月に絵付け、箱書きを経て、来年1月には茶道体験も予定。生徒の佐々木翼君(15)は「いい感じで出来ており、これからが楽しみ。絵付けでは木の葉をイメージした絵を描きたい」と話していた。
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