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2020年5月24日日曜日

家庭内ごみ搬入急増し処理追いつかず、新型コロナの外出自粛の影響

 家庭内ごみの搬入が急増し処理が追いつかないため、彦根市清掃センター(野瀬町)は市民に搬入を控えるよう求めている。特に粗大ごみやプラスチックごみが多く、新型コロナウイルスの外出自粛の影響が出ているとみられる。
  市清掃センターによると、緊急事態宣言の対象区域が全国に拡大された4月16日以降、家庭内からのごみの持ち込みが急増。外出自粛のため家庭内の不用品を粗大ごみとして持ち込んだり、飲食品の買いだめで汚れたままのトレーなどを燃やすごみとして出したりするケースが多いという。

粗大ごみ大幅増
トレーごみも
 特にゴールデンウィークの合間の4月30日、5月1、7、8日に受付前に長い渋滞ができるほどの来訪があった。5月1日から12日までに家庭から搬入された回数は可燃ごみが昨年同時期の854回から1073回に増え、粗大ごみが890回から1667回に大幅増になっている。
市清掃センターの焼却処理能力は1日約90㌧。5月の12日間の焼却可能量は約1080㌧だが、粗大ごみのうち焼却できる88%を加えた焼却対象が約1156㌧のため、約76㌧のごみが処理できない状況。市清掃センターでは処理できる量を超えているため、粗大ごみについては別のスペースに保管している。
 担当者は「このままでは通常のごみ収集にも支障が出るため、当面の間はごみの搬入が待てる場合は控えてほしい」としている。またごみの量を減らすため、トレーなどのごみは汚れを水ですすいで容器包装プラスチックとして出すよう求めている。


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