県は20日、福島県内で暫定基準値を超える放射性物質(セシウム)に汚染された稲わらを食べた疑いがある肉牛が、新たに県内24店舗に流通していたと発表。彦犬地区では彦根市内が4店、甲良町と豊郷町が1店ずつにまわり、すべて販売されたという。
県内に流通したのは、いずれも福島県須賀川市の農家から、3月28日~7月6日にかけて西宮市食肉センターへ出荷された411頭。彦根には▽5月10日=食肉販売店に352・8㌔▽同13日=飲食店に20・5㌔▽同30日=食肉販売店に15㌔▽同31日=飲食店に25・1㌔。犬上では、いずれも5月28日・食肉販売店に甲良が9・5㌔、豊郷が20・8㌔流通した。県食の安全推進室は「仮に汚染牛の肉を食べても医学的に影響が出ることは考えられない。取り込まれたセシウムは排泄で体外に排出される」としている。
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