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2011年8月3日水曜日

滋賀県立高校再編で説明会、県教委「白紙撤回ない」

 県立高校再編計画策定に向けた説明会が31日、ひこね燦ぱれすで開かれ、統合対象の彦根西高PTAや教員ら約60人が参加した。
 県教委からの原案の説明後に質問の場が設けられた。男性からの「計画の廃止や凍結はあり得るのか」「大幅な見直しがあるのか」に対し、県教委は「白紙撤回は考えていない」「県民からの意見は十分に踏まえたい。見直しは今の段階で申し上げられない」と答えた。
彦根東や彦根工業などの定時制が廃止されて能登川高に単位制の定時制が創設されることには、男性が「北部から定時制がなくなり、中部にできることは疑問」「今後、働きながら定時制に通う子どもが増えると思うが、能登川の選択はあり得ない」などと指摘。県教委は「午後からと夜間のフレキシブルな制度とる」「単位制により今まで以上に主体的にすることができる」と返答した。
 西高と彦根翔陽の統合に関しては、西高の教員が「教員がリーダーシップをとって全体で学校づくりに取り組んできた」「制度設計だけで教育は変わらない。(統合ではなく)授業づくりに力を入れれば良いのでは」と質問。県教委は「さまざまな取り組みをされてきたことは高く評価している。再編により教育の中身を良くしていかないとならないと思っている」とした。
 統合完了時期を平成26年度としていることに、西高保護者からは「24年度以降に入学する子どもたちは(統合対象の)翔陽で卒業することになるのか」「各中学校でも統一した説明ができるようになるのか。受験生が少なくなるのでは」との意見に対しては、「入学した学校で卒業することが望ましい。中学校にもしっかりと対応したい」と述べた。

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