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2013年12月12日木曜日

彦根市保健・医療複合施設 くすのきセンター完成へ、休日急病と在宅医療に対応

 彦根市立病院の敷地内に建設中で、休日急病診療や在宅医療支援などの機能を備えた彦根市保健・医療複合施設が13日にも完成する。また市は募集していた施設の愛称を「くすのきセンター」に決定した。
 彦愛犬1市4町での医師不足と、一次救急を担う彦根休日急病診療所(平田町)の設備の老朽化、高齢化による在宅医療ニーズの増加などにより、複合施設の設置が平成22年の滋賀県の医療再生計画に盛り込まれた。市は地域医療の拠点施設を目指し、県が国からの交付金を受けて設置した地域医療再生基金を活用しながら、昨年12月20日に市立病院の北側駐車場で着工。鉄骨3階建ての延べ床約3002平方㍍で建設した。
 1階に休日急病診療所と乳幼児健診など向けの保健センターが設けられたほか、現在、平田町にある市健康推進課の機能を2階に移転。3階には彦根医師会や彦根歯科医師会、彦根薬剤師会など5団体の事務室などを設置した。整備費は約7億2935万円で、うち基金からの補助が約3億円。
 今月21日に竣工式があり、来年1月から(休日急病診療所のみ2月から)運用を開始する。
 なお愛称の募集には1市4町から82点の応募があり、高宮町の澤田敬子さんの「くすのきセンター」が選ばれた。「クスノキが長寿の象徴で、保健や医療福祉に安心を求めてやって来る住民の止まり木のような施設になってほしい」との思いが込められている。竣工式で表彰状が手渡される。

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