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2020年9月5日土曜日

市川農場いちごバター プチギフト用小箱1個入り「高級感」商品も発売

 豊郷町吉田の市川農場が生産したイチゴを使って開発された「いちごバター」が国内外でヒット商品になっており、8月12日からプチギフト用として小箱1個入りの商品も発売した。
 市川農場は約1512平方㍍のビニールハウス3棟でイチゴ(章姫)を生産しており、京都の高島屋をはじめ県内外で販売。今年4月には香港にも100パックを初めて輸出した。
2017年1月に京都のホテルであったイチゴバイキングに客として訪れた際、一緒に参加した市川さんの娘の妃奈乃さん(6)がパンにバターといちごジャムを塗る光景を見た。これをきっかけに開発に乗り出し、試行錯誤を繰り返しながら昨年3月に商品化に成功。新聞やテレビの報道もあり人気商品となり、昨年8月には米国ニューヨークへの輸出を開始。今年2月にはシンガポールでも販売された。
 2個入りのギフト用の小箱で販売していたが、今年6月末に輸出業者から「1個入りはできないか」と依頼があり、1個入りを作った。小箱入りは税込み1499円でJA東びわこの直売所とインターネットで、単品(1296円)は平和堂やパリヤで販売。ニューヨークでは11月上旬から発売される。
 社長の市川健治さん(44)は「いちごバターの中身はもちろん、高級感にこだわった小箱も自信作。プチギフトとして使ってもらえたら」と話している。市川農場の商品には「たまねぎのドレッシング」や「たまねぎのスープ」もある。

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