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2021年4月21日水曜日

彦根市長選3氏が第一声

「住みたい街 彦根に」
 
獅山候補は銀座商店街の事務所で支援者約50人を前に第一声。人口減少を
念頭に「彦根市として特徴を出さなければ」と、小中学校の給食費と医療費の無償化を掲げ「全国から彦根に住みたいと思われるようにしよう」と呼びかけた。
新型コロナ対策では大規模なPCR検査を実施する「広島方式」の導入を、県市長会を通じて県知事に申し入れるとした。また「彦根市のワクチン接種があまりにも遅いという批判を受けている」と指摘し、コールセンターへの問い合わせが多いことを例に「不手際が多すぎるのではないか。これは市長にリーダーシップが無いから。人任せの市長を選べば、危機状態にある彦根はもたない」と訴えた。さらに市民の健康づくりとして、市民に歩数計を配布する「ウォーキングポイント事業」に取り組むとした。
 80歳という年齢不安説については毎年、彦根シティマラソンで5㌔を完走していること、米国大統領のバイデン氏も78歳であることを取り上げ「政治は年齢ではない。彦根市をどれだけ愛し、愛する気力を行動力に変えられるかが大事」と語った。
 出発式では辻真理子、伊藤容子、中川睦子、谷口典隆の各市議も駆けつけて支持を呼びかけた。 

「広域連携で政策進める」
  長曽根南町の事務所で出陣式を開き、与野党の国会議員、県議、市議、周辺市町の首長らを含め約100人が参加。大久保候補はごみの再処理や消防司令、観光を東近江や長浜など広域で進めていることをあげ「大きな圏域で進めて発展させることが重要」と主張。
新型コロナ対策については「国、県、市町が協力して進めている。ワクチン接種を彦根市でも5月10日から高齢者の予約を開始し、24日から接種を行う」「地域経済は大変な状況だが、何とかコロナを乗り越えるため、全庁あげて、市民の暮らしと命を支えていくという強い気持ちでのぞんでいく。精一杯、命がけでのぞんでいく」と意気込みを語った。
 応援演説として、元市議の安居正倫選対本部長は、国スポ・障スポに合わせたインフラ整備、新しい広域ごみ処理施設の建設、市スポーツ・文化交流センターの新設、市立図書館中央館の整備、彦根城の世界遺産をあげ「いずれもこれから花を咲かせていく事業で、その責務が現職にある」と述べた。
上野賢一郎衆院議員、田島一成氏、小鑓隆史参院議員、嘉田由紀子参院議員、細江正人県議らが演説したほか、大野和三郎、江畑弥八郎県議、中沢啓子の各県議、矢吹安子、小川吉則、森田充、上杉正敏、馬場和子の各市議が駆けつけた。

「明るい未来を市民と共に」
 和田候補は高宮町の事務所で支持者約30人を前に第一声。新型コロナ対策として、感染者が入院している彦根市立病院やワクチン接種について「市立病院の病床数やその使用率が公開されていない。市民に正確な情報を伝える必要がある」「高齢者へのワクチン接種が遅れており、市民の苦情も殺到した。ワクチン接種を早急にできるよう徹底させたい」と述べた。
 財政再建については現職がフェイスブックで「市の財政は健全」とするチラシを掲載したことをあげ「民間から見れば、粉飾決算。詐欺的な行為と言え、市民は愚ろうされている」と指摘。「財政は危機的な状況で、財政調整基金も枯渇する。財政を立て直すためにICTを駆使した行財政改革と地域経済の活性化で健全化に持っていく」と強調した。
 現市政に対しては「失政が続き、一人の県議会議員の言いなりになっている」と批判した上で「暗い過去か、悲惨な現在か、明るい未来かの選択の選挙になる。明るい未来の彦根を市民の皆さんと一緒に作っていきたい」と語った。
 高宮学区連合自治会長で元市議の大橋和夫さんは「彦根のかじ取りには若いリーダーが必要。和田さんのりっぱなマニフェストを色んな手法で伝えていきたい」と話した。支持する議員は北川元気、堀口達也の各市議。


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