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2021年4月24日土曜日

彦根市長選の候補者政策アンケート(後半)

彦根市長選各候補への政策アンケートの後半4項目です(敬称略)。
 
⑤教育および福祉政策
◇獅山向洋「小中学生が一人一台のタブレットを使える時代になった。タブレットを自宅に持ち帰ることができるか、不登校生徒はオンライン授業を選択できるか、今後様々な課題が出てくる。時代の流れに乗り遅れないマンパワーの育成が急がれる。コロナ禍の渦中における福祉の位置づけが重要である」
◇大久保貴「タブレットの活用によるICT教育を進め、だれ一人取り残さない教育を目指します。小学生の通院医療費の拡充を目指し、学校給食費を無償化します。保育や介護の仕事を選ぶ人が増える支援を強化します。住み慣れた自宅で生活できるよう地域包括ケアシステムを更に進めます」
◇和田裕行「滋賀県は学力テスト最下位ですが、彦根の教育理念・施策をバージョンアップし、まずは心の教育から始めます。若い世代が安心して子育てでき、出て行かず、移り住んでもらい、その世代がしっかりとご年配方をお支えすることが持続可能な福祉政策の根幹です」
 
 ⑥新しいごみ処理施設および市立図書館
 
◇獅山「ゴミ処理施設も市立図書館も今後5年間の中期財政計画においては何ら位置づけられていない。財政難を乗り超えてこそ具体的な議論ができる事業であり、今後の財政運営の成否にかかっている。少なくとも今期の市長の4年間は財政立て直しに明け暮れ、その成否によって将来の展望が開けてくると考えている」
◇大久保「荒神山の景観に配慮した最新のエネルギー回収施設を建設し、サーマルリサイクルによる二酸化炭素の削減と生み出される電気や温水で地域の活性化を図ります。中央図書館については令和7年の開館を目指し、湖東圏域内の相互利用の実現を目指します。何れも整備手法を含め財政支出を少なくする工夫をします」
◇和田「いずれも市民の負担が最小になるようゼロベースで見直します。まだ候補地の段階の該当地域にごみ処理施設や市立図書館建設の公約をするのは裏合意ないしばらまきです。西清崎の場合トンネルは不要と考え、トータルで市民負担が最小になる候補地を選択すべきです。図書館についてもコロナ禍ではまず電子図書館を検討すべきです」
 
 ⑦稲枝地区の振興策
 
◇獅山「人口減少と少子化、超々高齢社会に突入した日本では、稲枝地区の問題は市内各地の問題であり、日本全体の問題。そこへコロナ禍と市の財政難が降りかかってきた。市が新たな振興策を議論できる財政的余裕はなく、すでに取りかかっている事業を粛々と進めていく」
◇大久保「稲枝駅西口へのアクセス道路の整備を行います。県道2号線から東に広がる稲部遺跡を含む公園化について、令和3年度の都市計画決定を目指します。民間事業者の力も活用しこの地域にふさわしい、官民協同の公園整備を目指します。稲枝東学区と北学区にも土地活用に課題があるので支援します」
◇和田「稲枝駅西口完成から道路の整備までに時間がかかり過ぎです。投資対効果を上げるため必要な整備は迅速に推進します。少子高齢化が進み、空き家も目立ってきましたが、ICTを活用した独居老人やお体のご不自由な方の見守りシステムを市の周辺部から進めます」

 ⑧そのほか重視する政策
 
◇獅山「ヤングケアラー、フリースクールへ公的支援。市茶の湯条例、市手話言語条例の制定。パートナーシップ条例制定の検討。高齢者への紙おむつ購入費助成範囲の拡大。安定ヨウ素剤の学校家庭へ配布。ひこね燦ぱれす解体反対。荒神山トンネルを含む市道建設反対。フィールドホッケー練習場の検討」
◇大久保「女性活躍について、市役所の管理職や委員会などの機関について更なる登用を図り、一人ひとりが個性を発揮できる地域社会を目指します。新たに業務を開始する庁舎で、市民サービスのワンストップ化を実現し、市民のサービス満足度を向上します」
◇和田「子育て・教育環境を充実させ、働き盛りの人たちに彦根に住んでもらうことが最大の福祉政策です。厳しい財政状況でもICTを駆使して財源を捻出し、まずは安心して出産できる医療体制、産休・育休支援、中学3年までの医療費・給食の無償化に取り組みます」

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