彦根城の世界遺産登録を目指し、彦根市は世界遺産登録の審査・モニタリング活動をしている国際的な非政府組織(NGO)・ICOMOS(イコモス)などに提出する「彦根城総合報告書」を作成する。
彦根城の歴史や建物などについて、イコモスなどに所属する外国人の委員により深く理解してもらうために作成。
「報告書」では、市教委文化財課や彦根城博物館などの専門家がまとめた学術的な観点からの文章を英訳するほか、プロのカメラマンが撮影した、国宝や重要文化財の天守、櫓などの建物内外の写真を掲載する。新年度予算に、英訳と写真撮影のための委託経費約160万円(うち英訳35万円)を盛り込んでいる。
「報告書」では、特別史跡・彦根城跡(中堀より内側と埋木舎)と大名庭園、井伊家墓所のいわゆる「コアゾーン」のほか、芹橋や花しょうぶ通りなど旧城下町の「バッファゾーン」も紹介する予定。
市教委文化財部の谷口徹部長は「国際舞台に立つにはイコモスの外国の委員に理解してもらうことやプロの(カメラマンの)技が必要になる」と話している。ページ数や大きさ、完成時期は未定。
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