新型仏壇に合う仏具を県内の学生たちがデザインし、彦根仏壇や黒壁(長浜)ガラスの職人が作った試作品が、22日にマスコミ向けに公開された。
彦根仏壇事業協同組合青年部の職人ら6人で組織の団体・柒،+(ななぷらす)が昨年9月に、仏壇職人の技を生かした子育て世代向けのインテリア商品を試作。その商品に合った仏具を開発しようと、県の伝統産業弟子入り体験推進事業を活用し、滋賀県立大学と成安造形大学に協力を依頼した。
参加した学生は県大5人、成安造形大4人。先月13日から市内の仏壇店や黒壁のガラス店を見学し、20点のデザインを考案。そのうちの4点の試作品を仏壇職人とガラス職人が作った。
公開された作品は、両手形の木彫で合わせると合掌しているようになる「かどまる」、壁掛けと置物の二パターンの使い方ができる仏壇「SOU」、ガラスと木を組み合わせた位はい「kasanei」、家型の仏壇置き「仏さまのお住まい」。
SOUをデザインした県立大4年の南知宏さん(24)は「モダンな仏壇をイメージした。思っていた以上にいい物になると思う」と話していた。
今後は残りの16点のデザインを含めて試作品を作り、10月に東京都内で開催される東京国際家具見本市(IFFT)に出品する予定。
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