難病の筋ジストロフィーで25歳で亡くなった松本崇(たかし)さんが作ったコンピューターグラフィック作品を、母親のトシ子さん(67)=西今町=が市教委に寄贈した。15日に崇さんの母校・中央中(西今町)で贈呈式があった。
贈呈式では、トシ子さんから前川恒廣教育長に目録が贈られた。教育長は「崇さんと共に歩まれてきたお母さんの思いを大切にしながら、展示、活用していきたい」と感謝の言葉。
トシ子さんは崇さんの一生や思い出を振り返りながら「皆さんも自分の可能性を信じ、大切にして大きく羽ばたいてほしい」と話した。
生徒代表の山田紗穂さん(14)は「普段、私たちは周囲に支えられていることを気づかないけど、回りへの感謝の心を忘れず、自分たちの可能性を広げたい」と述べた。
式後、作品を見学していた生徒たちにトシ子さんは「空間を表現した作品が多いけど、これは自由に飛び出したいという崇の思いが伝わっているのでは」と解説していた。
寄贈された崇さんの遺作は46点。市教委は26日~ビバシティ、4月8日~市役所1階で展示した後、4月23日以降、市内の幼小中学校や公民館などに1作品ずつ掲示される。
1 件のコメント:
いづみ です
最近 ネットに接続しました
記事 当時の新聞以来 拝見し 新たな感動を覚えました
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