明治時代に長浜(現・長浜市元浜町)にあった芝居小屋「長栄(ちょうえい)座」が再現される県立文化産業交流会館(米原市)で、27・28日に邦楽や邦舞、上方落語などの公演がある。27日には、彦根市などの女性たちによる合唱団と箏(こと)奏者の「東北のわらべ唄」も披露される予定で、先週17日には合同練習が同会館で行われた。
今回は平成23年度の2回目となる「陽春公演」。27日は三味線と語りによる創作邦楽「行く河の流れ」、「東北のわらべ唄」、邦舞「雛の宵」、人間国宝・常磐津一巴(いちは)太夫らによる素浄瑠璃など。28日は新作狂言「鮒ずしの憂うつ」、上方落語「寝床」、邦舞「屋敷娘」、現代邦楽「三曲第二番」など。各日午後6時半開演。
東北のわらべ唄には、プロの箏奏者3人と、昨年9月に開設された邦楽・邦舞の養成所に通う研究生10人、彦根の7人を含む女性30人による合唱団が登場。プロの指揮者のもと、4つのテーマごとに子守唄や遊びのわらべうたを披露する。
入場料は大人4000円、18歳以下2000円、ます席(4人)1万3000円。未就学児不可。チケットは県立文化産業交流会館☎0749(52)5111かホームページ、ローソンチケットから。
伝統芸能発表・工芸品展も
「長栄座」での陽春公演に合わせて、25日には県内の伝統芸能の発表や伝統工芸の展示などがある「近淡海の祭り」が行われる。出演は、米原曳山まつりシャギ保存会、湖北八日市太鼓踊りなど5団体。1部が午後1時~、2部が午後3時半~。整理券は文化産業交流会館、文化プラザで。
会場ではタイや韓国、中国など多文化民族料理の提供、海外の伝統芸能のステージ発表(正午~)のほか、25日から27日まではロビーで彦根仏壇、湖東麻織物、木彫りなどの展示も。
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