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2011年12月31日土曜日

彦根城博物館テーマ展「新年の寿ぎ―松竹梅―」

 彦根城博物館は来年の元日からテーマ展「新年の寿(ことほ)ぎ―松竹梅―」を開く。展示品を説明するギャラリートークは7日午後2時~。
 めでたい図柄の吉祥文様は、鳳凰や鶴亀など動物、ボタンや菊など草花、松竹梅などがあるが、そのうち松竹梅は長寿や子孫繁栄、節操を象徴する縁起の良い柄として使われてきた。
 松・竹・梅を一組とする考えは、中国の文人の間で困難にあっても操(みさお)を変えない清廉潔白なものと見なし、後に招福の意味が加わり、吉祥文様として用いられるようになった。日本には室町時代に伝わり、江戸時代以降は婚礼など祝い事の飾りやハレの日の調度品として使用された。
 テーマ展では、新年にふさわしい調度や能装束、絵画などを展示。中には、井伊家十三代・直弼の娘・弥千代が嫁ぐ際に調えられた茶道具のセットや、金地に老松・老梅・若竹と井伊家の家紋が金の蒔絵で記された刀箱、能の世界で神聖視される「翁」の主役・翁が着る吉祥文様の狩衣なども。
 開館は午前8時半~午後5時、31日まで。

2011年12月29日木曜日

映画・源氏物語 玄宮園・龍臥橋で撮影、研究家・今井友子さん原作朗読

 玄宮園の龍臥(りゅうが)橋で撮影が行われた映画「源氏物語 千年の謎」の上映を記念し、彦根を映画で盛り上げる会が25日、スミス記念堂(本町3)で源氏物語の朗読を聞く会を開いた。
 講師は源氏物語の研究家として知られる滋賀YMCA朗読教室講師の今井友子(ともこ)さん(53)。原文を古語で読んだり、映画と原作の違いを紹介しながら、「映画のできは全体的に80点。原作と異なる部分もあるが、最初から最後まで美しいに尽きる。動く絵巻物を見ているようで圧倒された」と絶賛していた。
 玄宮園は、「光源氏が藤壺(義理の母)に恋心を抱くシーンで登場する」と解説した上で、同園が唐の6代皇帝・玄宗(げんそう)の離宮が手本となっているとの言い伝えと、玄宗が溺愛した楊貴妃と桐壺帝(源氏の父)の妻・藤壺とが、それぞれ重なりあっていることから「監督はそういう背景を踏まえて、玄宮園を使ったのではないか」と分析した。
 聞く会には市民ら約40人が参加し、今井さんの朗読を感慨深げに聞いていた。

2011年12月28日水曜日

北野神社で神牛・なで牛のしめ縄取り替え

 彦根市馬場の北野神社で25日、境内の神牛(通称・なで牛)のしめ縄の取り替え作業が行われた。
 神の使いとして、稲荷はキツネ、ゑびすはタイ、八幡はハトだが、天満宮は牛が用いられ、毎年12月25日の「終い天神」の際には神事と共に、しめ縄を取り替えている。
 なで牛はなでると願い事がかなうとされ、同神社には江戸期に作られたとされる石製と、平成14年に復元された銅製の2種類がある。
 しめ縄は長さ約1㍍20㌢・太さ約8㌢。氏子5人が参列し、瀧沢隆尚禰宜(ねぎ)が神事を執り行った後、氏子たちが2種類のなで牛と銅製の方の神牛舎、計3カ所にしめ縄をつけた。

2011年12月27日火曜日

ひこにゃん もちつき手伝う、彦根城天守前で鏡もち用

 彦根城の天守前で22日、天守の玄関口に置く鏡もち用のもちつきがあり、ひこにゃんも一緒にもちをついた。鏡もちは大小2段重ねで26日に天守前や楽々園前などに設置された。
 もちつきは、彦根城管理事務所の職員10人が交代しながら行い、鏡もち用以外はきな粉もちにして、ひこにゃんファンら見学に訪れた観光客約200人に振る舞われた。
 ひこにゃんがきねを持ち、つき始めると、詰めかけたファンらが「かわいい」「がんばって~」などと声援を送りながら、盛んにフラッシュを浴びせていた。
 来年1月4日朝に彦根城の作業員事務所で鏡もち開きがあり、午前11時ごろから表門や玄宮園などの各券売所で計330人に配付される。

2011年12月26日月曜日

本光寺・田中康勝住職から書道学ぶ、ドイツから滋賀県立大学へ留学中・スティファニー・ランドウェアさん

 ドイツから滋賀県立大学(彦根市八坂町)に学びに来ている留学生が、八坂町の本光寺(田中康勝住職)で書道を習っている。
 留学生は、アウグスブルク大学4回生のスティファニー・ランドウェアさん(23)。交換留学生として今年9月に訪日し、大学近くの民家にホームステイしながら、県大で環境科学を学んでいる。
 スティファニーさんはドイツの大学でも日本語や日本文化を学び、訪日後、ホームステイ先の紹介で、書家としても知られる田中住職から書道を習うようになった。
 住職の手本を見ながら、「みかん」「ともだち」「ふるさと」など平仮名と、「山川」「大雨」「平和」など簡単な漢字を書いており、住職も「日本語も書の腕も会うたびに上達している。優秀だ」と感心していた。
 スティファニーさんは日本語で「日本の文化はおもしろい。大好き」と笑顔で話していた。県大では合気道部にも入っているほか、茶道も体験している。来年8月まで県大で学んでいる。

2011年12月23日金曜日

宗安寺・俳遊館・奥野家住宅・村岸家住宅・滋賀中央信用金庫銀座支店、彦根市景観重要建造物に

 彦根市は20日、宗安寺(本町2)や俳遊館=写真右上=など5件を景観重要建造物に指定した。
 景観重要建造物は、古い町並みの景観を維持する上で重要な建物。景観法の規定で、外観の改修時などには行政の許可が必要となる。
 宗安寺は江戸時代に建てられ、そのうち指定対象は本堂、鐘楼、表門=写真左上。俳遊館は大正12年の建造物で旧彦根信用組合本店。
 ほかの建物は、江戸期の奥野家住宅(本町2)=写真右下=と、旧村岸家を除いた村岸家住宅(沼波町)=写真左下=、大正7年の滋賀中央信用金庫銀座支店(河原3)。
 これまでに指定されている建物は、旧鈴木屋敷長屋門、金亀会館、中村商家保存館、足軽組屋敷中居家住宅、同太田家住宅、同辻番所兼旧磯島家住宅=以上平成22年2月1日、旧西郷屋敷長屋門、旧広田家住宅、足軽組屋敷林家住宅、旧池田屋敷長屋門、滋賀大陵水会館、滋賀大講堂、スミス記念堂=以上平成23年3月22日=の計13件。

2011年12月22日木曜日

田の浦美人クラブ製作・ほたてあかり発売へ、県立大の田の浦ファンクラブ企画

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町田の浦地区の女性たちがホタテの貝殻を使って作ったキャンドル「ほたてあかり」=写真=の販売を、企画した滋賀県立大学(彦根市八坂町)の学生グループが開始した。
 県立大の学生ら15人で組織の「田の浦ファンクラブ滋賀サポートチーム」では、津波で船を流されたり、仕事を無くした田の浦の女性たちの収入源にしてもらおうと、地元のホタテの貝殻を使ってのキャンドル作りを提案。ロウは、県大生が滋賀県内の2カ所の寺院から譲り受けた和ろうそくの残りもので、貝殻に乗せたアルミカップにロウを流し込んで固めて仕上げる。
 製作にあたる女性は30代~60代の11人で結成された「田の浦美人クラブ」=写真。1個500円だが、宅配の場合、送料が別途必要。来年2月末までに2000個を販売予定。
 売上金は、原材料費など(1個95円)を除いた額を製作に携わった女性たちと田の浦の復興費に半分ずつまわす。
 同グループで県立大学人間文化学研究科の山形蓮さん(25)は「震災への意識が薄れていかないよう、ロウソクがともっている間は被災地の事を思ってほしい」と話している。
 個数、氏名、住所、電話番号、受け渡し方法(県大で手渡しか宅配か)、入金方法を記入しファクス0749(28)8621かメール(shop@e-tanoura.com)へ。