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2024年9月21日土曜日

城東出身の奥井颯大選手 凱旋 夏の甲子園で優勝・京都国際の捕手「プロ目指す」

 今夏の全国高校野球選手権大会で優勝した京都国際高で捕手を務めた奥井颯大選手(18)が14日、小学校時代に所属していた城東スポーツ少年団の大橋弘和監督(52)や後輩の小学生たちに報告のため凱旋(がいせん)。滋賀彦根新聞のインタビューにも応じた。
 
小中生時代は投手か遊撃手
肩の強さなど買われ高1で転向
 
 奥井選手は市立城東小学校出身。小学2年の時から城東スポーツ少年団で野球を始め、遊撃手や投手を務めた。市立東中学校時代に所属していたクラブチームの近江ボーイズでも遊撃手と投手だった。
 京都国際高へ進学後の1年秋の大会後に、フットワークの良さや肩の強さなどを買われて捕手へ転向。奥井選手は「最初は嫌な部分もあったが、指(サイン)一つで勝敗が決まるおもしろさに気づき始め、好きになった」と説明した。
 甲子園の印象については「大観衆の前で野球ができて、楽しさを感じていた。まったく緊張しない場所だ」と予想外の回答。3年夏の甲子園では対戦前に相手チームの打者の傾向やスイングの特徴などを分析したといい「一戦一戦、必勝の思いで必死だったが、準々決勝あたりから日本一を意識するようになった」と明かした。
 優勝の瞬間については「びっくりした気持ちしかなかった」と解説しながら「時間の経過と共に、色んな場所でお祝いしてもらう中で実感するようになっている」と笑顔を見せた。
 今後については「大学かプロ野球」をあげ、プロの球団としては「子どもの頃からファンだった(ソフトバンク)ホークスを希望している」と明言。「プロ野球選手になったら、子どもたちが憧れて応援される選手になりたい」と夢を膨らませていた。
 
大橋監督「野球IQ高かった」
2年から5年の試合出場し活躍



 大橋監督は奥井選手を小学2年から6年まで指導。奥井選手が2年の時に出場した5年試合で2塁ランナーだった際、相手投手が初球を投げる前に必ず1塁へけん制するクセを見抜いた大橋監督がけん制と同時に3塁へ走るようにジェスチャーで指示し、その通りに奥井選手が走ったエピソードをあげ「野球IQの高い子で、センスがずば抜けてあった」と絶賛した。
 一方で、小学生時代の思い出として奥井選手は「大橋監督に教えてもらった打撃フォームが今も生かされている。試合を経験するたびに成長していった記憶がある」と当時を振り返った。
 
「楽しんで野球を」
後輩たちを激励
 
 奥井選手は、城東スポーツ少年団が練習試合のため訪れていた愛荘町の町立スポーツセンター秦荘グラウンドを訪問。本紙のインタビュー後には後輩の小学生たちと一緒にノックを受けたり、捕手のキャッチングを披露したりして汗を流した。
 奥井選手は後輩たちに向けて「野球が好きなことが一番なので、これからも楽しんで野球をやってもらいたい」と激励。城東スポーツ少年団主将の神谷由惟奈さん(11)=5年=は「夏の甲子園で優勝した選手に会えてよかった。(奥井選手は)送球のスピードが私たちとぜんぜん違った」と目を輝かせていた。

2024年8月15日木曜日

「彦根・高松の関係より深める」 親善少年野球の選抜選手招き壮行会

 香川県高松市で18日に開かれる姉妹城都市親善少年野球交歓大会に出場する彦根市選抜チームの壮行会が8日、市役所で開かれ、選手の代表たちが抱負を述べた。
 同大会は両市の交流を深めるため、1982年(昭和57年)から隔年ごとに各市で開かれている。高松市内で開催される今年は彦根犬上の12チームから、6年生の代表2~4人の計36人が「レッド」と「ブルー」に分かれて出場する。6月16日に甲良町内で結団式があった後、合同練習や事前試合を重ねてきた。
 壮行会にはブルーの3人とレッドの2人、彦根市学童野球連盟の役員、保護者らが出席。和田裕行市長は「練習の成果を発揮し、親睦を深めてほしい。彦根の代表としてがんばってください」と励まし、市議会の上杉正敏議長は「酷暑だが体調に十分気をつけて思いっきりがんばってください」と激励。西嶋良年教育長は「高松の友だちとも交流して、つながりを深めてほしい」と述べた。
 同連盟の松本敏明理事長(71)は「これまでの両市の色んな分野での交流をけがすことなく、良い関係を継続していく一助になればいい」とあいさつ。選手を代表して稲枝東小6年の丸谷琉仁君(11
)は「メンバー一丸となったこのチームで高松市の選抜チームと交歓大会ができることを大変うれしく思う。彦根と高松の関係がより一層深まるような熱いプレーをしたい」と決意を述べた。
 
総勢128人高松へ
18日に交流試合
 最後にはひこにゃんが登場し、バットを手に記念撮影に応じていた。同連盟の役員や選抜チームの選手、保護者ら総勢128人は大型バス3台で17日に出発し、翌日に高松市内で交流試合などを行う。

2024年3月13日水曜日

近江高野球部へセンバツ旗 大石新主将「被災地に希望を」

 選抜高校野球大会(センバツ)に出場する近江高校で2月27日、センバツ旗の授与式が開かれた。
 大会主催の毎日新聞の藤田文亮・大津支局長から近江高校の校章が入ったセンバツ旗が、新しく主将に就任した大石尚汰選手(2年)に渡された。大石主将は「滋賀の代表校としての誇りを胸に抱き、能登半島地震の被災地に向けて希望と勇気を与えられるよう、近江の野球を存分に発揮したい」と意気込みを語った。
 岩谷斉校長のあいさつ後、県高野連の大久保雅生理事長は「甲子園ではアルプススタンドの応援が選手たちを押し上げていく。チームにとってはベンチ外の部員たちの力も大事になる」と激励した。
 授与式後、大石主将は「甲子園では自分の役割を果たせるよう、頑張りたい。西山恒誠投手を中心に守りの野球と、1点ずつとっていく近江らしい野球を見せたい」と話した。多賀章仁監督は「春は投手力が大事。しっかりやれば、戦い抜ける」と自信を見せた。

2024年3月12日火曜日

山の湯が古本とレコードの店に 5年前に閉店の銭湯にオープン

 2019年8月に廃業した彦根市中央町の銭湯「山の湯」が古本とレコードの店として3月9日にオープンした。中央商店街で古本屋を営んできた「半月舎」と東京などでレコード店を経営してきた「円盤」の共同経営となる。
 山の湯は1879年(明治12年)創業で、のれんをくぐると左が女風呂、右が男風呂になっていた。入り口を入ると中央に番台があり、脱衣場から浴場に入ると、少し熱い湯、常温、かけ湯用、薬湯の浴槽があった。浴場の様子は彦根出身の画家・上田道三の絵「明治の風呂屋」にも描かれており、外観を含めて明治期の面影を残している。
 彦根市内には多い時期で20軒ほどの銭湯があったが、時代の流れで減少し、10年ほど前に山の湯のみとなった。そして利用客の減少による経営難や設備の老朽化によって約5年前に閉店。その後は不動産業者が借主を探していた。
 半月舎の代表の御子柴泰子さん(37)は以前から山の湯の空間に関心を示し、気にかけていた。昨年8月に円盤の店主の田口史人さん(56)と、山の湯で古本・レコード市を開催した際、多くの来店客で賑わったことから、山の湯での開店を決意。昨年1229日から今年1月8日には2回目の古本・レコード市を開いた。
 半月舎は1月15日に休業、円盤も2月中に拠点を彦根に移し、それぞれ引っ越し作業や建物の一部改修を行い、3月のオープンを目指してきた。女湯が古本、男湯がレコードの店になる。
 
御子柴さんは「古い建物で、古本とレコードの買い物を楽しんでほしい。イベントや企画展示もやりたい」と話している。

国スポ・障スポへカウントダウン 600日前に彦工生が天守型ボード製作

 県内で2025年に開かれる「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」まで今月6日で600日前となることから、彦根工業高校の生徒たちが作った彦根城天守型の「カウントダウンボード」が市内3カ所に設置された。2月5日には市役所本庁舎で生徒たちを招いたお披露目式が開かれた。
 国スポ・障スポの機運を高めるため、市からの依頼を受けた彦根工業高校は3年生の課題研究の一環として、機械科、建設科、電気科が連携して計画からデザイン、製作まで約1年かけて仕上げた。
 本体のフレームを機械科の9人、カウントダウンなどが表示されるディスプレイを電気科の3人、正面に設置の天守の木造部分を建設科の9人が担当。完成したボードは天守の大きさが幅80㌢×高さ1㍍50㌢、奥行きが60㌢の計3台。市役所本庁舎、彦根駅、プロシードアリーナHIKОNEに設置されていて、国スポ・障スポの両大会までの日数や市内での開催競技名、競技別の会期が表示されている。設置期間は両大会の終了まで。
 市役所で開かれたお披露目式には大久保貴生校長や生徒12人らが出席。製作者代表で建設科3年の岡田沙希さん(18)=大薮町=や、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ彦根市実行委員会会長の和田裕行市長らが除幕すると、見学していた市民や市職員から拍手が起こった。
 
市長は「とてもすばらしいボード。国スポ・障スポを盛り上げたい」と礼を述べ、ひこにゃんが生徒たちに記念品を贈った。大久保校長は「3つの科が一つの作品を仕上げたのは初めてで、新たな挑戦の機会を頂けた」と話し、岡田さんは「市民の方にわかりやすく、親しみを持ってもらおうとの思いを込めて作りました。このような貴重な機会を頂き、感謝しています」と語った。最後にはひこにゃんを交えた記念撮影が行われた。

酒粕使ったローチョコ開発 芹橋のハレトケト「美容と健康に」

 彦根市芹橋2丁目のローチョコレートの店「Hareto-keto(ハレトケト) Raw Chocolate&Detox Cafe」が酒粕(かす)を使ったチョコレートを開発し、2月3日に発売。店主の吉田理恵さん(36)は「美容と健康が気になる皆さんに食べてほしい」と話している。
 吉田さんは2018年10月に足軽組屋敷の村山家住宅=市指定文化財=を改装して開店。48度以上の加熱調理をせずに生(raw)のカカオ豆で作るローチョコレートの店として、マスコミにもたびたび登場している。2021年春には近くの古民家に「チョコレート工場」もオープンした。
 
ビーガン商品
リピーター増も
 
 観光客らに滋賀の食材を使った商品を味わってほしいとの思いから、県内各地にある酒蔵の酒粕に着目。ハレトケトのローチョコと、女性が杜氏(とうじ)を務めている喜多酒造(東近江市)の酒粕をミックスする形の商品を新たに開発した。
 商品名は「発酵美容チョコ 潤味(Urumi)」。発酵食品の酒粕を使っていることで整腸作用による免疫力が強化できるほか、白砂糖や乳製品不使用のためビーガンやベジタリアン志向の外国人らにも対応できるとしている。
 吉田さんは「店や彦根を訪れる市民や観光客の皆さんに、この商品をきっかけに滋賀や彦根に愛着を持ってもらい、そしてリピーターにもつなげたい。ビーガンを視点に海外からのインバウンド増にも貢献できれば」と話している。
 商品は16個入り、計約80㌘。1箱1980円。同店、彦根みやげ本陣、さざなみ酒店(いずれも佐和町)、ここ滋賀などで販売(一部予定)。問い合わせは同店☎050(7115)4899。

 

2023年9月12日火曜日

視覚障害者の歩行に支障 中堀沿い歩道のポール3本

 彦根城中堀沿いの県道の歩道にある車止めのポールが、視覚障害者の通行に支障があるとして、障害者と支援者らが8月21日、県湖東土木事務所(彦根市元町)の職員にポールの移動などを現地で要望。県側は問題を認識し応じる姿勢を見せた。

県が4年前設置
大津の事故受け
 
 問題の場所は、県道25号線彦根・近江八幡線と市道立花佐和線が交差するT字路にある歩道で、ポールは立花町の県道内に立っている。2019年5月に大津市内で園児ら16人が死傷した事故を受け、県は19年度に県道交差点に防護柵やポールを整備。立花町の県道歩道には彦根城方面の横断歩道手前に1本、銀座方面の横断歩道手前に2本を設置した。
 しかし、それぞれのポールが点字ブロックと横断歩道の間にあるため、視覚障害者が歩行する際にぶつかるなどの支障が出ている。特に横断歩道から歩道に向かう際、ポールの存在を白杖で確認している間に信号が赤に変わってしまい、戸惑うこともあるという。
 一方で、近くの園の子どもたちも散歩などでこの歩道を利用している。視覚障害者の一人は「園児と視覚障害者の両方が過ごしやすい構造にしてほしい」と話す。
 県湖東土木事務所道路計画課の担当者は「なぜ、そのような場所に設置されたのかは不明だ」とした上で「問題があると認識している。近くの園などと相談しながら、ポールの位置をずらすなどの対処を検討したい」と語っている。

 

稲枝駅西側への専門職大学建設計画なくなる、重要遺構の発見で

映像分野の人材を育てる専門職大学の建設計画があった彦根市の稲枝駅西側のエリア近くで3世紀頃の遺跡が見つかり、同地での開校が困難になっていたことがわかった。市は専門職大学を創設する学校法人吉田学園(大阪市)に市内の代替地を提案している。
 稲枝駅西側のエリアは彦富町にある約4㌶の民有地で、市は当初、県立高専の候補地としていたが、「落選」後に吉田学園側と誘致について交渉。2027年度の開校を目指し、今年3月に基本合意書を締結した。
 吉田学園は大阪と東京でアミューズメントメディアの学校を運営。稲枝駅西側に開設を計画していた専門職大学は1学部・1学科で、映画、アニメ、俳優・声優の3専攻科を設け、1学年100人の4年制計400人の規模を想定していた。
 
稲部遺跡群で大溝跡発見
計画地近く、市は代替地提案
 
 しかし同地は稲部遺跡群の中に位置し、以前から重要な遺跡が見つかる可能性もあった。そんな中、同地近くでの市道整備に伴う市文化財課の発掘調査で、弥生時代後期から古墳時代前期とみられる幅10・8㍍×深さ1・22㍍・長さ約20㍍の大溝跡が昨年11月に発見。その後の学術的な調査で「(周囲を含めて)重要な遺構の可能性がある」とわかり、大溝が専門職大学の建設が計画されていたエリアに延びている可能性も判明。同地で試掘した上での本調査の必要が出てきた。
 文化財課からの報告を受けた市企画課は5月末に吉田学園側に事情を説明。吉田学園側が「早期開校」を目指しているため、稲枝西側のエリアでの開校はなくなった。そのため市企画課は市内の駅近くの地や市有地などを提案している状況だ。計画の白紙について市は否定している。

2023年9月7日木曜日

プロ野球の審判目指し奮闘 鳥居本中の川部大翔君

 彦根市立鳥居本中学校3年の川部大翔(はると)君(14)=鳥居本町=がプロ野球の審判を目指し、学童野球の試合で塁審などを務めている。8月20日に松原町のHPLベースボールパークで開かれた学童野球の試合では三塁塁審で的確なジャッジを見せていた。
 川部君は鳥居本小1年の時に野球を始め、城北小のスポーツ少年団に所属。一時休部があったが、主に捕手を守り、6年では主将を務めた。中学校ではハンドボール部に入ったが、体調不良もあって2年冬に退部。「ほかに何かできることはないか」と考えていたところ、城北小のスポーツ少年団の時に監督を務めていた彦根学童連盟審判部の松本圭生部長(57)の誘いを受けた。
 松本部長は、川部君が中学生になってからも学童野球の審判を手伝っていたため「審判のセンスがあると感じた」と、その腕前を評価。誘いを快諾した川部君は今年2月に審判講習を受けて以降、学童野球の試合で審判を務めている。
 審判を目指した理由について、川部君は「小学生の時からジャッジがかっこいいと思っていた」と説明。その魅力については「際どい判定が必要な際、シーンとする中でのジャッジが楽しい。ヤジがあっても気にしない」と話した。将来の夢については「県の連盟、高野連の審判を務め、最終的にはプロ野球の世界で審判をしたい」と熱く語った。
 彦根学童連盟審判部の審判は平均年齢が55歳(川部君除く)で、人数が川部君を入れて13人。松本部長は「川部君は言われたことを素直に受け入れる。我々もいい刺激になっている」と述べた。

彦根・高松の親善少年野球 2チームずつ対戦 交流深める

 姉妹城都市の香川県高松市の学童野球の代表団を招いた親善少年野球交歓大会が8月20日、松原町のHPLベースボールパークで開かれ、彦根と高松の学童野球のチームが白熱した試合を見せた。
 同大会は両市の交流を深めることを目的に昭和57年(1982年)から隔年ごとに各市で開かれており、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりとなった39回目の今年は彦根を会場に開催。彦犬地区のチームの代表選手がレッドとブルー、高松の代表選手たちがレッドとブラックに分かれて2試合ずつ戦った。
 選手たちはこの日に向けて練習してきた成果を発揮し、いずれの試合も熱い戦いが展開された。4試合の結果は彦根の1勝3敗だった。
 前日の19日には甲良町総合運動公園で開会式があり、「友情の宣誓」「土産・手紙交換」などもあり、互いに健闘を誓っていた。

東レアローズ選手の バレー教室プロシードアリーナHIKОNEで

 平和堂は8月19日、プロシードアリーナHIKОNEで、バレーボールのVリーグに所属する東レアローズの選手を招いた小学生向けの教室を開き、選手たちと小学生が交流した。
 東レアローズ女子バレーボール部は大津市が活動拠点。平和堂はママさんバレーボール大会を開くなどバレーボールとのつながりが深く、東レアローズをサポートしている。
 この日は選手7人が来彦し、午前中に公開練習にのぞんだ。午後のバレーボール教室には城西・平田・金城・稲枝東・稲枝西・甲良の6チームの小学2年から6年までの72人と、サポート役として彦根東高と河瀬高のバレー部員が参加。
 小学生たちは選手のアドバイスを受けながら、各チームに分かれてトスやレシーブ、アタック、サーブなどを練習していた。甲良西小6年の宮本來采(くれあ)さん(11)は「選手の皆さんからのアドバイスを忘れず、練習に生かしてうまくなりたい」と話していた。

2023年9月1日金曜日

ビワフロント彦根オープン 温泉やヴィラ施設、琵琶湖の眺望重視

 ホテルニューアワジグループの「蒼の湖邸 BIWAFRONT HIKОNE(ビワフロント彦根)」が彦根市松原町に8月20日に開業した。内覧会で、木下学社長は「団体や施設と連携して、地域活性化に貢献したい」と述べた。
 敷地面積は3万9508平方㍍、延べ床面積1万1437平方㍍。前身の彦根ビューホテル(※)と同じ10階建てで、入り口からフロントがある最上階まで上がるエレベーターを新設。10階でエレベーターを降りると、井伊の赤備えにちなんだ朱色の漆塗りの自動扉があり、扉が開くと琵琶湖が眺められるレイクビュー方式を取り入れた。
 最上階はフリードリンクがそろうブースやライブラリーコーナー、県内の名産品を販売するセレクトショップ、ワークスペースなどとしても利用できる。
 旧彦根ビューホテルの本館には80室の客室があったが、各部屋を拡張して38室にし、2階から9階までに36平方㍍~110平方㍍(定員2人~6人)の広々とした客室を整備。全室から琵琶湖が眺められる。
 
愛犬とも宿泊グランピング
露天風呂新設、食にこだわり

隣接の旧コテージは22室から3タイプの計12室(定員3~7人)のヴィラを備えたグランピング施設にリニューアル。そのうち9室を愛犬と宿泊できるドッグフレンドリールームにした。
 地下約1500㍍を掘って湧き出た温泉を「びわ湖松原温泉」と銘打って、本館の隣接地に露天と内湯の大浴場を男女ごとに設け、内湯の壁面には琵琶湖産のヨシを張り付けた。またヴィラを含めた客室計50室のうち22室を露天風呂付きにした。温泉は炭酸水素塩泉で、冷え性や疲労回復、健康増進に効果があるという。
 料理については地産地消と健康志向にこだわり、近江牛、ビワマス、ホンモロコなどの湖魚、ふなずしなど発酵食品、地元野菜、北陸地方の魚などを用意。ディナーに和食を中心に洋も取り入れたコース料理、朝は和洋のブッフェ方式で提供。木下社長は「おいしく、かつ健康にをテーマに食材をそろえた。心と体が癒やせるウェルネスリゾートを実現させたい」と話す。
 また敷地内にはテニスコート、スリーオンスリーのバスケットコート、フットサル場、キッズパークを整備し、ホテル内だけで様々なアクテビティーが満喫できるようにもした。ほかに式典や宴会などに使用できるバンケット棟も整備する。
 ホテルニューアワジは淡路島、神戸、京都などで旅館やホテルなどを経営。ビワフロント彦根が17館目で、リニューアルの総事業費は約30億円。宿泊客以外にも来年春以降は宴席やセットでの露天風呂の利用も可能にする予定。
 
地域活性化へ団体と連携
木下社長「従業員113人一丸で」
 
 内覧会後には記者発表が行われた。最上階にフロントを設けたことや全客室から琵琶湖が眺望できるデザインについて、木下社長は「戦国時代の武将たちも見たであろう風景を見ながら、心と体を癒やして英気を養ってほしいとの思いを込めた」と解説。また「地域全体を活性化できるホテルづくりに努めたい。周辺地域のさまざまな施設・団体とも連携したい」と説明し、採用した113人のスタッフのうち9割が彦根市や周辺市町の住民だとした上で「スタッフ一丸となって地元の良さを伝えたい」と語った。

 ※【彦根ビューホテル】前身は1981年7月25日に近江鉄道が運営した彦根プリンスホテル。2008年3月に近江鉄道から、伊東園ホテルズとしてホテルや旅館を経営する「スタディー」(東京都豊島区)に経営譲渡され、彦根ビューホテルとなった。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、2021年8月に「無期限の休館」に入った。翌年1月にホテルニューアワジが買収し、リニューアル工事を進めてきた。

2023年7月10日月曜日

彦根城の堀のハクチョウにパンなど与えないで

 彦根城内の堀で生息するハクチョウにパンなどを与える市民が相次いでおり、彦根城運営管理センターが頭を悩ませている。湖北野鳥センター(長浜市)でも「パンは鳥の健康に良くなく、鳥インフルエンザの感染拡大の恐れもある」と注意を呼びかけている。
 彦根城運営管理センターによると、城内には中堀と内堀にハクチョウが2羽ずついるが、毎日早朝から夕方にかけて市民がハクチョウにパンを与える光景があるといい、その数は確認できるだけで数十人いるという。
 本紙記者が中堀で、3月6日午前9時過ぎに確認したところ、男性がパンを堀内に投げ入れ、ハクチョウのほか、カモやトンビなど野生の鳥類も食べに集まっていた。7日午後5時半頃にも犬と散歩していた女性がエサを与える光景が見られた。男性や女性が近づくと、ハクチョウたちが寄って来ていたため、習慣化されていると思われる。
 
ほかの鳥と「密に」
カモやトンビも
 
 内堀と中堀にはハクチョウ用のエサ場が設けられている。宮川敏明所長(57)は「十分な量の専用のエサを与えている」と説明した上で「パンなどを与えている市民に悪気はなく、善意からやっているようで、こちら側も注意しにくい。パンなどには塩分や添加物が入っており、ハクチョウの健康が心配だ」と話している。
 湖北野鳥センター職員の荒田麻利さんも「塩分が入っているパンはハクチョウの体に良くない」とした上で「人と同じで、ほかの鳥が集まって密な状態になることは鳥インフルエンザの感染リスクが高まる。変異して人に感染する恐れもある」と指摘。トンビがエサを取りに来ている点にもふれ「餌づけされたトンビが人を襲う事例もあり、餌づけ自体が良くない」と話している。

2023年6月27日火曜日

7月16日ランタン250個を作るギネス世界記録に挑戦イベント

 数々のギネス記録に挑戦している彦根市尾末町の寺村邦子さん(68)が、7月16日にアルプラザ彦根4階でランタン250個を作る世界記録に挑む。コロナ禍が収束したことに触れ「希望の明かりを一緒にともしましょう」と協力者を募集している。
 寺村さんは2007年3月の「世界一長~い連続コンサート」を皮切りに、「最多人数のかくれんぼ」「楽器の種類数最多合奏」「靴下モザイクアートの靴下数」「忍者姿で集合した人数」などに挑み、2018年11月の「ノートを並べた長さ」までの16回の挑戦のうち、12件でギネス世界記録を達成した。
 新型コロナウイルスの影響でギネス記録への挑戦イベントも休止状態となっていたが、コロナ禍が収束しつつあることから「休止期間に温めていた」という企画を実施する。
 
7月16日参加募集
 
 参加者が作るランタンは、願い事や希望の言葉を書いた八つ切り半紙を貼り合わせた筒状の上下に、バッテン状の紙をくっつけて、上部に巻き付けた針金を棒に付けて完成させる。持ち物はセロハンテープ、両面テープ、ホッチキス、ノリ、筆ペン、カラーペンなど。参加無料。
 当日の受付は午後3時半から。▽同4時半~30分以内で製作▽ランタンの直径20㌢以上▽一人1個を自力で作る▽不十分な作品はカウント外などの条件がある。ランタンは持ち帰れる。ギネス記録の達成後には屋上でランタンをともす。
寺村さんは「長かったコロナ禍が収束に向かっている中、希望の明かりをみんなでともしたい」と話している。申し込みは7月9日までに寺村さん☎090(5152)3918かメール(pftkun@me.com

2023年6月8日木曜日

中村一雄さん3冊目の写真集「感動の軌跡Ⅲ」を刊行

  彦根市芹川町の中村一雄さん(91)が3冊目の写真集「感動の軌跡Ⅲ」を刊行した。琵琶湖を中心にした県内各所や北海道から沖縄までの全国各地の季節ごとの風景や行事、生き物を撮影した写真をまとめている。
 中村さんは戦後の16歳の時に、父親からドイツ製の中古カメラを買ってもらったことをきっかけに写真撮影にはまり、高校生から続けてきた。1954年の彦根市展で特選を初受賞し、63年の滋賀県展で県展賞を初受賞、67年には市展の無鑑査になった。91年からは彦根写真連盟の会長を務め、日本カメラ誌月例年度賞などを受賞。92年から94年までは彦根や大津、大阪で個展を開催した。2001年に彦根市文化功績者表彰、17年に滋賀県文化功労賞を受賞した。
 写真集は2002年に「感動の軌跡Ⅰ」、14年に「感動の軌跡Ⅱ」を出版。3冊目の今回は彦根を中心に県内各所をまとめた「湖風」と、全国各地の季節ごとの風景を収めた「四季のふれあい」の2部構成で編集している。
 第1部では天守や堀と共に満開の桜を表した「彦根城の春」、長浜の琵琶湖での渡り鳥「湖上のランデブー」、米原の巨木の下で咲くチューリップ「大樹のもとで」など49点を掲載。第2部では富士山を背景にしたこいのぼり「富士に泳ぐ」(山梨)、岡山の工場群「夜霧に煙るコンビナート」、愛知の「躍動する鯛祭り」、長野の上高地「冬来たる」など96点をまとめている。
 中村さんは数年前に体調を崩し、昨年まで入院や療養生活をしていたが、昨年11月に3冊目の写真集を発刊。「これからも体の続く限り、写真を続けたい。撮影することはなかなか難しくなったが、第2の写真人生だと思って助言などで貢献したい」と話していた。
 写真集は
カラー・159ページ。4180円。彦根市内の書店か中村さん080(1425)6031まで。

2023年6月7日水曜日

キャッスルロードにウクライナ料理の店The Fainaオープン

 ウクライナから彦根へ避難しているイリーナ・ヤボルスカさん(52)たちが5月27日、夢京橋キャッスルロードにウクライナ料理の店「The Faina(ふぁいな)」をオープンした。今後はウクライナに残っているイリーナさんの夫で元料理人のローマン・ヤボルスカさんも呼び寄せる予定だ。
 
内装「昔の家」イメージ
キーウやハリコフの写真展示
 
 イリーナさんは母親のギャリーナ・イヴァノヴァさんと一緒に昨年3月末、娘のカテリーナ・ヤボルスカさん(32)とその夫の菊地崇さん(29)が住む彦根市内へ避難。実業家の菊地さんの働きもあり、ウクライナ語で良いという意味の会社「Faina」を立ち上げ、彦根市内を中心に東京や大阪など各地でキッチンカーを運営し、ウクライナ料理の「ムレンツィ(ロシア語でブリンチキ)」などを提供してきた。
 イリーナさんはオンラインでローマンさんと連絡を取り合っていて、昨年12月にローマンさんが「日本で家族と暮らし、一緒に働きたい」と提案。多くのウクライナ人の雇用や本格的なウクライナ料理の提供も実現できるため店舗化を決めた。集めた資金約352万円を活用して、夢京橋キャッスルロードの空き店舗を借りて、菊地さんたちが今年4月からほぼ独自で内装作業をして、5月12日に完成させた。
 カテリーナさんは「ウクライナの昔の家をイメージした。日本の古民家にも似た雰囲気になった」と話す通り、濃い茶色とクリーム色を取り入れた壁が特徴だ。キーウやオデッサ、ハリコフ、リビウなど主要都市の街の写真も壁に貼って、ウクライナの雰囲気を出している。
 
ボルシチ オクロシカ…
ワイン用意、テイクアウトも
 
 1階が40席の店舗で、2階をキッチン、3階を事務所として活用。イリーナさんたちがボルシチや冷スープのオクロシカ、パンケーキのオラードゥシキ、ミートゼリーなどのウクライナ料理を作り、ブランチやランチ、ディナーの時間帯に提供する。ウクライナのワインやヨーロッパのビールも用意。観光客向けにはレモネードやシェイクなどを販売するほか、テイクアウトメニューもある。
 定休日が月曜と火曜。営業時間は土日祝日が午前10時~午後9時だが、ほかは曜日によって異なる。スタッフはイリーナさんとカテリーナさんを含めウクライナ人6人と日本人4人。イリーナさんは「どのような運営になるのか不安だけれど、楽しみもある。観光客や市民の多くの皆さんにウクライナ料理を食べてほしい」と話していた。問い合わせは同店☎070(9118)4662か、https://www.faina.tokyo/。

 

2023年5月8日月曜日

彦根で密かなブーム、フィンランド発祥のスポーツ・モルック(元日号で掲載分)

 彦根市内で密かなブームになりつつあるフィンランド発祥のスポーツがある。それは「モルック」と呼ばれる競技で、昨年12月には彦根モルッククラブ主催で第1回モルックびわこCUP2022が多賀B&G海洋センターで開催。県内外から20チームが出場し、白熱した戦いが繰り広げられた。
 
先に50点で勝利
芸人代表で人気に
 
 使用する道具は、長さ約
22
㌢・直径約5・5㌢の円柱形の棒「モルック」と、1から12までの番号が書かれた12本のピン「スキットル」、投げる位置に置く「モルッカーリ」のいずれも木製の3種類。
 競技方法は、モルッカーリから3・5㍍先にスキットルを所定の位置に置き、モルックを投げて倒していく。1本倒れた場合は書かれた数字が、複数本倒れた場合はその本数が点数となり、先に計50点を獲得したチームが勝利となる。51点以上になった場合は25点からやり直しとなる。
 投げ方は、基本的な下手投げ、スキットルの手前から転がすイメージのラハティ投げ、軽くバックスピンをかける裏投げ、モルックを縦に持って投げる縦投げがある。
 お笑い芸人「さらば青春の光」の森田哲矢さんらが昨年、モルックの日本代表として世界大会へ出場するなど話題になり、全国各地でブームになっている。
 
彦根モルッククラブ活動
原代表「脳の活性化にも」
 
 彦根モルッククラブは市スポーツ推進員を務め、銀座町でトレーニングジムを経営している原啓一郎さん(30)=日夏町=が中心になって昨年6月に結成。毎週土曜日午前7時から同9時まで中央町の外馬場公園に集まり、モルックの練習をしている。メンバーは彦根、米原、長浜、東近江などの幼児から50代までの23人だが、メンバー以外の参加も自由。荒神山公園など市内外のほかの場所でも練習している。
 昨年11月末には千葉県君津市で開催された第2回モルックアジア大会にも出場した。2024年秋には国内で初となるモルック世界大会が北海道函館市で開催される予定で、日本代表として同大会への出場も目指している。
 モルックの魅力について、原さんは「モルックは年齢や性別に関係なくできる簡単なスポーツだが、計算したり、戦術を立てたりする必要があり、頭も使うため、脳の活性化にもつながるスポーツ」と幅広い年齢層でのプレーを勧める。問い合わせは原さん☎080(5751)6034。
 
(写真=優勝した「ビワモル!」の2人)
多賀で「びわこCUP」
彦根の「ビワモル!」優勝
 第1回モルックびわこCUP2022が多賀B&G海洋センターで昨年12月に開催。彦根モルッククラブなど滋賀の13チームを中心に、京都、大阪、兵庫、愛知、福井の5府県からを加えて計20チームが対戦した。
 4チームごとに予選を戦い、上位2チームで優勝決定戦と3位決定戦を実施。この結果、彦根市の野瀬文徳さん(36)と橋山雄記さん(36)の同級生のチーム「ビワモル!」が優勝。4位にも彦根の「伊織軍団」が入った。

2023年2月20日月曜日

彦根藩の足軽が鉄砲で撃った跡の残る的を張り付けた扁額 西明寺で発見

 旧彦根藩の足軽たちが鉄砲で撃った跡の残る的を張り付けた「扁額(へんがく)」(縦約1㍍×横約1・9㍍)が、甲良町の西明寺に残されていることがわかった=写真は谷口徹さん提供。実在した足軽の氏名や文政11年(1828年)に奉納されたことがわかる墨書が記されており、調査した彦根城博物館では「歴史的に重要な史料だ」としている。
 扁額は寺社の建物内外に掲げられる額。西明寺では本堂を整理していた中野英幸副住職(30)が昨年6月に宝庫で発見。元彦根市文化財部長の谷口徹さんや彦根城博物館の学芸員らが調査したところ、約12㌢四方の薄い木に貼られた紙の中央に、直径約5・8㌢の黒い丸が記された的65枚が平らな板に釘でそれぞれ張り付けられていた。
 的には鉄砲で撃った穴があいており、そのうち解読できた12枚には「小澤久右エ門」や「筒川加内」といった足軽の氏名が書かれていた。当時の旧彦根藩の足軽は37組に分かれていたが、足軽大将が変わるたびに組名も変更していたという。文政11年時、小澤は夏目外記(げき)組、筒川は鈴木平兵衛組に在籍していたとする記録が残る。
 彦根城博物館によると、足軽の末えいの家では単独の的が見つかったことはあるというが、調査した学芸員の北野智也さん(33)は「色んな足軽たちがまとまって奉納した扁額は見たことがなく、歴史的にも非常に重要だ。ただ、練習で撃った的なのか、奉納のためだったのか、なぜ西明寺に奉納したのかはわからない」と話している。
 旧彦根藩と西明寺は江戸時代を通して、藩主が諸物を寄進したり、重臣の藩士が本堂の修繕をしたりするなどの交流があった。

2023年2月12日日曜日

彦根出身の絵本作家兼グラフィックデザイナーの月曜のマミンカさんデビュー作絵本カモンダメダメモンスター発刊

 彦根出身の絵本作家兼グラフィックデザイナーの月曜のマミンカさんが昨年、デビュー作となる絵本「カモンダメダメモンスター」を発刊。作品に込めた思いや市民へのメッセージなどを聞いた。
 本名は綱嶋(つなしま)真理子さんで、神奈川県川崎市在住。愛知県知多市から15歳の時に親の転勤で彦根市へ移住。市内の県立高校を卒業し、ファッションの専門学校の大阪モード学園へ入学。卒業後はアパレル会社でデザイナーとなり、グラフィックデザイナーに転身した後は音楽物販やスポーツ、キャラクターグッズ、アウトドアブランドなどのデザインを担った。
 コロナ禍になってテレワークが続くと、小学1年の息子と3歳の娘と向き合う時間が増加。2人のスピード感のある成長を見るうちに「子どもってすごいな、自分も何かできることはないかな」と思うようになり、以前から考えていた絵本制作に取りかかった。そして数カ月にわたる編集の上で昨年10月に初めて絵本を出版した。
 作家名にある「マミンカ」は絵本で有名な国のチェコの言葉で「母」を意味する。またマミンカの前に「月曜」を付けた理由については「少し憂鬱な気持ちのある月曜も頑張っていこう」とのポジティブな気持ちを込めたという。
 
「地元を盛り上げたい」
市内外の園100カ所へ寄贈
 
 デビュー作の「カモンダメダメモンスター」は、いつも「ダメー」とお母さんに叱られているやんちゃなまんたろくんが主人公。叱られても言い訳をしているまんたろくんに3匹のモンスターが現れるというストーリー。
 絵本に込めた思いについて、綱嶋さんは「子どもと一緒の時間が増えれば必然的に叱る回数も増えてしまう。そうすると『またダメと叱ってしまったな』と、親も少し自己嫌悪になることがあるかと思います。でも、この絵本のように今を全力で楽しむ子どもと楽しんでダメと言いながら遊んでもらえたら嬉しいです」と話す。
 絵本の完成後、友だちの協力もあって、彦根市内を中心に東京、神奈川、埼玉、島根など計約100カ所の保育園や幼稚園に寄贈した。また韓国での出版も決定した。
最後に綱嶋さんは「絵本を出版することで人と人とのつながりにとても感動し、勉強させられることがたくさんありました。地元を盛り上げられるような作家でいられるよう引き続き創作活動をしていきたい」と語っていた。
 絵本はA5判変形32ページ、オールカラー。1冊1540円。市内外の書店やアマゾンなどで販売している。出版はみらいパブリッシング(東京都)。

移住コンシェルジュの業務を担うひこね地域おこし協力隊員に原田佳美さん

 彦根市は移住に関する情報発信など移住コンシェルジュの業務を担うひこね地域おこし協力隊員に、大阪府枚方市出身の原田佳美さん(40)を任命。今月4日に市役所で委嘱式を開いた。
 原田さんは大学卒業後、大阪のゴルフ場勤務やカナダ留学などを経て、2019年10月に北海道野付郡別海町の地域おこし協力隊員に就任。移住コンシェルジュとして、フェイスブックやインスタグラムなどSNSを活用しての情報発信で移住促進に努めてきた。
 任期満了に伴って出身地の大阪近郊で就職先を探していたところ、ひこね地域おこし協力隊員の募集を知って応募した。彦根の魅力について、原田さんは「第一印象は都会というイメージ。大阪まで近く、買い物も便利で住みよい街だと思った」と説明。10年ほど前にプライベートで家族と一緒に彦根を訪れたことを明かし「彦根城などを見学して、ひこにゃんにも会えた。良い所だと思った」と懐かしんだ。
 彦根市では移住に関する情報発信や相談受付、移住希望者への就労支援などを担当する予定。原田さんは「彦根はネームバリューがあり、より多くのことを知って頂けるようアピールできたらと思う」と抱負を述べた。委嘱状を渡した和田裕行市長は「まずは彦根の街の魅力を知って頂き、ユーチューブをはじめとしたSNSでの発信をお願いしたい」と求めた。
 原田さんは6人目のひこね地域おこし協力隊員で、移住コンシェルジュとしては3人目。任期は元日から3月31日までだが、年度ごとに最大3年間まで延長できる。