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2022年5月25日水曜日

天守前でラジオ体操禁止に一考

 天守前でのラジオ体操に参加していた市民2人と市長との面談は、その日に中止が決まるという予想外の展開だった。
 背景にはこの問題が全国ニュースとなったことで、性悪説の観点から早急に防犯面を強化せざるを得なかったことがある。文化財保護や防犯・防災の面からすれば、市側の即断は評価できるのかもしれぬ。
 ただし、あまりにも早急過ぎたという感はぬぐえない。小生は、市民との面談後にも市長に質したが、折衷案は本当になかったのか、継続の道はなかったのか―、何とも煮え切らぬ思いである。
 この問題が全国ニュースになった際、ネット上では市側の姿勢を支持する意見が大半を占めた。市長も小生に「このネット上の意見がサイレントマジョリティーだ」と主張していた。だが一市民である小生はそうは思わない。
 そもそも彦根市民は子ども、市内大学に通う学生、高齢者、障害者が身分証の提示で無料となり、ほかの世代も広報誌に折り込まれている無料チケットを使うか、マイナンバーカードを提示するかで無料になる。そのためネット上であった「観覧料を払わずに入場するな」の指摘は市民には事実上あたらない。また長年、彦根城を庭または公園のように身近な存在として接してきた市民性もある。
 ほかの時間外での入場の是非や防犯面への対処を含め、何らかの良きアイデアでの天守前でのラジオ体操を継続させる策はあったはずだ。頻繁に「経営者としての視点で」と唱える市長なら、何らかの良き策を提示すると期待していた市民も少なくないだろう。
 今回の市の措置で、身近だった彦根城の存在は遠くなってしまった。世界遺産を目指すうえで重要な市民の機運醸成に影響が出なければ良いのだが。(山田貴之)

2021年9月13日月曜日

山田貴之 記者が滋賀大学で講義、取材・インタビューの仕方と記事の書き方を教える

 彦根商工会議所青年部は、大学生たちがSDGsに関する取り組みを進める企業に出向くインターンシップの事業を企画。7月6日には滋賀大学彦根キャンパスでインターンシップにのぞむ学生たち向けの取材およびインタビュー講義があり、小生はその講師として学生たちにアドバイスした(写真は青年部提供)。
 学生は滋賀大生22人、聖泉大生3人、流通科学大生1人の1~4回生。小生はまずインタビューの「心得」として▽謙虚な姿勢▽聞き上手で▽知ったかぶりをしない▽(学生・新人のうちは)的外れを恐れるな―などと助言。そしてインタビューの「手順」として、事前準備の大切さや質問の具体的な仕方などを解説し、ロールプレイングの体験の時間も設けた。
 学生たちからは「記者がほかの記者をすごいと思う時は?」「緊張しないために心がけることは何か」などさまざまな質問もあった。最後にまとめとして「インタビューや取材は先方のためだけでなく、新たに知識を得るという点で自分自身のためにもなる」などとアドバイスした。
 今後、学生たちは今月下旬から10月初旬にかけてインターンシップにのぞみ、各企業のSDGsを見つけていき、10月中旬に最終成果を報告。最終的には図鑑にまとめて公表する予定だ。このすばらしい取り組みに小生として今後も引き続き協力していきたい。

 小生は9月3日、滋賀大学彦根キャンパスで「記事の書き方」をテーマに講義をした。7月6日の「取材の仕方」に続く2回目の講義だったが、学生たちの熱心にメモをとる姿が印象に残った(写真は提供)。
 学生たちは、彦根商工会議所青年部が企画したインターンシップ事業に参加している滋賀大学などの約25人。7月の1回目の講義後、各企業に分かれてSDGsの取り組みを取材し、記事(原稿)を完成させるため、この日の講義にオンラインと学内に分かれて出席した。
 小生はまず「記事の役割」について解説した後、「リード文の重要性と書き方」「読者に読んでもらうためのコツ」「見出しのつけ方」などをアドバイス。学生からは「主観的な考えを記事の中に入れるコツはあるのか」などの鋭い質問もあった。
 学生たちが仕上げる原稿は企業ごとに掲載され、今年度中に図鑑(冊子)として発表される予定である。学生たちがどのような記事に仕上げてくるのか、楽しみにしている。【山田貴之】



2020年3月18日水曜日

議会人の務め

 2020年度の当初予算案について、小生は2月16日付の紙面で、前年度の予算案否決という惨事を繰り返さないでおこうとの市長の思惑が透けて見えるとして「議会迎合・自己保身予算」と批判。市議会に対しては「ただ単なる追認で良いのか」と指摘した。
 だが小生は当初、市議会一般質問などでの雰囲気から、予算常任委員会ではその「単なる追認」がなされると思っていた。しかし結果は委員会レベルと言え、否決という惨事を再び繰り返した。大久保市長の短絡的な思惑や自己保身の精神が市議に見透かされたのであろう。
 小生は以前のコラムで、市が提案する議案を承認するだけだった市議会に対し「ベルトコンベヤー議会で良いのか」と非難した。そういう観点からすれば、予算常任委員会で反対した6人の議員は議会人として、いな政治家としての務めを果たしたと言え、高く評価できる。
 そして焦点は本会議での採決の行方に移る。市がこのままの内容の予算で貫き通すのか、議会側から修正案が出るのか、そして鍵を握る最大会派の公政会の議員諸氏が「議会人としての務め」を果たせるのか―。俄然注目の市議会となった。【山田貴之】

2020年3月13日金曜日

新型コロナウイルス初感染で…

 時間の問題ではあったが、滋賀でも初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。今後、彦犬地区をはじめ県北部でも感染者の発生があるかもしれないが、私たちには冷静かつ良識ある行動が求められる。
 特に量販店やドラッグストアで最も入手困難になったマスクを巡っては、国難に対して冷静な態度をとってきたはずの日本人が取り合いの喧嘩をしたり、言い合ったりする様子がネット上で騒がせている。マスク不足の深刻な状況に対し、国がメーカーからマスクを買い取ったり、異業種のメーカーがマスクを製造したりする事態にまで陥っている。
 この話題のマスクだが、その役割は感染者からのせきやくしゃみによるウイルスの飛沫予防であり、健康な者のウイルスに対する感染予防はあまり期待できない。つまりマスクは、感染またはその疑いがある者向けであり、それ以外の者にとっては気休めの道具でしかなく、WHOも推奨していない。
 一方で効果もある。人は無意識を含めて一日に何度も顔を触っているとされ、手に付着したウイルスが口や鼻、目の粘膜から侵入する恐れがあり、マスクを装着することで顔を触る予防にもつながる。
 マスク不足に伴い、マスクを手作りする者も出ており、インターネット上では作り方サイトが人気を集めている。ハンカチなどでマスクの形状を作り、中に医療用ガーゼを中に入れる方法だ。
 ウイルスに対し多くの人間は無力であり、できる予防策は限られている。マスクが手に入らないのならば、日ごろの手洗いとうがい、アルコール消毒の励行、そして密集する場所には近寄らない習慣をしばらくの間、心がけて実践するしかないだろう。(山田貴之)

2020年2月20日木曜日

議会迎合・自己保身予算

 2020年度の当初予算案の特徴を一言で表すなら、「議会迎合・自己保身予算」と言えるだろう。
 2019年度の当初予算案では大幅に事業を削減したことがあだとなり、市議会で予算案が否決されたが、そのような市制初の惨事、いな珍事を「二度と繰り返したくない」との市長の思いが透けて見える。そして、もし大幅に削減した新年度予算案を提案し、再び市議会で否決された場合、市長不信任案の再提出が濃厚のため、それを避けたいとの思惑もあったのだろう。さらに踏み込めば、来年春に市長選を控え、庁舎耐震や新市民体育センターなど大型事業を「実績」として積み上げたいとの狙いもあったに違いない。
 ただ、そのような市長の自己保身のツケは市民に回り、将来の子どもたちが負うことも忘れてはならない。市債残高は1000億円を超える見込みで、広域ごみ処理場など大型事業が残るため、更に次年度以降もその残高が増えるのは必至であり、実質公債費比率も悪化している。
 市長は給与削減案を2月議会に提案するが、市の財政状況の健全性にとってはすずめの涙程度である。
 「議会迎合」予算を受け、市議会は迎合をただ単に追認するのか、更なる行財政改革を求めるのか、2月議会を注目したい。【山田貴之】

2019年12月19日木曜日

市長への辞任要求は当然の感覚

 昨年8月31日まで市職員だった黒澤議員が、職員時代にトップだった大久保市長と、市職員から昨年4月1日に副市長に就いた山田氏を痛烈に批判。市長には辞任を迫る勇敢さを見せた。
 小生は黒澤議員が市職員だった時代から知るが、良くも悪くも「大人しそうな方だな」との印象しか残っていなかった。市議になって以降もこれまで、1期目ということで存在感はあまりなかったが、今議会で議員としての頭角を現した。1年生議員ではほかの同期と比べて一歩も二歩も抜きん出たと言ってよい。
 レームダック状態の惨憺たる状況の現市政に対する黒澤議員の批判は、元市職員として市内部を把握しているという観点から説得力があり、信ぴょう性がある。一方の山田副市長は60歳の黒澤議員より5歳年上のため、同議員の質問(批判)に対して指を差しながら文句を言い、谷口典隆議員から注意を受ける場面もあった。火中の栗を拾った山田副市長にとっては気の毒ではあるが、これら元市職員同士が対立する構図の元凶は、大久保市長の政治家として、または行政トップとしての力量不足たる所以である。
 黒澤議員同様、小生もこれまで幾度となく指摘してきたが、市長が政治家らしく真に市民の幸せと将来の彦根の発展を願うのなら、その最善策は自ら辞することだと再度、忠告しておく。【山田貴之】

2019年12月3日火曜日

政治(不祥事等)の敵は「時」の経過

 彦根市都市建設部の前部長らと岐建滋賀支店の社員が地方自治法施行令違反にあたる裏合意を行い、調停を経て契約を解除した。その後、3度の入札が不調に終わったため、8月に副市長が「随意契約の可能性」を含めて岐建側と協議。しかし「随意契約の要件を満たさない」案件とのことで、4度目の入札が行われ、結局は岐建が再び落札した。
 法令違反により前副市長が辞任し、百条委員会で法令違反の行為を認めた前部長が(最も軽い)処分を受け、契約を解除、そして再びその業者と契約を結ぼうとする―。この流れに疑念を抱くのは当然の感覚だが、「許容」または「容認」の雰囲気が市議会を中心にあるのも事実である。
 政治の舞台において、ある不祥事が起こった場合の最大の敵は「時」という、時間の経過である。国政をはじめ、小生たちはこれまでに幾度となく、その流れを目にし、経験してきた。それは何も政治の舞台に限らず、数々の事件においても同じ指摘ができ、事件・不祥事直後の熱さが時の経過で冷めるという流れがこの人間社会にはある。
 12月議会では庁舎耐震化と合わせて、建設費が13億円の増額となった市民体育センターの建設の行方も焦点になる。時の経過によって過去の不祥事を許す感覚や、早期に完成を願う思いはいかにも人間的だが、行政と対峙するはずの議会という地方自治制度の役割からすれば徹底的な議論(抗戦)を願いたいものだ。【山田貴之】

2019年4月26日金曜日

彦根市議選 新しい顔ぶれ決まる、24人に当選証書付与

 彦根市議選は21日投開票が行われ、現職14人、新人10人が当選。翌日には当選証書が付与された。
 市議選は大久保貴市長の現市政への評価を争点に行われ、現職の矢吹安子氏(72)が市長与党会派の「逆風」をものともせず前回に続きトップ当選。最高齢の獅山向洋氏(78)も3位の得票数で、当選後、本紙の取材に「新たな気持ちで次々とあらゆる策を打ち出していきたい」と熱く語った。
 新人では市長の要請で出馬した近江ふるさと園元職員の小川吉則氏(60)や、ユーチューバーの堀口達也氏(30)が当選。前回の選挙で落選した伊藤容子氏(56)は当確の知らせを受けて、集まった支援者たちと抱き合いながら喜び、花束を受け取って万歳三唱。本紙のインタビューに対し「これで市民の皆さんの思いを市に伝えていくことができる。公共交通網の充実や観光振興など進めるべきことは多くある」と意気込み、現市政に対しては「是々非々で対応し、一つ一つの問題について慎重に判断したい」と述べた。
 一方で田附隆司氏(64)と松野和則氏(51)は落選。そのうち田附氏は当選した新人に対して「自分なりの考えを持ち、議会運営にあたってほしい」と話していた。
 市議選の当日の有権者数は9万0414人、投票者数は3万9230人で、投票率は前回の50・05%から大幅に下回り、43・39%。市制施行以降で過去最低だった前々回の45・65%も下回った。原因としては争点がほとんどなかったことや立候補者数が少なかったことが考えられるが、市選管の小川良紘委員長は「残念な結果だと思っています。原因を分析したい」と話した。市内38カ所の投票所のうち最低が旭森小体育館の32・20%で、次いで野良田公会堂(35・57%)、高宮地域文化センター(35・66%)。最高は稲枝北小体育館の71・50%。
 当選した24人への当選証書の付与式が22日、大学サテライトプラザ彦根であり、市選管の小川良紘委員長から一人ずつに証書が渡された=写真。
 式後、新人の堀口氏は「身の引き締まる思い。早く彦根市の発展のために貢献できるように、議員の仕事について全力で学ばせて頂きたい」と抱負を語った。また「盟友」の北川元気議員と行動を共にすることを明言した。
 豊郷町長選は現職の伊藤定勉氏(71)が、新人で自民が推薦した前田広幸氏(47)を破り4選目を果たした。得票数は伊藤氏が1902票、前田氏が1376票だった。

 市議選の結果でまず注目されるのは30歳のユーチューバー・堀口氏の当選である。選挙カーを使わず、バイクで街宣し、北川議員や仲間たちと各所で街頭演説をした。西村久子県議や市長選の出馬経験者の応援も功を奏したほか、インターネット上での選挙や若さゆえに有権者うけしたのだろう。堀口氏がどのような人物なのか、小生はまったく知らない多くの市民の一人だが、堀口氏には落選した2人の分まで市政発展のために頑張ってほしい◆さて選挙期間中にあった事案として、甲候補が選挙事務所にしていた公共施設で乙候補が個人演説会を実施する際、乙候補の陣営が甲候補の名前が記された看板などを外させたという◆法的には問題ないようだが、乙候補の陣営の行動は「選挙妨害」や「嫌がらせ」と受け止められても致し方なかろう。甲候補の陣営によると、乙候補の地盤にある施設で個人演説会を予定していたが、前日になって「何らかの圧力で」できなくなったという◆選挙は戦であり、「妨害」も一つの手かもしれないが、倫理的、道義的に反する手法はなかったか、乙候補の陣営には再点検して頂きたい。           (山田)

2019年3月11日月曜日

彦根商工会議所会頭を務めた永昌堂印刷会長の北村昌造さん死去

 彦根商工会議所の会頭を務めた永昌堂印刷会長の北村昌造さんが2月28日に亡くなった。83歳だった。3日に通夜、4日に告別式が営まれた。
 通夜には企業や行政の関係者ら約500人が参列。喪主で永昌堂印刷社長の北村修久(のぶひさ)さんは「地域の皆様に長年にわたってお世話になり、心よりお礼申し上げます」と述べた。葬儀委員長は平和堂会長の夏原平和さんが務めた。
 北村さんは2001年11月から13年10月まで彦根商議所会頭を務め、滋賀経済同友会代表幹事や滋賀県印刷工業組合理事長なども歴任した。11年2月に市功労者表彰を受賞している。

 生前の北村さんは商工関係でご尽力されたほか、2007年3月から11月まで行われた彦根城築城400年祭の実行委員会と、08年6月から10年3月まで開催の井伊直弼と開国150年祭の実行委員会の会長も歴任。築城400年祭に合わせたキャラクターを選考する際、応募のあったイラスト10点のうち絞られた2点から06年2月にひこにゃんを選んだのが、北村さんと当時市長で現市議の獅山向洋氏でした。
 10年10月にひこにゃんファンクラブが発足すると会長に就任。ひこにゃんの誕生日イベントの際にプレゼントする役目が北村さんで、以降も海外出張に同行するなど、ひこにゃんの成長を見守られていました。
 16年4月に天守前で行われたひこにゃんの10歳の誕生日で、北村さんは「10年後にひこにゃんは20歳になります。引き続き、応援をよろしくお願いします」と話され、20歳を一緒に祝いたいように感じました。
 小生にも公私の場でお声かけ頂き、今後もあの穏やかなお姿を忘れることはありません。心よりご冥福をお祈りいたします。        (山田)

2018年12月3日月曜日

彦根市の川嶋主導説 疑問

 庁舎耐震化の裏合意問題における責任の所在について、大久保市長の認識が市民の感覚とずれがあるため、これまでの経緯を再度整理しながら、責任の所在を明らかにしたい◆この問題の最大の焦点はどの市職員が主導し、地方自治法施行令の違反にあたる裏合意を施工業者と結んだかである◆市長の見解は、川嶋前副市長の指示を受けて前都市建設部長の山本氏が裏合意を結んだというものだ。先の臨時議会でも市長は「一部工事の取り止めなど仕様の変更を川嶋氏が指示した」と主張した◆しかし市議会が設置した百条委員会で、山本氏は地方自治法施行令違反にあたるとの認識を示した。一方で、川嶋氏は「契約内容そのものは変わらないと報告を受けていたため、最終的に了承したのは事実。今から思えば矛盾する話だった」と釈明。そのうえで、市が作成した報告書に対しては「作為的に作られている印象で腑に落ちない。あらかじめストーリーが描かれて、その流れから外れないよう作られたと疑念を抱いている」と、違法行為や裏合意への関与をきっぱり否定した◆百条委が作成した報告書でも、その責任の所在は曖昧だったものの「契約を進める時点で地方自治法施行令違反を理解していたのは山本前都市建設部長だけだった」などと記し、市の川嶋主導説にはふれなかった◆それにも関わらず、市は川嶋主導説に基づいた懲戒審査委員会の結果を尊重し、山本氏に対して最も軽い処分で幕引きを図った。また公表した処分理由の中では「川嶋氏の違法な命令に(山本氏が)従い、部下に違法な命令をした」とまで言い切った◆先の臨時議会でも獅山向洋市議や山内善男市議らが疑問を投げかけていたが、市長はあくまでも川嶋主導説に基づく持論を展開していた◆確かに真相はあいまいであるのは否定できないが、川嶋主導説を断定する形で幕引きを図ろうとする市の姿勢には、首を傾げざるを得ない。来週からの12月議会での議論を市民と共に継続して注目したい。【山田貴之】

2018年10月25日木曜日

立憲民主党へ田島一成氏入党

 立憲民主党滋賀県連合(笠原吉孝代表)は17日、彦根勤労福祉会館で前衆院議員の田島一成氏と語る市民対話集会を開き、田島氏は同党へ入党する考えを示した=写真。
 昨年10月の衆院選で民進党が事実上解党し、同党の党員たちは小池百合子都知事らが立ち上げた希望の党、リベラル派の立憲民主党、無所属に分かれて選挙戦にのぞみ、田島氏は希望の党として戦ったが敗北した。
 対話集会で田島氏は、「衆院選前の小池氏の『排除』発言に対して疑った一人だが、解散からの期間が短く、滋賀のほかの選挙区の2人を置いて無所属で出ることはできなかった」と釈明。
 立憲民主党への入党を決意した理由については「原発ゼロ基本法の成立が盛り込まれていることなど、政策に違和感がないと判断した。安倍政権は憲法改悪にまっしぐらで、森友加計問題の真実をごまかしている。戦うべき相手は明確であり、政治家としての歩みを進めたい」と述べた。
 対話集会では来場者からの質問があり、安倍政権が進める憲法改正への考えを問う質問に田島氏は「憲法改正の議論は積極的にやろうという考えだが、現憲法下で不都合があるのかの議論が必要だ。地方分権や環境に関する項目を加えることも一つだ。平和を築いてきた9条を変えるための憲法改正は本末転倒だ」と語った。
 集会後、笠原代表は田島氏から9月2日付で入党申請があったことを明かし「一緒にやっていこうという思いが強くなった」と話し、田島氏の入党を決めたと発表した。今月22日に守山市内である幹事会に報告する。
(メモ帳)
 田島氏は彦根市議から滋賀県議、そして国会議員へとのぼりつめた、まさに「彦根の星」とも言うべき政治家であり、市内の小中学生でも知る有名な彦根市民である◆しかし、対話集会で豊郷町に店を構えるAさんは多くの有権者が抱いている思いを代弁した。Aさんは田島氏が彦根青年会議所の理事長を務めた際や、県議選の選挙応援をした時の印象について「演説が心に響き、この人はすごいと思った」と賞賛した後、「でも今の田島さんは現政権の批判ばかりで、心に響かない。もっと大きな夢を語ってほしい」と指摘していた◆民進党から希望の党へ事実上の入党、そして立憲民主党への入党、この1年の動きだけを見ても、事大主義的な政治姿勢は決して評価されるものではない◆対話集会で田島氏は「私の理念である現場主義を初心にかえって、もう一度やり直す」と話し、また「支援者からは違うステージで戦ってはとの意見もあった」と明かしていたが、それならばもっとも現場である彦根市長選も選択肢の一つであろう◆衆院選は早ければ来年夏の参院選との同時期にあるかもしれず、彦根市長選は任期満了でいけば、まだ2年半以上先になる。しかし現市政は不安定さが目立ち、早まる可能性も否定できない。「彦根の星」である田島氏が市長選に出れば、自民系も対抗馬は探しにくく、当選はほぼ間違いないだろう◆田島氏が今後、どのような政治家を目指すのか、いかなる政治的決断をするのか、注目している彦根市民は少なくない。【山田貴之】

2018年2月23日金曜日

百条委に追及していた3議員入らず

 百条委員会が設置されたが、委員の中に庁舎耐震化に対して熱心に質問してきた獅山向洋、谷口典隆、奥野嘉己の3議員が入っていないのは何とも心許ない◆特に奥野議員や谷口議員は本紙でも紹介している通り、問題になっている「裏取引」の疑惑を昨年6月議会で追及していた。そして獅山議員と合わせ、いわば三枚看板の全員が百条委の場にいないことになった◆一方で、百条委の設置が決まった後に開かれた企画総務消防常任委員会には獅山、谷口両議員が委員として入っており、早速、市長らを追及。まるで百条委が始まったような問答だった。同委員会は今後も百条委と並行し継続して開かれるとのことだが、百条委の委員に就いた市議は同委員会に負けぬよう、前記の3人の協力を得ながら真相究明にあたって頂きたい◆そして翌日に市は土壌汚染の問題を発表。まさに踏んだり蹴ったりの様相であり、庁舎耐震化の先行きの不透明感が更に増した感は否めない。(山田貴之)

2017年12月16日土曜日

築城410年祭から何を得たか

 ある市外の住民「彦根はさまざまなイベントを企画して素晴らしい。我がまちも見習うべきだ」。ある彦根市民「彦根城築城410年祭と同様のイベントを近隣他市が催していたとしても、どれほどの市民が訪れたであろうか」
 ◆小生が耳にした市外住民の声は「隣の芝生が青く見える」とのことわざ通りの感想である。一方の市民の意見は大多数の市民が抱いている率直な思いであろう。小生はいずれも誤りではないと確信しており、築城410年祭推進委員会の小出英樹会長も閉幕式のあいさつで「結果としてできたことと、できなかったことがたくさんあった」と話していた
 ◆「できたこと」とは近年では最多の来場者だった航空自衛隊のブルーインパルスの飛行であり、「できなかったこと」とは(あえてその名を上げないが)斬新過ぎるイベント等を指すのであろう。とどのつまり、「できたこと」と「できなかったこと」の差異は観光客が訪れた点よりも、いかに彦根市民や近隣市町の住民がイベント会場に足を運んだかである
 ◆イベントを企画する際、「市民参加型」を勧める意見が頻繁に聞かれるが、小生は築城410年祭を含めたこれまでのイベントから、ここでいう市民参加型とは、市民が企画に携わるという視点よりも、市民がいかに客として会場に足を運ぶかを重視するべきだと考える。彦根の市民性という観点からも後者の視点に重きを置くのが賢明だ
 ◆小出会長は閉幕式で「築城410年祭で彦根全体にノウハウが身についた」とも語っていたが、その「ノウハウ」を生かすためには、彦根という独特の市民性や、まちの風情に合わしながら、という条件付きが必要になる。【山田貴之】

2017年11月24日金曜日

「国宝五城案」も並行協議を

 西村教授の講演は彦根城の世界遺産登録を進める上で、「国宝五城案」を再び俎上(そじょう)に載せる転換点にもなり得る極めて画期的な内容であった◆西村教授の講演後の質疑応答で、現市政で世界遺産を担当する山根裕子副市長は国宝五城案などシリアルノミネーションに対して慎重な意見を述べていた。しかし西村教授は日本イコモス国内委員会委員長を務め、ICOMOS副会長を歴任した世界遺産の第一人者である。そのような権威のある方の提案を差し置くことができようか◆元々、国宝案は獅山向洋市議の市長時代に持ち上がり、「彦根城と城下町」と並行して議論されてきたが、大久保貴市長(山根副市長就任)以降、国宝案は無くなったという経緯がある◆しかし今回、西村教授は「国主導による国宝五城案」を提案し、更に講演の中で「文化庁は申請があれば考えるとの意向を示している」という趣旨の発言もしていた◆彦根城が世界遺産の暫定リストに記載された平成4年以降、遅々と進まぬ今般。そして世界遺産登録への数々のハードル。現行の「彦根城と関連の歴史建造物」で遅々と進まぬ中で、西村教授は一石を投じたと言え、再び「国宝五城案」を加えて並行して協議を進めてもよかろう。(山田貴之)

2017年9月14日木曜日

彦根の桐生君から世界の桐生選手へ

 日本人初の9秒台を出し、今や時の人になった桐生君だが、小生が桐生君と最初に出会ったのは今から7年前の8月、まだあどけなさが残る中学生の桐生君だった◆その時の記事は、陸上競技200㍍で中学生・全国ランキング1位だった桐生君にインタビューした内容で「全国1位を目指す」とだけ抱負を述べていた◆洛南高校2年時に100㍍10秒21の高校記録を出した際は、桐生君の自宅でインタビューし「目標は4年後のブラジル・リオで開催される五輪に出場。そして9秒台を出したい」と語っていた。いずれの目標も達成したのだから、舌を巻かざるを得ない◆また平成26年の元日号で特集ページを掲載するため、前年12月ごろに再び自宅を訪問。小生の「国民は日本人初の9秒台を期待しています」の問いに、桐生君は「まずは10秒0台をコンスタントに続けて、そのどこかで9秒台が出せれば良いなと思っています」と答え、また「2016年にはブラジル・リオで、20年に東京で五輪がありますが」の質問には「まずは両方の五輪に出場することが夢です。そのためには、海外の選手たちと対等に勝負できる体作りに努め、五輪では決勝に進めれば良いと思います」と答えていた◆ちょうど、この頃は東洋大への進学が決まっていた高校3年生の時で、小生の帰り際に母親の後ろから恥ずかしそうにしていたのを記憶している。桐生君が大学進学後も帰郷時などに他のマスコミと一緒に取材することはあったが、堂々としたマスコミ対応に、すでに彦根の桐生君から日本の桐生君になったなと陰ながら眺めていた◆そして9秒台を出したことで、桐生君は「世界の桐生選手」になり、日本国民の憧憬の的にもなった。だが、小生ら市民にとってはいつまでも彦根の桐生君であり、市民の一人として桐生君の活躍をこれからも応援し続けていきたい。 (山田貴之)

2017年7月31日月曜日

全国高校野球選手権大会滋賀大会決勝、彦根東高が近江高破り4年ぶり2度目の甲子園出場

 8月7日から始まる第99回全国高校野球選手権大会の滋賀大会決勝戦が26日、大津市の皇子山球場であり、彦根東高校と近江高校の彦根勢が対決。東高が4―1で近江高を下し、4年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。
 初回に1点を取った東高は3回に近江高に同点に追いつかれるも、5回に勝ち越し点を入れ、6回には辻山知志選手(3年)の右翼への2ランでだめ押し点を入れた。投げては稲枝中出身の増居翔太投手(2年)が完投。投打ともにかみ合った試合運びで勝利した。
 試合後、村中隆之監督は「選手たちが本当によくやってくれた。甲子園に出るだけが目標ではなく、勝つことをこの4年間ずっと考えてきた。出るからには優勝目指してがんばりたい」と話していた。
 また増居投手は「先輩が1球ごとに声をかけてくれ、緊張することなく投げられた。打線を信じていたから、思いっきり腕を振れた」と話していた。
 彦根南中出身で一塁を守った吉本孝祐選手(3年)は「子どものころからの夢だった甲子園に出場できるのでうれしい」と語っていた。
 一方で敗れた近江高校は増居投手を打ち崩すことができず、6安打に抑え込まれた。アルプス席では4番を打った佐和山小・彦根東中出身の笠井彰吾選手(3年)を応援するため、佐和山小の4年から6年生までの野球部員11人が応援に駆けつけ、笠井選手が打席に立つと一際大きな声援を送った。部員で6年生の寺田陽菜さん(12)は「選手の皆さんはすごくかっこいい。ぜひ勝ってほしい」と話していた。
投打まとまる堅実野球
 彦根東高は投手、打撃、守備、走塁いずれも穴が少なく、堅実野球で滋賀大会を勝ち上がった。そして近江高と戦った決勝戦は、まるで横綱相撲のような戦いぶりであった。近畿高校野球春季大会の準決勝では強豪の大阪桐蔭に3対4で惜敗したが、投打ともにその頃よりも更に強くなっており、甲子園では上位進出が大いに期待できる◆エースの増居投手は球速が135㌔ほどだが、出所の見えにくいフォームとキレのある球で、対戦した打者から「浮き上がってくる直球」と評されるように、打者は球速以上の速さを感じ、明らかに打ちにくそうにしていた◆甲子園でも左腕の力投が見られると思うが、小生がもう一つ注目したいのは打線である。決勝でもホームランが出たが、クリーンアップ以外も長打力があり、活躍が期待できる。小生は東高の野球部員が毎日のように自転車で東高と地蔵町のバッティングセンター間を行き来している姿を見ており、その成果が打力アップに繋がっているのであろう。好投手が登場する甲子園でも力負けしない打撃を期待したい◆さて弊紙では東高の甲子園出場を祝い、特集号の発刊を予定している。彦根をはじめ湖東湖北の選手へのインタビューなどを取り上げていきたい。読者の皆さまからの企画提案や応援メッセージも募集している。(山田)

2017年7月10日月曜日

川嶋氏の辞任意向について

 副市長の川嶋氏が辞任の意向を示していたとする情報は先週前半から流れ始め、先週末から今週にかけては市内部や経済界にも広がった◆一時は辞任濃厚との情報が流れたが、市内の重鎮らの説得もあってか、川嶋氏は先月30日、職務に復帰。現市政の「屋台骨」の復帰に重鎮らからは安堵の声が聞かれた◆辞任直前まで至った最大の原因は、大久保市長が川嶋氏に頼りすぎていた点だといえる。市役所耐震化問題で始まり、近々の広域ごみ処理施設の選定問題まで、積もりに積もった市政課題に川嶋氏が尽力していたことは市政に携わる者には周知の事実であった◆一部の関係者の間では、広域ごみ処理施設の建設候補地が愛荘町竹原に決まったことに対し、市内の候補地の選定に向けて動いてきた川嶋氏が責任をとったとする見方もある。また有力視されていた市内の候補地を選定しなかった市長への不信から辞任の意向を示したとの意見もある◆いずれにしろ、2期目が始まったばかりの大久保市長にとっては、副市長を辞任直前まで追い込んだという責任論が今後、問われそうであり、一部の市議からは「不信任」の声もあがり始めている。議会等で市長がいかに説明責任を果たすのか、今後の市政運営と共に注目していきたい。     (山田貴之)

2017年6月7日水曜日

彦根城でブルーインパルスの展示飛行に5万人以上が来場

 ブルーインパルスの展示飛行が4日、彦根城周辺の上空で行われ、5万人以上が来場した。
 彦根城築城410年祭を記念して開催され、関連イベントが行われた彦根眺城フェスの会場となった金亀公園には朝早くから入り口前に並ぶ来場者がいた。開場後も眺城フェスの中で行われた井伊椀グランプリなどの各テナントの商品を買い求める人たちの行列ができていた。
 ブルーインパルスの展示飛行では6機が彦根城から半径10㌔㍍の空域を使って、スモークで桜模様やハート型などを描いた。約20分間の展示飛行だったが、ブルーインパルスが登場し技を披露するたびに歓声が沸き起こっていた。
 なおこの日の彦根城への入山者数は彦根城管理事務所によると8849人で、いつもの日曜日の入山者数と比べて2倍ほどだった。

 この日の彦根はまさに人、人、人でごった返しの一日だった。公式には城内2万人、金亀公園3万人だったが、小生の見た感じでは5万人以上は来場し、市内全域を入れると倍近い人が観覧したのは間違いない。一日の来場者数としてはここ近年で最多であろう◆大きな混乱もなく、終了することができ、また多くの観光客が前日または前々日から宿泊し、夢京橋キャッスルロードなど市内の飲食店や土産店も多くの人で賑わっていたことを考えると、経済的効果はかなりあったに違いない◆ブルーインパルスのイベントは彦根商工会議所青年部が主管し、当日も会員たちをはじめ、市民ボランティアが会場の運営や清掃に尽力していた◆願わくば2回目も開催して頂きたいが、そうは問屋が卸さないであろう。ここまで成功するイベントを模索するのはなかなか難しいかもしれないが、観光の関係者各位には今回のイベントを一過性に終わらせず、良き手本としてご尽力頂きと願う今日この頃だ。       (山田)

2017年4月27日木曜日

市長選の分析

 ※解説=今回の市長選の注目点は現職に対する批判票が信任票を上回った点と、田原氏への予想以上の支持である。
 大久保氏は前回の市長選では1万6903票を獲得し、当時の現職に7000票以上の差を付けての圧勝だった。今回も知名度で劣る新人2人が相手だったため、再び圧勝を予測する声があったが、結果は前回よりも票を減らした上、批判票は信任票より大きく上回った。
 この原因は市役所本庁舎の耐震化などを巡る市政の混乱、次期市政における大規模事業の先行きへの不安、有力な支援者との癒着に対する危惧、民進党色が強いことへの嫌悪感などがある。
 これら次期市政への懸念は次号のコラムで論じる予定だが、大久保氏は批判票を真摯に受け止め、大規模事業をはじめ、見直すべき事項は計画を改める必要がある。市長選で対抗馬の前川氏を支持した市議が約10人いることからも、市議会が計画通りに承認するとも思えない。
 そして、もう一つの注目点は田原氏の得票である。議員の支援を受けない同級生を中心にした選挙戦は苦戦が予想されたが、8000票を超えるという大健闘だった。この原因としては、▽降雨の中で街頭演説をするなど公示前からこまめに活動してきた▽対現職の政策をわかりやすく率直に論じていた―ことなどがあるが、マスコミや他陣営を驚かせた得票で、選挙は組織だけではないことを改めて認識させられた。       (山田)

2017年4月20日木曜日

大野県議の集会に現職参加

 「彦根市大野和三郎を育てる会」は、市長選告示日の16日夜に、ひこね燦ぱれすで国政県政報告会を開き、大野県議が支援する大久保候補も「ゲスト」として参加した。
 報告会の冒頭、大野県議は「滋賀は南高北低で、湖東地域はインフラ整備が遅れている。そんな中で国体の主会場が彦根に決まった。大久保さんでなければ彦根に誘致できなかった」と持ち上げた上で「外町の交差点の渋滞を解消させて、多賀のスマートインターチェンジを整備すれば、彦根城、多賀大社、湖東三山に今より多くの観光客が訪れる」と解説。「この地域の経済を活性化させることで財政面も良くなり、その財政を教育や福祉に回せる」と語った。
 自民党の小鑓隆史参院議員、上野賢一郎衆院議員、二之湯武史参院議員も大久保候補への支持を求める演説をした後、大久保候補が登壇。「何年も動かなかった国道8号線バイパスを進めようとして頂いている。平成36年の国体はチャンスであり、都市基盤の整備を着実に進めていきたい」「福祉や教育の面もできることからやってきた。財政は良くなっており、貯金も増えている。政策を遂行できると自信を持っている」と述べ、ガンバローコールで締めくくった。
◆メモ帳
 彦根市長選告示前の13日夜に、市内の葛籠町公民館で「図書館整備についての意見交換会」があり、現職市長の大久保氏と大野県議が答弁者として参加した◆図書館について現市政は、中央館を河瀬・亀山学区に整備する計画であるため、同学区に位置する葛籠町、犬方町、法士町、出町の4自治会が意見交換会を企画。地元住民100人ほどが参加した◆大久保氏は図書館の整備計画や4年間の実績をアピールして退席し、中盤以降は住民の質問に大野県議が答える形式となり、彦根市の財政面にゆとりがあることを強調しながら、大久保氏への支持を求めていた◆この意見交換会を傍聴して違和感を抱いたのは、大久保氏と大野県議の「蜜月ぶり」よりも、ほかの彦根の県議3人は何をしているのか、という疑問である◆地元住民によると、中山道の交差点の危険個所について、大野県議に立ち合いを求めて、行政側と交渉にあたってもらっているという。確かに県議会の選挙区は前回の選挙から彦根市と犬上郡が一つになり、大野県議が彦根のために尽力するのは理解できるが、彦根選出の県議にはもう少し市民に頼られる存在になって頂きたいと思う今日この頃だ。     (山田)