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2014年4月28日月曜日

体力向上で平田のデイサービスセンターに機能訓練室、鈴木ヘルスケアサービス

 介護サービス業の鈴木ヘルスケアサービス(本社・彦根市後三条町)は、平田町の「デイサービスセンターべるふらっと」に機能訓練室を増設。5月1日のオープンに向けて見学会を行っている。
 同社は平成12年4月から訪問介護・居宅介護支援などのサービスをしており、平田町の施設はその翌年に約200平方㍍に開設。利用者の体力向上や転倒予防などの運動療法を提供するため、約113平方㍍の訓練室を新設した。
 訓練室には全体の筋力が鍛えられる6種類のトレーニングマシーンとバイク2台のほか、ノルウェーで開発されて世界各国でリハビリ時に行われている運動療法「レッドコードセラピー」を導入。200㌔の重さに耐えられるという赤いロープを天井からつるし、利用者はそれを持ちながらストレッチや筋力トレーニングを行う。布団に似せた柔らかいマットを使っての転倒防止の訓練もできる。
 同社には理学療法士が2人いるため、利用者の筋力やバランスなど日常動作の改善に向けた評価を3カ月単位で分析できる。
 鈴木則成社長は「高齢者の方の体力や動作能力を高めることができるデイサービスを目指して、機能訓練施設を設置した。高齢者の方が元気で長生きして頂ける施設にしたい」と話している。
 サービスの提供時間は通所介護が午前9時~午後5時、介護予防が午前9時半~正午と午後1時半~同4時。見学会は26日までだが、以降も随時受け付けている。問い合わせは同施設☎(24)0445へ。

2014年4月27日日曜日

滋賀特機が防犯カメラ寄贈 パリヤ前のベルロードで除幕式

 電気設備機器商社の滋賀特機(大津市)から滋賀県警に防犯カメラ250台が寄贈され、県内各地に設置されることになった。その第1号となった彦根市長曽根町のパリヤ前では23日に除幕式が開かれた。
 同社は今年5月に創立50周年を迎えるため、地域に恩返しをしようと2月6日に防犯カメラを寄贈。彦根市内の24台を含め、各市町の自治会などから要望のあった場所に2カ月間かけて250台を設置する。
 除幕式では山本仁(まさし)県警本部長が「防犯カメラは犯罪抑止に役立ち、犯罪が起きた時には活用することもできる」とあいさつ。大久保市長や彦根巡礼街道商店街振興組合(ベルロード)の大塚恵昭(よしあき)理事長が謝辞を述べた後、参加者やひこにゃんが街灯の高さ約3・5㍍の地点に設置された防犯カメラの除幕を行った。
 金城幼稚園の5歳児20人によるジュニアポリスの代表から花束を受け取った滋賀特機の中堀浩三会長は「地域の安心・安全に役立つことが狙い。末永く活躍してほしい」と話していた。

多賀まつり絢爛豪華な時代衣装で行列

 多賀大社で鎌倉時代から続くという最重儀の多賀まつり(古例大祭)が22日に営まれ、祭りの最後を飾る大行列には約5000人が見守っていた。
 五穀豊穣を祈る祭りとして知られ、午前中は本殿祭後、みこしや騎馬四十数頭を中心にした行列が東方約4㌔の調宮神社に向かい、祭典を行った。午後には、今年の馬頭人の中村善一郎さん(78)=高宮町=や御使殿の永曽勇登君(17)=多賀町=らが合流し、西方約1㌔の打篭馬場(うちごめのばんば)に向かい、富之木渡しの神事を行った後、多賀大社へ戻る「本渡り」が行われた。
 本渡りは馬頭人や御使殿など総勢約500人が時代衣装を着て約500㍍の列を作り、多賀大社前の絵馬通りを見物客が見守る中を行進した。馬頭人の家族が見学する席も用意され、馬に乗った中村さんが前を通り過ぎると、家族たちが手を振っていた。

鳥居本の岩根家と足軽屋敷・善利組の村山家 彦根市指定文化財に

 彦根市は、いずれも江戸時代後期の建物で、芹橋2丁目の旧足軽組屋敷 善利(せり)組・村山家住宅=写真下=と鳥居本町の岩根家住宅=写真上=を市指定文化財に指定した。
 村山家住宅は、江戸時代の足軽組屋敷で最大規模だった善利組の中にあり、天保7年(1836)作成の御城下惣絵図によると、間口5間(約9㍍)、奥行き10間(約18㍍)の敷地に描かれている。座敷、玄関、納戸(なんど)、台所と土間による典型的な足軽組屋敷の構成だった。
 岩根家住宅は、天保14年(1843)当時の鳥居本宿の家数293軒(人口1448人)の中で本陣の向かい側、脇本陣の隣に位置し、鳥居本の特産品だった合羽の製造を営んでいた。間口12間(21・8㍍)、奥行き19間(34・5㍍)に、主屋、庭、土蔵が建つ構造。玄関の軒下には現在も合羽屋の看板が掲げられている。

2014年4月24日木曜日

井上仏壇店の江戸期の店舗 解体、秋に新装オープンへ

 江戸時代の建物とされる井上仏壇店(彦根市芹中町)の店舗が21日から解体されている。解体後は新築され、今年11月ごろに新装オープンする。子ども時代から過ごしてきたという井上昌一社長(46)も名残惜しみながら、仏壇の移動などの作業をしている。
 同店は明治37年(1904)創業で、大正7年(1918)に現在の場所に移動してきた。井上社長が四代目にあたるが、先々代の祖父の時代から建て替えが悲願だったといい、近年は雨漏れや耐震性などの問題もあった。同店が10年前に購入し、サロン的な役割を果たしてきた隣接する「七曲り三軒茶屋」の建物も解体され、同店分と合わせた約400平方㍍の敷地に新店舗を建設。2階のスペースに七曲り三軒茶屋を移す予定。
 同店が位置する七曲り通り沿いには、歴史的に価値がある町家形式の建物が多く残っており、滋賀県立大学の濱崎一志教授が4年前に行った調査では74軒あったが、同教授によると、ここ最近はどんどん取り壊されている状況だという。
 その歴史的建造物の建物がまた無くなることに、井上社長は「私も小さい時に生活していた場所であり、寂しい思いはある。庭の樹齢約200年の梅の木など残せる物は残して、新店舗に活用したい」と話していた。通り沿いは歴史的景観に配慮した形式にする予定。

交通事故の被害者を一括支援 ジコサポ彦根が設立 県内初

 交通事故にあった被害者の治療や賠償などの手続きを総合的に支援するNPO法人「交通事故と労災をサポートする会」(通称・ジコサポ、本部・静岡県浜松市)の彦根支部が、滋賀県内で初めて設立された。
 交通事故の被害者の中には、自分自身で交渉して少ない保険金で示談をしてしまっている場合や、むち打ちなどの治療を受けないためになかなか治らないケースなどがある。
 ジコサポは浜松市内で接骨院を経営する小楠健志理事長が平成24年2月に設立。弁護士や保険代理店、医療機関らによるネットワークを活用しながら、事故後の治療費や車の修理、賠償の問題について被害者に最大限のサポートを提供している。全国各地に50支部以上あり、300人以上の会員がいる。
 そのうち彦根支部は、りーる整骨院(彦根市平田町)院長の上田永吉さん(30)が今年1月に設立。保険会社のおうみ保険プラザ(平田町)社長の菅生規子さん(52)と石田法律事務所(本町)の弁護士・石田拓也さん(28)らと連携して被害者のサポートにあたっている。上田さんと菅生さんは医療や賠償などの面でアドバイスする「交通事故専門士」(ジコサポ認可)の資格を取得している。
 上田さんは「交通事故の被害にあった方々がここに相談したら、すべてが解決できる団体にしていきたい」と話している。相談無料。
 問い合わせは彦根支部☎0120(377)049。
交通事故専門士の講習会
 ジコサポ彦根支部は5月18日午後1時~アルプラザ6階の大学サテライトプラザ彦根で、交通事故専門士の資格取得講習会を開く。被害者の相談に的確に対応できる必要な知識を習得する。受講料は柔道整復師または企業関連者向けの中級が4万2000円プラス認定料3150円、一般向けの初級が3500円。問い合わせは同支部へ。

市史発刊へ彦根市と執筆者が修正点協議へ 民事調停後に市が文書提示

 新修彦根市史 通史編・現代の発刊を巡って、彦根市と執筆者が対立している問題で、発刊に向けて修正点を双方で協議し合うことがわかった。
 執筆した大学教員らは18日に市役所を訪れ、全国の大学教員らから集めた発刊を求める1072人分の署名を大久保市長に渡し=写真、その後に記者会見を行った。執筆者側は、市長が当初の発刊中止の姿勢から変化が見えていることに「大前進だ」とした上で、今月1日に作業部会の開催を要請し、15日に市側から対応する旨の返事があったことを明かした。
 一方で、市監査委員が「年内の発刊」を求めて市に勧告したことに、市側は本紙の取材に今月25日に行われる2回目の民事調停の場で、▽解決に向けての意思表明と▽5月末か6月初めに修正点を文書で提示する―旨を伝えるとした。また修正点の協議は文書提示後になるとの意向も示した。
 執筆者の一人で元神戸女学院大学教授の上野輝将氏は、これまでに3回修正に応じている点や大久保市長へ正しく引き継ぎがされていないとして「何度も検査、検査で、市側にどういう意図があるのか、わからない」と話していた。
 市長は「原稿上の問題を解決するため、執筆者らと誠意を持って話し合っていきたいと考えております」とコメントしている。