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2014年11月25日火曜日

衆院選、彦根は投票率県下最下位脱出なるか

 衆議院が解散し、総選挙が12月2日公示、14日投開票で行われる。県内の選管でも対応に追われているが、ここ最近の衆院選で彦根市の投票率は県内13市で連続最下位となっており、市選管は投票率向上に向けた準備を急ピッチで進めている。
 衆院選での彦根の投票率は平成24年12月16日が57・29%と県内市町で下から愛荘町に次いで2番目、同21年8月30日が66・41%と豊郷町に次いで下から2番目、同17年9月11日が65・97%と甲良、旧虎姫に次いで下から3番目となっており、市単位ではいずれも最下位。彦根を筆頭に犬上郡や愛荘町の湖東エリアで投票率が低いのも特徴だ。
 市選管では、昨年7月の参院選で彦根の投票率が県内市町で最下位だったことを受け、同年11月に選挙セミナーを開催。また今年7月の滋賀県知事選でも最下位だったため、翌月からは市民団体「誰のまちやねん彦根」に委託してのセミナーを行っており、統一地方選を控えた来年1月に3回目のセミナーを行う予定だった。
 その最中での衆院選に、市選管は投票率アップに向けて、県知事選から取り入れているビバシティ彦根での期日前投票を12月10日~13日に導入する予定。ただ、準備期間が足りなかったため、投票率向上につながるほかの新たな取り組みはされない。市選管の担当者は「何とか最下位脱出を図りたいが・・・」と話しているが、投票率向上には市民が選挙行動を行うしかない。
 なお滋賀2区には、自民党から現職の上野賢一郎氏(49)、民主党から元職の田島一成氏(52)、共産党から新人の中川睦子氏(56)が出馬する予定。

2014年11月21日金曜日

旧豊郷小学校の建設前のフィルム発見

 豊郷町は17日、旧豊郷小学校の建築工事や新築記念の体育会などの様子をまとめたフィルムが発見されたと発表。23日に旧豊郷小で開催される全国アニメ聖地サミットで、立命館大学の学生が調査結果と告知動画の公開を行う。
 同町の職員が今年9月に旧校舎の理科準備室の棚で保管用の缶に入れられた16㍉のフィルム2巻を発見。缶のラベルには「校舎新築工事場実況 新校舎竣工祝賀会実況」「校舎新築記念体育会実況」と記されていたほか、それぞれに「発送者住所氏名」と「発送年月日」も書かれていた。
 撮影から80年近く経過し、劣化が激しかったため、豊郷町は復元に向けて映像研究の実績がある立命館大学に相談。東京光音(東京都狛江市)で復元し、立命館大でデジタルコンテンツを作ることになった。私財を投じて建築にあたった丸紅商店専務の古川鉄治郎や設計を担当したヴォーリズが写っている可能性もあるとして、同町と立命館大学、丸紅などがプロジェクトチームを設立する。
 関連議案を12月町議会に提案。東京光音がフィルムを復元し、立命館大がデジタルコンテンツを作成した後、同町では上映会を開くなどして地域振興に役立てていく。

全国アニメ聖地サミット23日 とよさと軽音楽甲子園24日、旧豊郷小で

 アニメ「けいおん!」のモデル校としても知られる旧豊郷小学校で23日、全国アニメ聖地サミットが開催される。
 サミットでは、大津出身の声優・雪野五月さんが司会を務め、午前10時10分~ポップカルチャーの可能性について研究している北海道大学の山村高淑教授と、聖地巡礼プロデューサーの柿崎俊道さんが講演。午後1時~は各教室で先進事例や大学院生による研究の発表、ファンによるコンテストの分科会と、「滋賀県から羽ばたけクリエーター」についての交流会があるほか、講堂では午後1時45分~立命館大生によるフィルムの調査結果発表も。入場無料。
 また豊郷町商工会は24日午後1時~旧豊郷小学校で「とよさと軽音楽甲子園」を開催する。高校生によるバンドを募集し、4回目で過去最多となる群馬県から兵庫県までの61団体から応募があり、音源審査を経た4団体と10月25日の滋賀県予選を勝ち抜いた県立草津東高校が決勝のステージに進むことになった。当日は1団体が2曲(約25分間)を演奏し、最優秀には文部科学大臣賞が授与される。見学無料。
 旧豊郷小学校2階では30日まで歴史展が開かれている。豊郷出身の実業家・古川義三が昭和3年~同4年に世界30カ国を旅した様子を同5年にまとめた「世界ひとのぞ記」の発刊を記念し、公益財団法人芙蓉会が開催。旧豊郷小の竣工当時の古写真や当時が偲ばれる資料を展示。同著の会場での販売は23・24・30日。1冊2100円。開館は午前9時(土日祝同8時半)~午後5時半(同5時)。

2014年11月17日月曜日

三倉茉奈さん・田中直樹さん出演の朗読劇「Re:」ひこね市文化プラザで

 お笑いコンビ・ココリコの田中直樹さんと女優の三倉茉奈さん出演の朗読劇「Re:(アールイー)」が24日午後2時~文化プラザで開催されるのを前に、三倉さんが11日に文化プラザを訪れて来場を呼びかけた。
 同作品は土田英生さんが演出を務め、平成24年3月から東京都渋谷区の小劇場などで公演している恋愛ドラマ。1通の間違いメールをきっかけに交流を深める男女のメールを通した物語で、毎回異なる男女の俳優1人ずつが舞台上で朗読しながら演じている。「セッション5」となる今回は田中さんと三倉さんが出演し彦根と東京で公演する。
 2年前に同作品を鑑賞した際に感動して以降、出演を希望していたという三倉さんは「とにかくすばらしく、感動できる大好きな作品に出演でき、とてもうれしく思っている」「恋愛は直接話すことや触れ合うことも大切だけど、言葉でストレートに思いを伝えてもらうのも幸せなこと。パートナーの方と一緒に幅広い年齢層に見てもらいたい」と話していた。
 文化プラザのグランドホール1階の限定席で、入場料は4320円、友の会会員3780円。未就学児の入場不可だが、託児あり。チケットは文化プラザ、ビバシティ・アルプラザ彦根のサービスセンターなどで販売。問い合わせは文化プラザ☎(27)5200。

2014年11月14日金曜日

彦根仏壇七職の錺金具師・宮殿師の後継不足深刻、伝統的工芸品の存続危機

 彦根仏壇の専門工程・七職のうち、装飾を作る錺(かざり)金具師と屋根を作る宮殿(くうでん)師の後継者がおらず、国から指定されている伝統的工芸品としての存続を危ぶむ声が出始めている。
 彦根仏壇の七職はほかに、木地師、彫刻師、箔押師、蒔絵師、塗師がおり、彦根仏壇事業協同組合内では国が認定した伝統工芸士が29人いる。そのうち、錺金具師は3人、宮殿師は2人いるが、いずれも50歳代以上で、ここ20年ほどは新しい職人が育っていないという。
 原因として、彦根仏壇の関係者は▽宮殿師が作る部材が海外からの供給に押されている▽錺金具師の製造工程がプレス機など機械化されている▽職人として一人前になるには最低10年かかる―ことなどをあげている。
 彦根仏壇を伝統的工芸品と呼ぶには、七職すべてが彦根仏壇の職人によって作る必要がある。そのためこのままの状況が続けば、錺金具師と宮殿師の現在の職人が引退する10年~20年後には伝統的工芸品としての製品ができなくなる。
 仏壇のほかの産地でも同様の後継者不足が課題になっており、職人がいなくなった部門を各都道府県の許可を得た上で他産地の職人に作ってもらっているケースもある。彦根仏壇の業界でも今後、滋賀県に申請する可能性があるというが、認可されるかは未知数であり、後継者の育成が急務な状況にある。
 同組合の宮川孝昭理事長(70)は「これまでは子どものころから継承されてきたが、今は時代的に厳しい状況。仏壇の職人には30歳代からでも十分になれるので、やりたいと思う人は是非来てほしい」と話している。

七曲りフェスタ 近江上布・信楽焼・びんてまりなど体験も

 七曲りフェスタが15日に彦根仏壇街の七曲り通りで行われる。
 彦根仏壇事業協同組合が七曲り通りの町並みと仏壇産業をアピールするために開催。「技」「町屋」「社寺」「飲食物販テント」の4つのゾーンに分けて、店舗や寺、町屋、会館などで伝統の技の実演や体験会、ワークショップなどを行う。
 「技」では桐の下駄・飾り額・マイはし作りの伝統工芸体験フェア、仏壇七職の実演、仏壇の技を使った新商品展示など。「町屋」では近江上布や信楽焼、愛知川びん細工手まりの実演や作陶体験、滋賀大生が音を使って江戸期を再現するプロジェクト、古道具販売やハンコ作り・絵付け体験のワークショップなど。「社寺」では西念寺で市教委の小林隆さんの「七曲りの歴史を知ろう」(午前10時~)・テレビなどでお馴染みの実業家の矢島里佳さんによる「伝統工芸を子どもたちへ」(午後1時~)・フリースタイルな僧侶たちで知られる池口龍法さんによる「仏教を身近に感じよう」(同2時~)の講話会、子ども向けお地蔵様巡りスタンプラリーなど。「飲食物販テント」では飲食と物販ブースが設置。
 開催時間は午前10時~午後3時。雨天でも開催。問い合わせは実行委員長の井上昌一さん☎090(2351)6623。
 当日はほかに、市民団体・まち遺産ネットひこねによる七曲り通りを巡る「御城下惣発見」も開催。午前と午後の部があり、午前10時までに近江鉄道彦根口駅か午後1時までにメイン会場の七曲り広場に集合を。参加費500円。

2014年11月10日月曜日

韓国・中国問題で講演、経世論研究所所長・三橋貴明さん

 経世論研究所所長の三橋貴明さんが先月30日、「韓国経済の現状と今後の日韓関係」をテーマに滋賀大学で講演。中国問題にふれながら、日本の経済成長の必要性などについて話した。
 三橋さんは、日本が韓国企業から輸入しているのがスマートフォンなど商品である一方、韓国への輸出品が部品や機器であることにふれ「輸出入における日本と韓国の関係は一方通行。韓国は日本を必要としているが、日本は必要としておらず、この関係性を踏まえた上で付き合っていくべきだ」と指摘。
 韓国の社会がサムスンや現代など財閥中心主義であるとした上で「韓国の政治家らは財閥に逆らえない代わりに『反日』という武器を使用している」と解説。産経新聞の記者が起訴されて出国停止処分されていることをあげ「もし米国人の記者だったら、無視しているだろう。韓国による拉致だ」と批判した。
 一方で「韓国は無視して、放置しても良いが、中国は放置できない」とし、中国のGDPが日本の2倍、軍事費も2~3倍になっている一方で、日本は人口減になることにふれ「日本が経済成長をしないと、今後、中国との差は10倍にもなり、軍事バランスが厳しくなって尖閣諸島が危ない」と忠告。「人口減による人手不足を深刻化させないためには、設備・人材・公共の投資を拡大させて、一人あたりの生産性を向上させるのが必須であり、絶対にやらなければいけない」と語った。