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2016年4月28日木曜日

彦根市立図書館は25日に創設100周年、初代と二代の写真展示

 彦根市立図書館は今月25日に創設100周年を迎える。26日から年内にかけて記念のイベントを開催する。
 彦根の最初の公立図書館は大正時代にさかのぼる。大正4年3月に彦根町金亀(現・桜場駐車場付近)に彦根公会堂が建設され、その一角に図書館建設事務所が置かれ設立に向けた準備が始まった。町民の寄付や町役場・小学校からの蔵書移入により図書3088冊と雑誌1124冊が集まったほか、井伊家から創設費として3000円の寄付があり、大正5年2月1日に同公会堂内に仮オープン。4月25日に当時の文部大臣の認可があり、彦根町立図書館が開館。初代館長には当時の柳瀬銀藏町長が就任した。
 大正13年には中川留三郎の遺産7万4000円が図書館の運営費として町に寄付され、町はそのうち2万5000円を図書館の建設にあて、昭和2年4月29日に四番町(現・本町1丁目の西地区公民館)へ移築。木造モルタル塗りの2階建てで、1階には新聞室や児童室など、2階には大閲覧室や婦人室などが入り、鉄筋3階建ての書庫も建てられた。その後、建物の老朽化と狭いスペースから新館の設置を求める声が高まり、昭和54年11月23日に現在の尾末町の地に三代目が開館した。
 記念イベントの第1弾として26日から市立図書館第1集会室で「図書館100年のあゆみ展」が開催。大正時代の創設期から現在までの年表、初代・二代目の写真、昭和初期のチラシ・ポスター、昭和40年8月に巡回貸し出しを開始した「動く図書館『たちばな号』」の写真、図書館を取り上げた新聞記事などを展示する。5月19日まで。5月23日~31日は市役所1階でも。
 以降、「プレミアム講演会」(5月28日~12月18日)「図書館まつり」(7月9日)「創設100周年記念式典」(10月10日)「リサイクル市」などを開催。

滋賀中央、長浜、湖東の各信用金庫とFAAVO滋賀がクラウドファンディングのパートナーシップ契約締結

 滋賀中央、長浜、湖東の各信用金庫と「FAAVO滋賀」は21日、クラウドファンディングによる地方創生を推進するためのパートナーシップ契約を締結した。
 クラウドファンディングは群衆(crowd)と資金調達(funding)を合わせた造語で、不特定多数の人たちがインターネットを通して、ほかの人や団体に対して資金を提供したり、協力したりする。
 FAAVOはコンテンツ制作会社「サーチフィールド」(東京都渋谷区)が運営しているサービス。地域ごとに特化したクラウドファンディングの動作環境のことで、運営者が各地域で異なる。地域を盛り上げるプロジェクトをFAAVOのサイト上に立ち上げたり、支援金を提供したりする。平成24年6月にFAAVO宮崎からスタートし、現在55エリアで展開されている。
 FAAVO滋賀はウェブサイト制作会社「Wallaby」(近江八幡市)が平成26年11月に29エリア目としてオープン。これまでに個人やNPO法人など団体を中心に11件のプロジェクトの応募があり、そのうち7件で目標金額を達成している。自治体では長浜市、草津市とパートナーシップ契約を結んでいる。
 今回の3信金とFAAVO滋賀とのパートナーシップ契約の締結により、各信金はインターネットを通じて全国展開を考える企業などの顧客にFAAVO滋賀の取り組みを紹介し、軌道に乗れば資金を融資。FAAVO滋賀は企業への販路拡大が期待できる。

創立20周年のビバシティ彦根でゆるキャラ集って大誕生祭、熊本地震を受けて募金活動に

 26日に創立20周年を迎えたビバシティ彦根で23、24日の両日、ゆるキャラたちが集っての「20周年大誕生祭」が開催。当初はビバシティのキャラ・ビバッチェくんの誕生会を予定していたが、熊本地震を受けて、急きょゆるキャラたちによる募金活動に変更された。
 2日間でゆるキャラやご当地ヒーロー計約60体が来店し、店内で募金を呼びかけていた。そのうち24日にはひこにゃんをはじめ、いしだみつにゃん、あさ彦、ガリガリくんら30体が参加。一堂に集まる場面ではゆるキャラたちが九州の被災地に向けたメッセージボードを持って1日も早い復興を願っていた。
 当初はくまモンも参加予定だったが、熊本地震を受けて中止となったため、会場にはくまモンのブースも設置。ひこにゃんらがくまモンの看板と一緒に記念撮影に応じていた=写真。

2016年4月25日月曜日

夢京橋キャッスルロードのキャラクター「キャッスるん」に

 彦根市の夢京橋キャッスルロードのキャラクターが「キャッスるん」に決定。デザインを考えた彦根市立城西小学校の4年生の前で19日、発表された。
 児童68人が3年生の時の総合的な学習の時間でキャッスルロードの活性化策を研究し、「ゆるキャラプロジェクト」を進めた。児童一人1作品ずつデザインと名称を考え、児童の代表13人による実行委員会がデザインを合体させたゆるキャラを作り、名称を「キャッスるん」と「キャペろん」の2案に絞った。
 報告を受けた彦根夢京橋商店街振興組合は3月25日から4月10日まで夢京橋あかり館で投票を受付。その結果、キャッスるん788票、キャペろん577票となった。
 集合した児童の前で谷口典隆理事長が投票結果を発表すると、児童からは「みんなで工夫して考えたキャラの名前が決まってうれしい」「キャペろん派だったけれど、キャッスるんに決定して良かった」との声があがり、集合写真の時間ではみんなで万歳をしていた。
 谷口理事長は今後作成する商店街マップやフラッグ(旗)にキャッスるんを採用する考えを示し「今後は着ぐるみも検討したい。ひこにゃんみたいにかわいがってもらえるキャラになるよう、がんばっていきたい」と話していた。

熊本地震、彦根東中学校や彦根青年会議所が募金活動

 熊本地震の被災地を支援する募金活動が彦根市内でも本格化してきた。そのうち、彦根市立東中学校は生徒会が中心になって21・22日の両日行い、彦根青年会議所は16日から駅前で募金活動をしている。
 東中は18日に生徒会の役員が集まり、委員会組織の一つ協議委員会委員長の久保田しずくさん(14)=3年生=から被災地支援の提案があり、翌日の会議で募金活動を決定。20日の朝の会で生徒会役員が校内の全クラスを回って協力を依頼したほか、昼休みや放課後も呼びかけた。
 21日は生徒会役員の2・3年生25人がくまモンや東中のキャラがイラストされた募金箱を片手に昇降口に並んで午前8時から開始。「熊本の被災地へ支援をお願いします」などと登校する生徒に呼びかけながら15分間募金活動をしていた。
 久保田さんは「今、被災地に何が必要かを考えて募金活動を企画しました。私たち一人一人の力を合わせて被災地のお役にたてることができれば」、生徒会長の村上和央君(14)は「集まったお金は避難している人たちの日用品代に使ってもらいたい」と話していた。支援金は市を通じて日本赤十字社に寄付される予定。
 彦根青年会議所は16日と18日に彦根駅前で、20日に南彦根駅前で募金活動を実施。20日は会員15人が西口と東口に分かれて午後6時~1時間半、募金活動を行い、3日間で約21万2000円が集まった。24日に彦根城内で開催する写生大会でも行う。支援金は日本青年会議所を通じて被災地へ送られる。

 彦根市は20日、市役所で熊本地震にかかわる1回目の市災害支援対策本部会議(本部長・大久保貴市長)を開催。「被災地支援は関西広域連合、滋賀県、各種団体からの要請に基づいて実施する」「滋賀県を通じて要請のあった保健師、被災建築物応急危険度判定士、被災宅地危険度判定士については派遣に向けた検討・調整を行う」などと発表した。
 翌日には県から保健師の派遣要請があり、市は5月3日から8日までの期間で保健師一人を被害が大きかった南阿蘇村に派遣する。現地では県の支援チームに入りながら、避難者の健康管理などを務める予定。

 彦根市共同募金委員会は熊本地震の義援金を受け付けている。6月30日まで。問い合わせは市社協内の事務局☎(22)2821。

荒神山神社の社務所や遥拝殿など彦根市指定文化財に

 彦根市はこのほど、清崎町の荒神山神社の社務所や遥拝殿などを市指定文化財にした。
 新たに指定したのは荒神山神社の社務所、書院、書院中門、遥拝殿。荒神山神社は飛鳥時代の天智天皇の時に近江国四カ所の祓殿が設けられた祭祀場の一つが起源。奈良時代以降は仏教が加わり、神仏習合の地として奥山寺など寺院が複数あったとされる。大坂の陣では井伊直孝の戦勝を祈願し、その礼として護摩殿や書院などが建立された。明治時代の神仏分離令により奥山寺が廃止され、荒神山神社と改称された。明治9年10月以降、本殿、拝殿、神楽殿、神饌所などが落成。同12年4月28日に上棟式竣工報告祭が行われた。
 社務所は境内東側にあり、桁行19・6㍍×梁行11・8㍍、主屋が桟瓦葺き。棟札に「天保十年(1839)九月十八日」、南端の鬼瓦に「天保十二年」と記されている。
 書院は社務所に接しており、畳廊下とつながっている。奥の座敷、次の座敷とも8畳の造り。19世紀前期から社務所の建築時期にかけて建てられたとされる。書院中門は木材の輪郭線が17世紀後半の模様だが、様式から19世紀前期に改修されているという。
 遥拝殿は天寧寺(里根町)にあった井伊家の祖霊社の建物。昭和34年、廃社となっていた荒神山神社の再興を願った有志一同によって移築された。文政8年(1825)に天寧寺に建立された観徳殿で、拝殿と本殿が一帯となっている。今回の4棟の指定で市指定文化財は建造物29件など86件となった。国(23)と県(13)を合わせると122件。

2016年4月22日金曜日

熊本地震の被災地支援 油藤商事の青山裕史さんタンクローリー乗り被災地でガソリン給油、くまモン来彦中止・平和堂募金箱設置

 熊本地震の被災地を支援する活動が滋賀県内からも始まっている。ガソリンスタンドを経営する油藤商事(豊郷町)専務取締役の青山裕史さん(44)はガソリンを入れたタンクローリーで16日夜に熊本県へ向けて出発し、翌日から支援活動をしている。
 熊本や大分などでは地震が起こった14日夜以降、さまざまな被害が出ており、ガソリンが不足していることを知った青山さんは支援活動を企画。湖南市の谷畑英吾市長の紹介で熊本市の職員と連絡をとることができ、タンクローリーにガソリン4000㍑を入れて16日夜に友人と出発し、翌朝には熊本市役所に到着した。
 熊本市では公用車分としてガソリン半分を同市役所で降ろした後、水道の復旧作業をしている同市の水道修理組合の車両10台にも給油。その後、阿蘇市に向かい公用車に給油した。タンクローリーのガソリンが空になったため、帰路に就こうとしていたところ、被害が大きかった地域の一つ南阿蘇からガソリンと軽油を持って来て欲しいとの要請を受けた。知人だった大分石油の社長の協力で燃料を補給し、18日午後、南阿蘇へ車を走らせた。
 青山さんは本紙に「今回の被災地支援は様々なつながりで実現しました。できる時にできる事をしっかりやりたいです」と話していた。

 ビバシティ彦根で24日に行われる創立20周年記念の「ゆるキャラ大集合」には当初、熊本県のゆるキャラ・くまモンも参加する予定だった。しかし熊本地震の影響で、主催者側では「くまモンの来彦は難しい状況」としており、くまモンの公式サイトでも「出動中止」としている。

 平和堂は15日、熊本地震の被災地を支援するため、各店舗に募金箱を設置した。平和堂150店、ファイブスター95店、丸善8店など計292店舗に5月1日まで設置している。集まった支援金は日本赤十字社を通じて被災地へ送られる。