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2017年9月29日金曜日

彦根城築城410年祭の特別展「HIKONE ART CASTLE」と「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION」彦根城天秤櫓と市内3カ所で

 芸術家と美大生らによる彦根城築城410年祭の特別展「HIKONE ART CASTLE」と「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION」が、23日から彦根城天秤櫓と市内3カ所で始まった。
 天秤櫓では築城410年祭のプロモーションムービーなどに関わった書家の前田鎌利さん(44)、イラストレーターのマハロさん(43)、彫刻家の淺野健一さん(36)が「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマにした作品を展示。前田さんが考案した「念(おも)い」は市内の小学6年生1000人と7月末のワークショップの参加者50人らが、小さな紙に書いた思い思いの一文字を将棋盤のような盤上に並べられている。ほかに前田さんが書いた「不易流行」「城」も展示。
 マハロさんの屏風型の「栄」と布地の「豊」はそれぞれツノガエルとバッタをカラフルな色で表現。マハロさんは「アジアの架空の国をイメージし、410年が経過して更に豊かに繁栄していくことを願って描いた」と解説していた。
 淺野さんの「古の闘神」は阿と吽(うん)の金剛力士像の顔部分。高さ1㍍30㌢×幅75㌢×奥行き1㍍で、重さは阿が80㌔、吽が70㌔。7年前に作った作品を塗り直して8カ月かけて制作。現実と夢の世界のあいまいさをイメージしたという。展示期間は築城410年祭が終了する12月10日まで。
 「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION」は、応募者から選定された全国の美術系の大学や専門学校の学生、卒業生の計20人の作品展。20人は8月21日から27日まで市内に滞在した後、制作に入り、宗安寺に11点、スミス記念堂に2点、寺子屋力石に7点を展示した。
袋町 小橘ののれん制作
 神戸大学大学院の山本法子さん(25)=神戸市=は袋町の飲食店「小橘(こきつ)」と「小島」ののれんなどを作り、宗安寺の渡り廊下に設置。袋町が遊郭だった頃を知る小橘の店主に着目し、店主の芸子時代から現在までの写真や店主を描いた絵のほか、芸子時代に働いていた小島と合わせて、現在も実際に使われているのれんを制作した。山本さんは「袋町の取材をして、人と人とのつながりの深さを感じ、それらを表現しようと考えました」と話していた。
 京都精華大学大学院を修了した伯井慶伊子さん(24)=大阪府堺市=は「想造」をテーマに、宗安寺本堂の住職と参拝者とが座る境界線に長さ3・6㍍、太さ約1㍉のビニールひも5200本をつるした。「存在していると認識していたものが遮断されることで、見えていなかったものが明確に見えてくることがある」と解説していた。
 武蔵野美術大学の菊池風起人さん(21)はスミス記念堂の屋外に「彦根ベースキャンプ」と題したテントを設置。市民のための新たな拠点を作ろうと考案したといい、「展示期間中はテント内に滞在しながら市民と交流したい」と話している。
 3会場での展示は10月1日まで。

世界平和への祈りを込めて全国の護国神社で奉納揮毫、滋賀県護国神社では竹本大亀さん「和」の古代文字

 国際平和デーの21日、世界平和への祈りを込めて全国各地の護国神社で奉納揮毫(きごう)が行われ、彦根市尾末町の滋賀県護国神社では古代象形絵文字作家の竹本大亀さん(64)=京都市=が揮毫した。
 聖徳太子の1400回忌を迎える5年後に十七条憲法を世界遺産に登録するため、和の精神を広く伝えていこうと、同憲法に登場する「以和為貴」に賛同する書家ら有志が「和プロジェクトTAISHI」を企画。全国各地の護国神社で21日に奉納揮毫を行った。
 滋賀県護国神社では竹本さんが縦1・4㍍×横1・8㍍の童心箋(どうしんせん)と呼ばれる半紙に「和」の古代文字を力強く書いて奉納。竹本さんは「北朝鮮からミサイルが飛ぶなど不穏な空気が漂う中、争いのない平和な世の中になることを祈って書きました」と話していた。竹本さんはこの日、京都、奈良の護国神社でも揮ごうした。
 同プロジェクト代表の宮本辰彦さん(52)=名古屋市=は「護国神社を平和を願う聖地にし、今回の活動を通して日本の和の精神を国内外に発信していきたい」と述べ、来年以降は広島や長崎の平和公園、海外の関連地でも開催するという。

2017年9月27日水曜日

桐生祥秀選手が県立彦根総合運動場陸上競技場さよらなイベントにゲストで登場

 彦根出身の桐生祥秀選手(21)が24日、県立彦根総合運動場陸上競技場の「さよらなイベント」にゲストで登場。市内の小中学生に速く走るためのコツを教えた。
 彦根陸上競技場は平成36年の滋賀国体に合わせて改修されるため、創設から78年で幕を閉じる。さよならイベントには市内中学校の陸上競技部員、彦根ジュニアアスリートクラブと彦根クラブに所属する小学生の計約400人が参加し、種目別の基本練習をした。
 基本練習後、桐生選手が彦根球場の出入り口から現れると、待ち構えた市民たちから歓声が起こり、その後、陸上競技場に登場すると、小中学生たちや約1000人が詰めかけた観客席からも歓声と拍手が沸き起こった。
 桐生選手は彦根市立南中時代に彦根陸上競技場を使っていた思い出話をした後、小中学生たちに走りが速くなるコツとして▽基本練習をしっかりする▽もも上げをゆっくり確実にする▽かかとから着地するようにする―とアドバイス。抽選で選ばれた小中学生たちと一緒に100㍍のスタート地点に並び、半分ほどを一緒に走った。
 参加者を代表して南中陸上部主将の眞田桃花さん=2年生=は「桐生選手から学んだことは私たちの宝物で、人生のすばらしい1ページになりました。桐生選手は私たちの憧れ、誇りであり、心から応援しています」と激励した。
 桐生選手は「2024年の滋賀国体でもまだ現役だと思うので、新しい競技場で走りたい。(9秒98の)記録は今後、抜かれると思うので、また一段と練習をして日本記録を更新し続けたい」とあいさつした。観客席で見学した城西小2年の太治新君(8)は「将来は桐生選手みたいに走りが速くなりたい」と話していた。

2017年9月26日火曜日

滋賀県立大学で1回目の学長杯争奪カロム大会

 彦根市八坂町の滋賀県立大学は20日、1回目の学長杯争奪カロム大会を開き、廣川能嗣学長ら教職員と学生たちが試合をした。
 教職員と学生たちとの交流を深めていこうと初めて企画した。7月末の練習会に参加した学生のうち、2人一組の9組と廣川学長のグループの計10組がダブルス方式で出場し試合。カロム盤4台が用意され、2グループに分かれて対戦し、各グループ1位が決勝戦に、2位が3位決定戦に進み、決勝戦は彦根青年会議所が貸し出した「黄金のカロム盤」で行われた。
 工学部大学院1年の上西広粋さん(23)は「カロムは難しかった。学長とも初めて話すことができて良かった」と話し、人間文化学部2年の田中美帆さん(20)も「楽しかったので、また来年も参加したい」と語っていた。

2017年9月25日月曜日

室内自転車競技のドイツ代表ジュニアチーム近江高校を訪問、サイクルフィギュアの近藤菜月さんと一緒に技披露

 室内自転車競技のドイツ代表のジュニアチームが20日、彦根市松原町の近江高校を訪問。同校3年生でサイクルフィギュア競技をしている近藤菜月さん(17)=守山市=と一緒に技を披露した。
 ドイツのジュニアチームは23、24日に東京工業大学で開催されるジャパンカップなどに参加するため、サイクルサッカーとサイクルフィギュアの選手6人ずつ、団長、コーチを含め計15人が16日から来日。日本室内自転車競技連盟の依頼を受ける形で近江高を訪れ、サイクルサッカーやサイクルフィギュア、近藤さんとのデモンストレーションを披露した。
 近藤さんの同級生の3年生217人が見守る中、最初にサイクルサッカーが行われ、ゴールを決めたり、テクニックを見せるたびに生徒たちから歓声が起こっていた。またドイツの選手や近藤さんのサイクルフィギュアの高難度の技が見せられると、どよめきが沸き起こっていた。
 室内自転車競技はドイツで人気があり、競技人口はサッカー、フィギュアとも約3000人ずつだという。日本はサッカーが約500人だが、フィギュアは約20人と少なく、そのうち半数を近藤さんが所属する滋賀ブルーレイクエンジェルが占めているという。
 近藤さんは小学5年生からサイクルフィギュアを始め、近江高入学以降の全日本選手権では2連覇中。「今年12月の全日本選手権でも優勝し、3連覇を果たしたい」と抱負を語り、ドイツのジュニアチームの技については「来校したのはドイツでも上位の選手たちで、ブレがなく軸がしっかりしていて完成度が高い。一緒に演技できて感動しました」と話していた。

荒神山自然の家に立命館大生グループClownがツリーハウス

 彦根市日夏町の荒神山自然の家に、立命館大学理工学部(草津キャンパス)の学生グループ「Clown(クラウン)」がツリーハウスを作っており、24日に完成イベントを行った。
 Clownは既存の樹木を活用しながら家を建てるツリーハウスの制作を通じて地域を盛り上げていこうと、同学部建築都市デザイン学科の学生たちで結成され、平成26年に兵庫県丹波市内のキャンプ場に最初のツリーハウスを制作。翌年には米原市内に、昨年には京都市内にも作った。
 4基目となる今年は荒神山自然の家からの依頼で、敷地内のテントサイトにあるスギの木2本の間にツリーハウスを建設することになった。学生たちが出し合った13の設計案から5案まで絞り、荒神山公園の来園者による投票を経て設計案を決定。「懐かしさ」をコンセプトにジャングルジムをイメージし、1年から3年までの学生140人が前中後期に分かれて荒神山自然の家で宿泊しながら今月11日から建設してきた。
 ツリーハウスはスギやヒノキなどを使い3層で仕上げられており、正面の幅が4㍍25㌢、地面からの高さが6㍍25㌢。使用している木材の寿命とされる7年後に解体する予定。
 代表で3年生の安原大貴さん(21)は「地元の人たちに愛されるツリーハウスになればいい。子どもたちには夢を、大人の方には忘れていた何かをツリーハウスを通して伝えたい」と話していた。
 立命館大学の学生グループ「Clown」は24日午前11時~荒神山自然の家で、ツリーハウスの完成イベント「タイムスリップ大作戦」を行った。
 たこ、めんこ、空気鉄砲など懐かしいおもちゃ作り、人間すごろく(受付が午後0時半まで)、タイムカプセル作り(午後3時)後に風船飛ばし。タイムカプセルに入れる物持参で。参加無料。

2017年9月23日土曜日

長松院で一字写経、般若心経と観音経の一字を写して奉納

 彦根市中央町の長松院(手塚紀洋住職)が14日から、般若心経と観音経に使われている一字を写して奉納する「一字写経」の受付を始めた。
 般若心経の写経は完成するのに1時間以上かかるため、より簡単に身近に写経を感じてもらおうと企画した。檀家で書道の先生をしている真下良祐さん=千葉県旭市=が、般若心経と観音経に使われる字のうち筆で書ける200字を選んで、一字ずつを手本として書いた二つ折りの4㌢四方の小さな紙を用意。
 体験者は小さな紙が入った箱から1枚引いて、そこに書かれている手本を見ながら隣に貼られてある3㌢四方の紙に細筆で「写経」。写経した紙をはがして木箱に納め、手本が書かれた紙をそのまま持ち帰る。
 納められた紙は用紙に貼られた後、額に入れられ、200字がそろった後、手塚住職によって供養され、長松院の入り口前にある無縁塔に納められる予定。
 手塚住職は「時間のない人でも簡単に写経が体験できると思い企画しました。おみくじ感覚で引いてもらい、写経後は手本の字を持ち帰ってお守りとして活用して頂ければ」と話している。一字写経の体験は一人500円。問い合わせは長松院☎(24)3225。