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2017年10月30日月曜日

近江高校の新聞部局が創立記念祭に向け新聞作り開始、本紙記者アドバイザーに

 彦愛犬と米原地区の高校では彦根東高校の新聞部が有名だが、ほかはほとんど活動していない。そんな中、近江高校の生徒会内の新聞部局が来月の創立記念祭に向けた新聞作りを開始。本紙記者もアドバイザーとして加わり、新聞作りを支援している。(山田貴之)
 近江高には「桜美(おうみ)新聞」という名称の新聞があるが、東高新聞部のような活動実績はほとんどない。
 今年度は近江高の進学クラスのアカデミーコース1年生の後藤カオル君(15)=古沢町=と丸山理音さん(15)=守山市=が新聞部局に入部。
 後藤君は「新聞には色んなことが書かれており、どのメディアよりも正確なのがいい」と新聞の魅力を説明。丸山さんは「文章を書くのが好きで、新聞作りに関心を持った」と話していた。顧問の向田直人さん(53)は「これまでも新聞作りの動きが出ては消えていたが、2人は意欲的で今年はできそうだ」と期待を込めている。
 2人は近江高で8月31日、9月1日に開かれた文化祭「青海(おうみ)祭」の様子をまとめた新聞作りを今月13日から開始。本紙記者もアドバイザーとして入り、記事の書き方、写真の選び方、編集の仕方などを教えた。また記者からの新聞の役割についての質問に、2人は「情報を伝える」「世間が知らないことを考えることができる」と回答。これに対し記者は「新聞には世の中をリードしていくという大きな役割もある」と教えた。
 2人が作成する新聞は11月5日に開かれる創立記念祭で掲示される予定。記者の指導後には「なかなか動き出せなかったけれど、完成に向けて現実味が出てきた」と話していた。
 今後も新聞を作成する計画で、丸山さんは「東高の新聞部と交流できるようになって、新聞部の大会にも出場したい」と意欲を示していた。 

2017年10月25日水曜日

台風21号で彦根城天守の多門櫓の漆喰壁はがれる、修理は来年夏以降

 22日から翌日にかけての台風21号の影響で、彦根城天守の多門櫓の漆喰(しっくい)壁がはがれているのが23日朝わかった。玄宮園からもはがれた様子がわかり、早急な改修が必要だ。
 天守の多門櫓は天守の整備後に増築された。壁は平成5年から同8年までに行われた大修理で塗り替えられた。漆喰がはがれた場所は現在、出入り口として使っている多門櫓の玄宮園側の壁の高さ約3。7㍍×幅16・6㍍分。漆喰がはがれた側の天守は玄宮園内の武蔵野(広場)から一望できる絶好のロケーションとして、時代劇や映画、ドラマでも頻繁に登場している。
 市教委文化財課は「場所が場所だけにそのままにはしておけない。文化庁や県と相談しながら、修理したい」としている。
 台風21号ではほかに、彦根市内の芹川の一部ではん濫危険水位を超えたため、22日午後9時50分に、芹川沿岸の城東小や城西小、佐和山小などの学区を対象に避難指示(緊急)が発令。また23日午前0時15分には土砂災害警戒区域などを対象にした避難指示(緊急)が発令された。発令を受けて、指定の緊急避難場所も各小学校など15カ所に開設され、58世帯122人が避難した。
 鳥居本町の国道8号線では22日午後10時半ごろ、約100㍍にわたって深さ約30㌢㍍冠水し、古沢交差点から北側方面で迂回措置がとられた。迂回措置は23日午前2時5分に解除された。
漆喰修理は来年夏以降に
 台風21号の影響で、彦根城天守の多門櫓の漆喰(しっくい)壁がはがれたことを受け、彦根市教委文化財課は25日、修理が来年夏以降になる方針を示した。
 はがれた場所は、出入り口として使っている多門櫓の玄宮園側の壁高さ約3・7㍍×幅16・6㍍分。
 文化財課によると、雨や雪が多い時期に修繕すると、漆喰に湿気がこもって壁本体にまで影響が出るため、乾いた時期しか修繕できないという。また修繕には足場を設ける必要があり、文化庁との調整にも時間がかかるという。
 文化財課主任の下高大輔さんは「なるべく早く修理したいが、手続きや時期の都合で、早くても来年7月ごろの着手になるだろう」と話している。

希望敗北・立憲躍進の原因と憲法改正への道

 衆院選は自公で定数の3分の2を維持し、有権者は安倍政権の継続を選択した。森友・加計問題や閣僚らの不祥事で反安倍政権のマスコミから批判されていた中での選挙であったが、有権者は日本の将来を見据え冷静な判断をしたと言える。
 選挙を振り返ると、やはり民進党を事実上解党させ、希望の党と立憲民主党を誕生させた小池百合子都知事が注目された。民進党を解党し、保守とリベラルに分けるべきだと主張していた小生も小池知事の手腕には舌を巻いた。
 だが、ふたを開けると保守派の小池新党(希望の党)は低迷し、逆にリベラル色が強い立憲民主党が躍進した。一部では小池知事の「排除」発言が原因と言われているが、小生はそれよりも、希望の党の候補者たちが自身の政治的信念やイデオロギーより、自己保身のために(吹くと期待した)小池旋風に乗っかるという見え透いた欲に対し、有権者は見抜いていたのだと確信している。そういった視点からみれば、立憲民主党が躍進した要因はただ単に反安倍政権の受け皿になったというよりも、政治的信念を貫徹した姿勢を有権者は無意識的を含めて評価したと言える。
 滋賀の4選挙区だけを見ても事実上、自民、希望系(1区は無所属)、共産系の戦いだったが、もし希望系の候補者が立憲民主として立候補していれば、共産系との野党共闘が実現し、自民候補を破る区も出たのは間違いない。希望の候補者にとっては「風」を見誤り、「欲」だけに飛びつけば、痛い目に遭うと良き教訓になったであろう。
 さて、国政は北朝鮮問題、大手企業の不祥事続きなど国内外で不安要素が多々あるが、安倍首相は自身の悲願でもある憲法改正を本格的に進めるに違いない。自公だけで改正発議に必要な3分の2を超え、そこに改正に前向きな希望や日本維新の会を加えると、改正論議は加速度的に進むだろう。小生としても時代や国際情勢に合った憲法を新たに創設するべきだと考えているが、いまだに「憲法を改正すれば、戦争をする国になる」と誤解している国民も少なくない。新たな船出となる政権には、憲法の改正に向けて、国民の理解が成熟するよう丁寧な議論を願いたい。【山田貴之】

衆院選滋賀2区は自民上野が勝利、投票率彦根は県下最下位

 衆院選は22日投開票され、滋賀2区では自民党前職の上野賢一郎氏(52)が7万3694票を獲得し4回目の当選を果たした。希望の党前職の田島一成氏(55)が5万8718票、市民団体事務局長の対月慈照氏(64)が1万1073票、幸福実現党新人の荒川雅司氏(42)が2576票だった。
 選挙戦中、上野氏はアベノミクスの成果や滋賀2区でのインフラ整備の実績などを中心に訴え、自民、公明支持層のほか、無党派層からも支持を得て、彦根以外の全市町で勝利した。
 当確後の午後9時過ぎに平田町の彦根事務所に上野氏が現れると、待ち構えた支持者から拍手と歓声が沸き起こり、上野氏は一人ずつと握手した後、「選挙戦では経済の成果、中小企業への支援、農業振興、教育の負担軽減などを訴えてきた」と振り返り「北朝鮮問題など安全保障の面で難しい課題があるが、与党全体で解決したい」と述べた。
 国道8号線バイパスや多賀のスマートインターチェンジに触れながら「取り組む課題は山積しており、県、市町と協力して国からも働きかけていきたい」と地元を重視していく姿勢を示した。最後には8年前の民主党に政権を奪われた選挙をあげ「民意は変わることがあるため、謙虚にまじめに取り組みたい。選挙は今回で4勝4敗になった。新しいスタート地点に立った気持ちでがんばっていきたい」と抱負を語った。
 一方で、田島氏は彦根市議から27年間の政治家としての実績をPRしながら、森友・加計問題などを取り上げ「安倍政治を終わらせる」と訴えたが、希望の党支持層や無党派層以外の広まりがなかった。敗北を受け、田島氏はテレビのインタビューに「安倍政治を終わらせることを訴えたが、有権者に伝わらなかったことが何よりも悔しい」と話していた。
 対月氏は共産や社民、一部の立憲民主党の支持者から支援を受けたが、伸びなかった。
上野、彦根では敗れる
 滋賀2区での市町ごとの得票数を見ると、上野氏が出身の長浜で田島氏に1万1840票差を付けるなど彦根以外の市町で勝利した。一方で、上野陣営が前回の選挙でも敗れ「今回こそ勝利を」と、重視していた彦根では上野氏が2万0635票、田島氏が2万1174票と539票差で再び敗北した。
投票率また県下最下位
 投票率は滋賀県全体で56・32%、滋賀2区で55・8%と、いずれも前回の53・79%と51・71%を上回った。一方で彦根市では当日有権者数9万1488人のうち投票者が4万6373人の50・69%と、前回の50・73%を下回ったほか、県内の市町でも最低の投票率だった。彦根市内の期日前投票は台風21号の影響もあって過去最多の1万6740人で、前回の1万0893人を大幅に上回った。

2017年10月24日火曜日

彦根高等商業学校の研究をしている滋賀大大学院の今井綾乃さんに研究の経緯や新聞の面白さ聞く

 新聞週間(15日~21日)に合わせて滋賀彦根新聞は2回に分けて特集記事を掲載。初回は、昭和初期の新聞を参考に滋賀大学経済学部の前身、彦根高等商業学校に関する研究をしている滋賀大大学院経済学研究科3年の今井綾乃さん(29)=愛知県一宮市=に、研究の経緯や新聞の面白さなどを聞いた。
(聞き手・山田貴之)
 今井さんは中学、高校の時に愛知県内の新聞社で仕事体験をしていたといい、「子どもの時から新聞に関心があった。自分の書いた記事が載った時はうれしかった」と当時を振り返った。
 大学に入ってからも新聞を読んでいたが、彦根高商に関する研究を始めると同時に「1、2ページしか読んでいなかったが、ほかのページも読むようになった」「特にインターネット上では取り上げられない地域面がおもしろい。無名の人たちが日本の社会の一部を作っていることもわかった」と新聞の魅力について解説した。
 彦根高商の研究を始めた理由として今井さんは「誰も研究していないことをしたかった。また滋賀大への恩返しという気持ちを込めて、その原点について研究しようと思った」と説明。「私に与えられた役割だと思って、使命感を持って研究したい。ゴールを決めずに大学院修了後も彦根高商について調べていきたい」と抱負を語った。
 今井さんは研究の中で、昭和3年から同12年にかけての大阪朝日新聞と大阪毎日新聞に掲載されている彦根高商についての記事を抜粋。昔と現在との新聞の違いについては「昔は個人的な(スキャンダル的な)記事が多かったが、現在の新聞は難しいことをわかりやすく書いてある。新聞を読まない人が多いが、新聞でしかわからないこともあるので、読んでもらった方が良いと思う」と話していた。
 今井さんは「彦根高商のカリキュラムの変遷について」をテーマに研究しており、現在、滋賀大総合研究棟1階で昭和3年4月から翌年12月までの彦根高商に関する掲載紙を展示中。今月27日まで第1期展をしており、19日午後0時10分~はギャラリートークも行う。第2期は11月6日~来年1月26日、第3期は来年2月1日~3月30日。開館は平日の午前9時~午後5時。入館無料。
 ※【彦根高商】大正11年(1922)10月20日に誕生し、翌年に最初の入学式が挙行。同14年には校舎や図書館などが完成し、開校式が開かれた。昭和19年(1944)4月に彦根経済専門学校と改名、5月には彦根工業専門学校へと変更。終戦後の同21年4月に再び彦根経済専門学校となり、同24年5月に滋賀師範学校・青年師範学校(大津の教育学部)と合併して滋賀大学となった。

2017年10月21日土曜日

衆院選22日投開票 滋賀2区は4氏

 衆院選は22日、投開票を迎える。滋賀2区には、希望前職の元環境副大臣・田島一成氏(55)、自民前職の財務副大臣・上野賢一郎氏(52)、幸福実現党新人・荒川雅司氏(42)、市民団体事務局長・対月慈照氏(63)の4人が出馬。21日、最後の訴えを行う。
 田島氏は選挙戦中、「安倍政権、一強体制、権力の私物化を終わらせる」と現政権を批判。アベノミクスについては「大企業、富裕層だけがおいしい思いをしている」と指摘してきた。事務局長の江畑弥八郎元県議は「有権者からは安倍政権への厳しい声も多く、感触は悪くない」と話している。21日は選挙区内をくまなく回り、夜には選挙事務所で集会を行う。
 上野氏は、「GDP(国内総生産)が過去最高、80万人の正規雇用増、有効求人倍率1・5超、学生の就職率98%」などアベノミクスの成果をアピール。消費税増税分を教育費などに回すとして理解を求めた。彦根事務所長の長崎任男市議は「新聞報道の通り激戦で、最後まで緩めることなく戦い抜きたい。彦根で何とか勝ちたい」と語っている。21日午後7時半~彦根ビューホテルで総決起集会を開く。
 荒川氏は、消費税の5%への減税のほか、集団的自衛権の全面的な行使、国防軍の創設、憲法9条の改正など保守的な主張を訴えてきた。選挙事務所のスタッフは「現政権に不信感を抱く有権者の皆さんから温かい応援を頂いており、その声が日に日に増していると感じる」としている。21日は選挙区内全域を街宣車で回る。
 対月氏は、安保法制や森友・加計問題などに触れ「国会を私物化しており、安倍政権の打倒を目指す」と与党を批判する一方、希望の党に対しても「本当に市民が主人公なのか」と指摘してきた。選対本部長の杉原秀典さんは「名前と政策が日に日に浸透してきたと実感しており、上野、田島の両候補に追いつくよう最後まで戦い抜きたい」と述べている。21日には長浜市内を重点的に回る。

ご当地キャラ博in彦根 台風で22日中止、ひこにゃんを探せイベント21日開始

 ご当地キャラ博in彦根が21日に開幕。夢京橋キャッスルロードなどで22日まで開催される予定だったが、台風で22日は中止になった。今年は10周年記念で、また彦根城築城410年祭が開催中のため、天守前にキャラたちが登場するほか、城内に隠されたひこにゃんを探し出すイベントも21日から始まる。
 10回目を迎える今年はこれまでにキャラ博に参加してきたキャラを中心に参加数を制限したほか、くまモンやふなっしーなど人気者も登場する。
 参加数は衆院選の影響で当初の172体から減少し、163体(21日が152体、22日が127体)となっている。彦根のゆるキャラはひこにゃんを含め14体が参加する。
 会場は京橋口駐車場、キャッスルロード、四番町スクエアに設置され、PRステージは京橋口駐車場と四番町スクエアに1カ所ずつ設けられ、キャッスルロードには曳山を模したステージも設置。会場内のブースでは地元の特産品やキャラクターグッズが販売。両日午前9時半~はひこにゃんが曳山に乗ってキャッスルロードを巡行する。
 開催時間は両日とも午前9時~午後3時。21日午前9時~の開幕式には10回すべてに参加しているゆるキャラ5体に登壇してもらい、感謝を伝えるセレモニーがある。
 各キャラの登場日時と場所は、ご当地キャラ博in彦根のホームページに。雨天決行だが、荒天時は中止になる。
天守前にキャラ登場
 ご当地キャラ博に合わせて、21、22日の両日、天守前にキャラたちが登場する。また21日からは体験型フォトラリーキャンペーン「隠れひこにゃんを探せ!」が始まる。
 天守前にはキャラ博に10回連続の参加となる、むすび丸、いが☆グリオ、くもっくる、はばタン、さばトラななちゃんが21日午前10時半~、浜松市の出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんが22日午前10時半~登場。いずれもひこにゃんとの記念撮影もあり。ほかに両日午後1時~と午後4時~は希望のキャラ5体も登場する。
彦根城でひこにゃん探そう
 「ひこにゃんを探せ」は築城410年祭のパンフレットを見ながら、城内の3カ所に隠されたひこにゃんのパネル(高さ40㌢㍍)を探し、各所でスマートフォンなどで写真撮影。二の丸の案内所で撮った写真画像を提示すれば、特製のひこにゃんステッカーがプレゼントされる。ステッカーは4100枚限定。12月10日まで。
 これらのほか、21、22日の両日はご当地キャラ博の特別デザインの彦根城観覧券が、城内の券売所とイベント会場で販売される。
近江鉄道乗り降り自由
 ご当地キャラ博に合わせて、近江鉄道の電車全線が乗り降り自由の「1デイスマイルチケット」が21、22日の両日、近江鉄道の彦根駅などで発売される。滋賀県、彦愛犬、米原市、近江八幡市などで組織するびわこ京阪奈線(仮称)鉄道建設期成同盟会が公共交通の利用促進を目的に企画。チケットは10周年を記念したオリジナルのデザインで、中学生以上880円、小学生440円。発売場所は彦根駅、米原駅、近江八幡駅、八日市駅、貴生川駅。
バス小学以下無料
 ご当地キャラ博が開催される21、22日の両日、彦根駅発着の路線バス(滋賀大学用除く)の小学生以下の運賃が無料になる。
 彦愛犬で組織する湖東圏域公共交通活性化協議会が観光客の公共交通の利用促進を目的に企画。キャラ博の会場の最寄りのバス停は「京橋口」と「四番町スクエア」など。