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2019年10月29日火曜日

台風19号の被災地支援で彦根市民有志がタオル集めて宮城県大崎市に持参

 台風19号の被災地を支援するため、彦根市民の有志たちがタオルを集めて、宮城県大崎市のボランティアセンターに持参した=写真は市民提供。
 今月12日から13日にかけての台風による大雨の影響で東日本を中心に洪水などの甚大な被害が発生。東日本大震災以降、全国各地で発生した自然災害の被災地支援をしている市民団体「高宮の心を東北へ」のメンバーらが中心になって、タオルの寄付をSNSなどで呼びかけた。
 20日までに市民ら30人以上からタオルの寄付があり、そのうち段ボール17箱分をメンバーの一人が21日に大崎市へ持参した。残りのタオルもほかの被災地に届ける予定。
 メンバーの一人で市議の和田一繁さん(51)は「出来る時に出来る人が出来る事をやる。復旧までは時間はかかると思いますが、今こそ『ONE TEAM』として寄り添っていきたい」と話していた。

彦愛犬の新しい広域ごみ処理施設の建設候補地を西清崎地区に

 彦根愛知犬上広域行政組合は21日に豊栄のさとで開かれた組合臨時会で、彦愛犬の新しい広域ごみ処理施設の建設候補地を西清崎地区=写真=にすると公表した。
 組合議会には建設候補地を西清崎地区にすると明記した彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設整備基本計画の議案が提出された。建設候補地には彦根市の原町と下西川町、愛荘町竹原も選定を目指していた。臨時会では市町議員から西清崎地区に決めた理由の質問があり、管理者の大久保市長は周辺学区での住民説明会、意見交換会、アンケート調査などの結果や30年間のトータルコストをあげた。

神社や古墳に「配慮」
建設費 200億円
 建設候補地に決まった西清崎地区は対象面積が4万9363平方㍍。耕作放棄地を含む農地や農道の20件の土地所有者がいる。近くには荒神山神社をはじめとした寺社仏閣や古墳があるため、臨時会ではそれらへの影響を懸念する意見が出たが、市長は「建物の配置やデザインなど景観に十分な配慮をしながら進めていきたい」と理解を求めた。
 臨時会では議長の安澤勝市議を除く18人で採決が行われ、獅山向洋市議、伊藤容子市議、共産党の角井英明市議と西澤伸明甲良町議の計4人が反対したが、ほかが賛成し可決された。
 同組合は今後、地質・地歴・測量調査を今年度中に行い、環境影響評価を2023年度まで実施。24年度からの造成工事に向けて今年度から用地の取得交渉を行う。24年度から施設の建設工事を開始し、28年度中に完成、29年度の稼働を目指す。
 施設の建設費と負担割合について、同組合は約200億円で、彦根6219%、愛荘1464%、豊郷7・80%、甲良7・60%、多賀7・77%と説明。「国からの交付金や民間手法の検討で建設費は抑えられる」としている。
約200億円には用地の取得・造成、周辺道路の経費費は含まれていない。同組合は西清崎地区での用地取得・造成と道路整備費が計約24億8000万円と、4候補地(最低額は竹原の約7億4000万円)で2番目の高さになる一方、30年間の圏域での運搬経費を含むトータルコストが約31億5000万円(最高額が下西川町の約57億8000万円)と抑えられると解説している。
 市長も組合議会後の会見で「西清崎は施設の建設費が高くなるが、トータルコストは最も安価になる」と強調していた。
 
  ※解説=1977年(昭和52年)に建設された野瀬町の彦根市清掃センターの老朽化に伴い、彦根愛知犬上広域行政組合は新しいごみ処理施設の建設を計画。建設候補地を巡っては、これまでに石寺町、海瀬・三津町があがったが、地盤の軟弱さや地元の反対で石寺が08年5月に、海瀬・三津が13年3月に計画が白紙化された。
 1510月からは彦愛犬1市4町内で建設候補地を募集。翌年7月までに彦根市内3地域、愛荘町内2地域から応募があり、同組合内の選定委員会が100点満点で順位を付け、1市4町の首長らによる管理者会に報告。17年6月30日に管理者の大久保市長が竹原地区に決めた。
 しかし彦根市が当初、推していた原町案を市長が急きょ変更し、竹原地区にしていたことがわかり、当時の副市長が辞表を提出する事態にまでなった。同組合議会でも彦根市議が中心になり、関連予算を認めず、今年2月定例会では白紙を求める決議案を全会一致で可決。これを受けて管理者会は白紙化と今後の方針を定め、4月に白紙を正式発表していた
なお2008年度の基本構想時の建設費は約102億円だったが、現在は約200億円にまで膨れ上がっている。(山田貴之)

2019年10月27日日曜日

井伊家家臣・西郷家敷地にある旧西郷屋敷長屋門は隣の庵原家から移築

 彦根城内には彦根藩井伊家の家臣だった西郷家の「旧西郷屋敷長屋門」(写真)=市指定文化財=が残っている。しかしこの長屋門、西郷家の隣にあった井伊家家臣の庵原(いはら)家から移築されたことを知る市民は多くない。
 彦根藩には多くの家臣が仕えたが、庵原家の歴代当主は石高が6000石~8000石で推移し筆頭家老の木俣家に次ぐ重臣だった。西郷家は3000石~3500石で、庵原家に隣接する場所に居を構えていた。
 現存する長屋門は寛保2年(1742年)に庵原家が43・6㍍×5・5㍍の入母屋造り、桟瓦葺きで建設した門。明治16年(1883年)に裁判所などが整備された前後に、西郷家の敷地の現在地に移築されたとされる。市内に現存する長屋門としては最大で、昭和48年(1973年)にそで壁や高麗門などを含めて市指定文化財になった。
 一部の市民の間では「この長屋門(地裁彦根支部)がある場所は江戸時代、庵原家が建っていて、地裁彦根支部が整備される際、隣にあった西郷家の長屋門が移築された」とする説もあった。
 しかし本紙の取材に対し、彦根城博物館学芸員の渡辺恒一さんは江戸時代後期の「御城下惣絵図」を示しながら「庵原家の長屋門が西郷家の敷地に移築されたことで間違いないだろう」と解説した。

近江高校の林優樹投手ドラフト指名されず「3年後プロを目指す」

 プロ野球のドラフト会議が17日に行われたが、近江高校の林優樹投手(17)は指名されなかった。ドラフト会議後の会見で林投手は社会人野球を経て、3年後に再びプロを目指す考えを示した。
 指名されなかったことに林投手は「ここまでこられるとは思っていなかったので、監督やコーチらに感謝している。3年間、充実した高校生活ができ、近江高に入って良かったなと思う」と話した。育成に進まなかった理由として「家族と自分の思いがあり、そう決断した」と明かした。
 今後については西濃運輸で社会人野球を続けるとしたうえで「体幹などまだまだ鍛えなければいけないことがたくさんある。プロで通用できるピッチャーになれるようまた一からトレーニングをしたい」と述べた。
 会見の後半では涙ぐむ場面を見せた林投手は「この1年はつらいことの方が多かった」と吐露したうえで「(甲子園出場やW杯の日本代表選出など)これらを経験できるのはごく一部しかできない。今後、つらいことがあってもこの3年間を思い出して乗り越えたい」と力強く語った。

2019年10月25日金曜日

彦根仏壇の七職の技で作られた大津祭の曳山のミニチュア完成

 彦根仏壇の七職の技で作られた大津祭の曳山のミニチュアが完成。6日からJR大津駅の改札近くに展示された。
 仏壇の需要が減少していることから、彦根仏壇事業協同組合は仏壇の技術を生かした異業種での取り組みを模索する中で、曳山のミニチュアに着目。データ化した図面が残っていた大津祭の源氏山のミニチュアを試作することを決め、2017年から経産省の伝統的工芸品産業支援補助金を活用しながら製作してきた。
 源氏山の曳山は享保3年(1718年)に製作。別名、紫式部山とも言われ、紫式部や石山寺にちなんだ装飾が特徴だ。上層部は近江八景を精巧な彫刻で仕上げており、唐破風の下には波に踊る龍が刻まれ、天井には四季草花図と呼ばれる絵が写生風に描かれている。
 ミニチュア作りには彦根仏壇の職人9人が製作にあたった。17年度に木地師と宮殿師が木地部分を完成させて昨年2月に彦根商工会議所でマスコミに披露。以降、昨年度に彫刻師が彫り物、漆塗師が塗装を担い、今年度には箔押師が金箔を押し、蒔絵師が彩色をほどこし、錺金具師が金物を打って完成させた。曳山を覆う四方の幕は青木刺繍(彦根市京町3)が担当した。
大きさは本物の4分の1の高さ145㌢×幅73㌢×長さ132㌢。製作費約800万円のうち補助金(3分の1)以外の自己資金分を補てんするため、一昨年8月からクラウドファンディングを約半年間行って50人から約40万円の寄付も得た。
同組合専務理事の寺村勇さん(67)は「実物と同じような形で完成させることができた。今後もほかの曳山のミニチュアのほか、本物の曳山の修理なども担うことができれば」と話していた。
 曳山のミニチュアは15日まで展示。以降、大津や草津で展示した後、今月中に彦根に戻ってくる予定。


ご当地キャラ博2日間で8万5000人来場、コロッケさんら啓発で登場

 ご当地キャラ博が1920日に彦根市内で開かれ、2日間で約8万5000人が来場した。
 参加したキャラは19日が138体、20日が128体。中央商店街と四番町スクエアには各キャラのブースが設けられたほか、ステージ上にも各キャラが5分ほどずつ登場。グッズや各地の名産品などをPRしていた。
 20日正午前の四番町スクエアのステージにはひこにゃんとふなっしーが登場。会場を満員にする賑わいだった。来場者数は雨天だった19日が3万人、20日が5万5000人だった。

コロッケさんと飯豊さん登壇
肝炎検査と特殊詐欺啓発イベント
 19日のご当地キャラ博では四番町スクエアのステージで肝炎検査と特殊詐欺対策の啓発イベントが行われ、タレントのコロッケさんと女優の飯豊まりえさんが登場した。
 コロッケさんは「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターと「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦」プロジェクトチーム特別防犯支援官、飯豊さんも特別防犯支援官を務めている。
 壇上でコロッケさんは「肝臓は痛みが起こるのが遅い臓器。手遅れになる前に検査に行ってください」「今は高齢者のほか、若者でもだまされている。疑ってもいい時代にあり、おかしいと思った時は警察に相談してください」と、時折ものまねを交えながら求めた。
 飯豊さんは「私たち若い世代としては家族が被害にあわないよう守る必要がある」と述べた。
 啓発イベントには上野賢一郎衆院議員、大久保貴市長、ひこにゃんも参加した。

2019年10月24日木曜日

ボランティア活動の拠点ボラカフェ彦根市男女共同参画センター・ウィズに開設

 市民のボランティア活動の拠点「ボラカフェ」が彦根市男女共同参画センター・ウィズ内に開設。11日にオープニングイベントが開かれた。
 「ボランティアに興味はあるが、どのようにして始めたらよいのか」「どのようなボランティア活動があるのか」「一緒にボランティアをする人を集めたい」など、さまざまな考えの市民の情報交換と交流の場として新設された。
 主催側のメンバーは、市社協地域づくりボランティアセンターのボランティアコーディネーターや市民活動相談員ら5人。ウィズ内の談話コーナーで毎週金曜午前9時半から正午まで開設し、参加者同士で意見交換をしたり、「ミニ講座」を開講したりして交流を深める。
 11日のオープニングイベントでは「おいしいコーヒーのいれ方講座」が開講。近江八幡市の団体「生き生きクラブ」のメンバーが受講者23人に「お湯は中心からかけて」などと教えていた。
 ボラカフェの主催者メンバーの一人でボランティアコーディネーターの沼波洋子さん(35)は「ボラカフェで新しい世界に出会って頂き、新しい一歩を踏み出すきっかけが芽生えたらうれしい」と参加を求めている。
 参加無料、飲み物30円、出入り自由。年齢、性別、国籍は問わない。問い合わせは地域づくりボランティアセンター☎(22)2821。