野球肘は投手を中心に野球選手の発症がほとんどで、内側、外側、後ろ側の3分野に分けられる。中村院長によると、痛みなど自覚症状がなくても発症している場合があり、特に「離断性骨軟骨炎」と呼ばれる外側系は痛み出すと手術が必要な場合が多いため、早期の発見が重要だという。
エコー検査では肘の関節や骨の軟骨の損傷具合を調べ、異常なし、要治療、要手術の3パターンの鑑別を行う。かがりの整骨院で検査後、要手術以外の患者には超音波刺激で治していく。
2カ月前から野球肘のため通院している市立金城小学校6年の石井利樹君(12)は「痛みで投げることができなかったが、最近は痛みも消えた」と話していた。
かがりの整骨院には小学生から高校生までの野球選手たちが野球肘の治療のために毎月30人ほど通院している。中村院長は「甲子園を見ていると1人で投げ抜く投手がいるが、野球肘をそのままにしておけば、将来野球ができなくなる可能性もある。科学的根拠に基づいた適切な判断と処置を早期に行う必要がある」と話している。
エコー検査は無料だが、治療は有料。受付時間は午前9時~午後1時と午後3時~同8時。休診は土曜午後と日祝日。問い合わせはかがりの整骨院☎(27)3360。
0 件のコメント:
コメントを投稿