滋賀彦根新聞

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2020年10月22日木曜日

ひこにゃん使いコロナ差別の啓発ポスター

 新型コロナウイルスの感染者や医療従事者に対する差別や誹謗中傷が各地で報告されているため、彦根市は啓発のためにひこにゃんを使ったポスター(写真)を作り、市内各所に配布している。
 市人権政策課によると、市内の感染者らに対して差別や誹謗中傷は報告されていないとしているが、滋賀彦根新聞が感染者の家族に取材したところ、近隣住民からの差別とみられる言動があったという。
 市は新型コロナに関する差別などを防止啓発するため、これまでに広報ひこね9月1日号への折り込みと市ホームページ向けの啓発チラシ2枚を作成。啓発をさらに広めるため「会えなくてもきっとつながることはできる」と書かれたボードを手にしたひこにゃんを使ったポスターを新たに作った。ポスターには「STOPコロナ差別 みんなが笑顔で暮らせるまちに」「ソーシャルディスタンスを保ちつつ心の距離を近づけましょう」とも書かれている。
 B2判200枚とB3判500枚を作成し、市の施設や大津地方法務局彦根支局、彦根公共職業安定所、彦根保健所、学校、市内スーパー、金融機関、駅などに9月28日から順次、配布している。
 なお県は新型コロナで人権侵害を受けた県民を対象に「ほっとらいん」を開設している。問い合わせは☎ファクス077(523)7700。

後三条町に天然酵母パンの店・晴ぱんオープン

 彦根市後三条町に2日、天然酵母パンの店「晴ぱん」がオープンした。
 店主は彦根出身の門川幸世さん(44)=近江八幡市=で、母親
が経営する飲食店「さんかく」内に開店した。門川さんは体に良いパン作りを学ぶため、2014年2月から京都の教室に通い、16年7月に指導者の資格を取得。その年の12月から教室を開講してきた。
 門川さんが作るパンは、ご飯と麹(こうじ)で作った自家製の酒種酵母と北海道産の小麦などで作った生地をこねて発酵。冷蔵庫で8時間以上冷やして、再度発酵させた後、焼成して仕上げる。
 食パンや菓子パン、ベーグル、ワッフルなど10種類以上を用意。メニューや予約は晴ぱんのインスタグラムで。門川さんは「自然の素材を使って体にいいパンを作っています。市民の皆さんに愛される店にしたい」と笑顔を見せていた。開店時間は午前11時~午後4時。日月曜定休。日曜にはレッスンも。問い合わせは晴ぱん☎(26)9590。

2020年10月19日月曜日

北川司朗さん平田町の大沢地区の歴史まとめた本刊行

 彦根市平田町の北川司朗さん(76)が、平田町の大沢地区の歴史をまとめた本「大沢四方山(よもやま)話―彦根市・平田町大沢の歴史散策」を刊行した。
 平田町の大沢地区は彦根巡礼街道商店街(ベルロード)の南側沿いの集落で、北川さんの本によると昨年時点で1016世帯、店舗を含めると1060軒あるという。
 本は「大沢の成り立ち」「巡礼街道と朝鮮人街道」「大沢鳴宮天満宮および新神社」「大沢のお地蔵さんと地蔵盆について」「水産試験場(平田養魚場)」「大沢自治会」の6章で構成。
 「大沢の成り立ち」では江戸時代中期に鷹狩りが行われ、田園だった地に人が住み始めたことや、明治6年(1873年)には12戸が住んでいた様子を地図や写真入りで紹介。
 「大沢鳴宮天満宮および新神社」では天保15年(1884年)に創建された天満宮の社殿や太鼓部屋など建物のほか、さい銭泥棒の対策に尽力した様子をまとめている。大沢地区とは離れた新神社(岡町)についてもその関わりを解説している。
 「水産試験場」では明治33年(1900年)に大沢地区に滋賀県水産試験場が設置、昭和20年(1945年)12月に松原町(当時)へ移転された後も平田養魚場として昭和41年まで活用されていたと説明。うなぎの放流や食用ガエルの養殖をしていたとする記録も記している。
 大沢地区は昭和30年代までは小規模の農村だったが、開発が進んで近年は1000世帯以上になっている。しかし一昨年をピークに減少傾向で、高齢化も進んでいる。北川さんは「大沢地区はほとんどが移住者の世帯で、地区内でも歴史を知らない方が多い。子どもたちの郷土愛を育てるためにもこの本を活用してほしい」と話している。
 本はA4判、76ページ。無料だが、送料が必要。問い合わせは北川さん☎ファクス(26)5639。

国際コンペティション・ペントアワード2020で金賞、木村水産の商品パッケージ

 
木村水産株式会社(彦根市後三条町)の商品パッケージが国際コンペティション「ペントアワード2020」の食品部門で金賞と銅賞を受賞。いずれも滋賀県立大学講師の南政宏さん(41)がデザインし、滋賀彦根新聞に喜びを語った。
 ペントアワードは世界的に優れたパッケージデザインを表彰するコンペで、木村水産によると、今年は世界60カ国以上から2000点以上の応募があり、9月24日にロンドンでZoomによる授賞式があった。
 金賞を受賞した商品は木村水産の「あゆのひらき」。高級感のある金色のパッケージを用いて、干物を置くためのざるをイメージしたオリジナリティ―の高さが特徴。また、琵琶湖の波を表現しパッケージと最高峰にふさわしいギフト用の木箱に入れた「献上子持ちあゆ」も銅賞を受賞した。
 南さんは過去のペントアワードでもふなずしのデザインが銀賞を受賞。「金賞が悲願だったためうれしい。西洋的なデザインとして評価されたと思う」と喜んでいた。
 
国内コンペでは入選
 木村水産の商品パッケージはこのほど発表された日本パッケージデザイン大賞2021でも入選した。
 同大賞は日本パッケージデザイン協会(JPDA)が1985年から隔年で開催。食品、アルコール飲料、一般飲料、菓子、化粧品・香水などの部門があり、応募作品から大賞、金賞、銀賞、部門賞、特別審査員賞などが選ばれる。
 今年度は全国の企業などから計827点の応募があり、第1次審査で406点の入選作品が選ばれ、第2次審査で40点の入賞作品が決定。大賞はサントリーフーズの茶「伊右衛門」のパッケージだった。表彰式は来年初春の予定。入賞・入選作品は来年刊行予定の「年鑑日本のパッケージデザイン2021」に収録される。
 入選になった商品はあゆのひらき、あゆの塩焼きあらほぐしと、金ごまあゆの「金あゆシリーズ」と「献上子持ちあゆ」で、いずれも県大の南講師のデザイン。

2020年10月12日月曜日

国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020 彦根市と近江八幡市で開幕

 国内外の芸術家が集う「国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020 森羅万象~COSMIC DANCE」が10日、彦根市と近江八幡市で開幕する。

 2001年に大津市のびわ湖ホールなどで始まり、03年以降は近江八幡市内の伝統的な建造物や江戸・明治期の空き町家などで開かれている。9回目の今年は初めて彦根市を会場に追加し、2市での共同開催となる。

山の湯やノムラなど
古い町家18カ所で

 国内外から61人の芸術家が参加。彦根エリアの彦根城西の丸、玄宮園、楽々園、スミス記念堂、善利組足軽組屋敷太田家、元ノムラ文具店、袋町の元遊郭、山の湯の8会場と、近江八幡エリアの10会場に分かれて作品を展示する。

 山の湯にはアーティストの江頭誠さん(34)=東京都、ベルリン在住の現代作家の岡林まゆみさん(47)、現代美術作家の田中誠人さん=東京都=が出展。江頭さんは女湯側を使い、女の子の人形を縦4㍍×横3㍍のビニールにスプレーで描き、ピンク色の毛布を何枚も敷き詰めた作品を展示。岡林さんは針金に付けた粘土を男湯側の脱衣所など各所に何本も取り付けて、銭湯として賑わっていた時の様子を表現している。

 1123日までの午前10時~午後5時。水曜休み。入場料は大人が両エリア共通3500円・各エリア2500円、高大学生2500円・2000円、中学生以下と障害者が無料。チケットは彦根駅西口の市観光案内所や旧ノムラ文具店などで販売。期間中、子ども向けワークショップやコンサートなども。問い合わせは事務局☎0748(26)5832。

2020年10月5日月曜日

北野神社 今年で創建400年で御鎮座400年祭

 彦根市馬場の北野神社は今年で創建400年を迎え、先月26日に「御鎮座400年祭」を境内の能舞台で営んだ。
 北野神社は彦根藩二代藩主・井伊直孝が城下町の守護の神社として元和6年
1620年)に創建。
 400年祭に合わせて、みこし蔵の改修、正面入り口のこま犬設置、鳥居・拝殿・社名額の修復、本殿の築地塀瓦屋根の改修、女子トイレと多目的トイレの新設、参道の修繕などを約1年かけてしてきた。工事費には個人と団体からの約800件の寄付をあてた。新型コロナウイルスの影響で神社関係者と特別奉賛者のみの参列で400年祭を行い、神楽の舞などがあった。
 瀧澤隆司宮司(78)は「多くの方から支援をいただき、すべての修復事業を終えることができた。後世に残す大きな仕事ができたと思う」と話していた。

ご当地キャラ博in彦根、今年の開催中止を発表

 ご当地キャラ博in彦根実行委員会(安澤勝委員長)は9月23日、今年の開催を中止すると発表した。 
 当初は10月17、18日の開催予定だったが、新型コロナウイルスの対策の準備期間として11月7、8日に文化プラザでの開催に延期していた。  実行委は18日にメンバーの彦根商店街連盟、彦根観光協会、彦根商工会議所、彦根市、彦根青年会議所の代表者らが集まって会議を開き、新型コロナの感染拡大防止を完全に担保できないため中止を決めた。実行委は「楽しみにしてくださった皆さまには誠に申し訳ございませんが、ご理解をお願いします」とコメントした。
  参加キャラを集めてきた日本ご当地キャラクター協会(大薮町)代表理事の荒川深冊さんは「残念としか言いようがない。(1200人以上入れる)会場への来場者数を300人に抑えるなど新型コロナ対策も万全にしたのだが」と嘆いていた。