2016年12月2日金曜日

交通渋滞緩和で彦根インターチェンジ付近に新設する駐車場からバスを運行させるパークアンドバスライド導入へ

 彦根市は交通渋滞を緩和させるため、彦根インターチェンジ(IC)付近に新設する駐車場からバスを運行させる「パークアンドバスライド」の導入に向けて調整している。実現すれば、滋賀県内で初めてとなる。
 彦根ICから彦根城にかけての道路は土日祝日を中心に渋滞が目立ち、長年の懸案事項になっている。彦根市は渋滞の緩和と城内に進入する車の減少を目的に、整備中の原・松原バイパスの開通や平成36年の国体開催の時期までに「パークアンドバスライド」を導入したい考え。
 民有地を駐車場として整備し、その駐車場からシャトルバスを運行する計画で、来年秋にも社会実験を行う予定。特別史跡の城内に整備されている駐車場もあるため、将来的には駐車場を減らして史跡の発掘や復元をする目的もある。
 滋賀県内では大津市が電車に乗り換えてもらう方式を導入しているが、バスの方式は初めてだという。市の担当者は「社会実験と利用した観光客へのアンケート調査などを経て実現に向けて調整していきたい」としている。

データサイエンス学部を新設する滋賀大学で小学生を招いたプログラミング教室

 来年4月にデータサイエンス学部を新設する滋賀大学は23日、彦根キャンパスで小学生を招いた「子どもプログラミング教室」を開いた。
 統計について子どもたちに身近に感じてもらおうと、総務省と滋賀大が東京以外で初めて実施。ソフトウェア開発会社「jig.jp」(東京都渋谷区)の福野泰介社長(38)を講師に招き、彦根市内の小学校から応募があった50人以上のうち、抽選で選ばれた30人が午前と午後に分かれて受講した。
 教室はjig.jpが開発したソフト「IchigoJam」を使って行われ、子どもたちは小型の液晶モニターにキーボードで福野社長が指示した英語や数字を打ち込んで、基板につながったLEDを点滅させた後、ゲームを作ったり、日本の人口統計を算出したりする体験をしていた。
 若葉小6年生の川島伝華(よしか)さん(12)は「プログラミングに関心があり参加しました。打ち込むのが難しかったけれど、打ち込み終わると達成感があり楽しかったです」と話していた。

2016年11月30日水曜日

甲状腺がんを発症した子どもたちを支援するための「12人の絵本作家による応援カレンダー」が完成 彦根市内でも配布開始

 東日本大震災の福島原発事故が原因で、甲状腺がんを発症したとされる子どもたちを支援するための「12人の絵本作家による応援カレンダー」が完成。彦根市内でも配布が始まった。
 福島県内の18歳未満の子どもを対象にした調査によると、135人が悪性のがんとの診断を受けて甲状腺の切除手術を受けたという。しかし原発事故による影響が認められず、一部の医療費しか補助されないため、甲状腺がんになった子どもの治療費などを支援していこうと、今年9月に有志たちによって「3・11甲状腺がん子ども基金」が創設された。
 また福島の子どもたちを救うため、日本の絵本作家たちが「応援カレンダープロジェクトチーム」を結成し、昨年は「被ばく裁判」を支援する活動を展開。今年はカレンダーの収益金を3・11甲状腺がん子ども基金に支援することにした。カレンダーは絵本作家12人の作品1点ずつが一月ごとに描かれている。
 全国各地に賛同者がおり、彦根市内では富永美砂穂さん(55)=原町=がプロジェクトチームに入り、カレンダーを販売している。富永さんは「作家さんや応援する人たちの思いが1人でも多くの方に届くように願っています」と話している。カレンダーは1部1000円。問い合わせは富永さん☎090(6737)9868。

彦根市民体育センターでB・LEAGUEの試合開催に合わせて滋賀レイクスターズの選手らが市長を表敬訪問

 12月3、4日の両日に彦根市民体育センターでプロバスケットボールB・LEAGUEの試合が開催されるのに合わせて、滋賀レイクスターズの選手らが11日、大久保貴市長を表敬訪問した。
 訪問したのは坂井信介代表、遠山向人ヘッドコーチ、キャプテンの横江豊選手、ジュリアン・マブンガ選手。遠山ヘッドコーチは「年に1度の彦根での開催。子どもたちに夢を与えられるような面白いバスケットをしたい」と語った。大久保市長は「滋賀は国体に向けてスポーツが盛んになる。大いに頑張って頂きたい」と述べた。最後にはひこにゃんも登場し、一緒に記念撮影をした。
 彦根市民体育センターでは新潟アルビレックスBBと対戦。試合開始時間は3日午後5時と4日午後2時。チケットは滋賀レイクスターズのホームページなどから購入を。

谷川俊太郎さんと息子の賢作さん招いた授業彦根市立城東小学校で

 詩人の谷川俊太郎さん(84)と息子の賢作さん(56)を招いた授業が15日、彦根市立城東小学校で行われた。
 城東小では平成14年から詩の暗唱を授業に取り入れており、年間に約100編の詩を暗唱する児童もいる。
 授業は「『ことばっていいなすてきだな』谷川俊太郎さんとつくりだす詩の風景」をテーマに実施。第1部では、教員20人が谷川さんの詩「生きる」を朗読した後、全校児童319人が学年ごとに「やま」「だいち」「ひつとのほし」など谷川さんの作品を朗読した後、全校児童で「ひとりひとり」を披露した。
 第2部では谷川さんが賢作さんのピアノの伴奏に合わせながら、「生きる」や「うんこの歌」などを時折、ユーモアを交えながら発表した。質問コーナーでは児童たちが「いつから詩を作り始めたのですか」「1つの詩を作るのにどれだけかかりますか」などとたずね、谷川さんは「18歳から作り始めています。作品を作るのに短いので15分、長いのは書き直しを含めて3年かかります」と答えていた。
 6年生の杉本心都さん(11)は「谷川さんの読み方や声の音量が勉強になりました。たくさんの詩を上手に暗唱できるようになりたい」と話していた。谷川さん親子の授業は、子どもたちに本への親しみを持たせる活動をしている団体「季節風びわこ道場」が平和堂財団の協力を得て開催し、保護者ら約150人も見学に訪れた。


2016年11月29日火曜日

南彦根駅近くに新設する市民体育センター内への図書館(サテライト館)を巡って事務局側の市教委と大半の委員の意見が対立

 彦根市内の図書館の整備方針を決める3回目の市図書館協議会が15日、尾末町の市立図書館で開かれたが、南彦根駅近くに新設する市民体育センター内への図書館(サテライト館)を巡って事務局側の市教委と大半の委員の意見が対立。急きょ年内に再度、協議会が開かれる予定となった。
 市教委が発表した整備基本計画のたたき台では、拠点になる「中央館」を河瀬か亀山学区内に新設するほか、現図書館の北部館、稲枝地域の南部館、市民体育センター内に図書館機能を有するサテライト館の3つの「地域館」を設ける方針。
 一方で、協議会では昨年7月から新たな図書館整備に向けて話し合ってきた経緯があるため、委員からは「市内3館で議論を進めてきたのに、突如4館になった。これまでの話し合いは何だったのか。納得できない」「サテライト館が先に完成すると、中央館が充実しないのではないか」「サテライト館を設けるぐらいなら、もっと体育機能を充実させるべきだ」「サテライト館ではなく、図書機能ぐらいでよい」など、正副委員長を除く委員8人のうち6、7人がサテライト館に対して反対意見を述べた。
 今後は年末に整備基本計画の素案を市のホームページにアップするなどして、パブリックコメントを1カ月間募り、2月中旬に4回目の協議会を開催した後、3月中旬に計画を策定する計画だった。しかし、サテライト館に対して委員の反対が根強いため、公表前の年内に4回目の協議会を開くことになりそうだ。
教育部長が不適切発言
委員「議論意味ない」
 15日に開かれた市図書館協議会では、市教委の山口義信部長の発言を巡って委員から不信の声があがった。
 サテライト館が不要だとする意見が計画に反映されるのかとたずねた委員からの質問に対し、山口部長は「この協議会は諮問機関ではないため、最後は事務局が決めることになる」と述べた。
 同協議会は法的には諮問機関ではないが、市教委から諮問された委員たちが市内の図書館の整備方針を話し合っており、事実上の諮問機関の役割を果たしている。
 山口部長の発言に対し、委員からは「いくら議論を深めても反映されないのなら意味がない」など反発の意見が出ていた。
 ※解説=サテライト館を新設したい市教委(市)側と、設置する必要がないとする委員側で対立し、このままでは収拾がつきそうにない。
 市側がサテライト館の設置にこだわる理由は、市民体育センターの新設とも深く関わっている。元々、南彦根駅前のひこね燦ぱれす周辺は図書館(中央館)の最有力候補地だった。
 地元においても図書館整備を期待する声があった中での市民体育センターの新設話に、動揺の声があったとも聞く。
 つまり、市側としては「サテライト館」と銘打って、地元に理解を求めたい思惑があるものの、この財政難の時代にそうやすやすと問屋が卸すはずがなく、委員から反対の声が相次いだ。
 そして、その上に事務局トップの部長による不適切発言があったことで、委員の不信感はますます根強くなっている。
 同協議会を経たとしても、次は市議会が待ち構えており、このままの素案では先行き不透明であり、見直しが求められよう。        (山田)

国際ソロプチミスト彦根が認証35周年の記念行事で小学校計34校にソフトバレーボールを寄贈

 国際ソロプチミスト彦根(棚橋幸子会長)は認証35周年の記念行事として、彦根市や周辺市町の小学校計34校にソフトバレーボールを寄贈。9日に城北小で贈呈式が開かれた。
 ソロプチ彦根は子ども支援の事業を進めており、今年は9月23日にビバシティホールで開催したチャリティーバザーの収益金を活用し、市内の17校、旧能登川町の4校、愛荘町の4校、米原市の9校に計636個(うち彦根442個)のボールを寄贈。
 最初の学校となった城北小ではソロプチ彦根の会員20人が来校し、棚橋会長が森居康孝校長に目録を渡した後、役員たちが6年生の代表6人にボールを1個ずつ手渡した。
 棚橋会長は「このボールで遊んで、体を強くして健康な体になってください」と述べ、森居校長は「頂いたボールを有効に使っていきたい」と語っていた。
 贈呈式後には式に参加した1年生64人が会員たちと一緒にボールを使って遊んでいた。6年生の福井駿君(11)は「バレーやドッジボールなど色んな遊びができるので、とてもうれしいです。友だちと楽しくボール遊びをします」と礼を述べていた。