2018年1月16日火曜日

「彦根城を攻めよ」西郷隆盛の挙兵計画わかる手紙公開

 彦根城博物館は11日から、常設展「井伊直弼と西郷隆盛」を行う。
 直弼(1815~60)と西郷(1827~77)は直接、出会うことはなかったとされるが、幕末期には対立した立場にあった。安政5年(1858)4月に大老に就任した直弼は6月に日米修好通商条約に調印し、8月には孝明天皇から条約調印を非難する勅諚(ちょくじょう)が幕府に下された(戊午の密勅)。
 この頃、西郷は薩摩藩主の島津斉彬の命を受け、将軍後嗣に一橋慶喜を擁立するための政治工作を行い、政権に反する危険人物扱いされたため、薩摩に退去。自殺未遂や流島生活もした。これらの情報は京都にいた彦根藩士の長野主膳から江戸の直弼にも伝えられたとされる。
 常設展では直弼と西郷の関係性がわかる当時の手紙など6点を展示。そのうち水戸藩の鵜飼知信・知明父子が同藩家老の安島帯刀に宛てた手紙=写真=は、薩摩藩の軍勢を大坂に待機させ、幕府の老中・間部詮勝が京都で「暴政」を行ったら伏見で間部を打ち払い、沢山城(彦根城)を踏み倒すとする西郷の挙兵計画を語った内容。この手紙は安政5年9月付で江戸に送るはずだった密書類の一つだったが、20日に草津付近で幕府の役人によって押収された。鵜飼父子は2日前の18日に捕らえられ、その後死刑になっている。

2018年1月5日金曜日

ミニチュア写真家の田中達也さんの作品展「MINITURE LIFE~田中達也見立ての世界」ビバシティホールで

 ミニチュア写真家の田中達也さんの作品展「MINITURE LIFE~田中達也見立ての世界」が、新年1月3日からビバシティホールで開かれている。
 田中さんは食べ物や文具、書籍などのミニチュアで日常の光景を表現し、それを撮影してインターネット上で公表。平成23年から毎日アップしており、SNSのフォロワーは世界中で100万人以上だという。今年のNHK連続テレビ小説・ひよっこのタイトルバックも担当した。
 ビバシティホールの作品展はNHKサービスセンターが主催。「トウモロコシ燃料ロケット」、アイスクリーム型の「地球は甘かった」、プリン型の「甘島」などのミニチュア約100点を展示。開催時間は14日までの午前10時~午後8時半。入場料は中学生以上600円(HOPカード提示で500円)、小学生以下無料。

2017年12月28日木曜日

彦根城天守の修復へ滋賀飲料が売上の一部を寄付する自動販売機を設置

 10月の台風21号の影響で漆喰壁がはがれた彦根城天守の修復に貢献しようと、自動販売機業者の滋賀飲料(彦根市本町)は23日、売上の一部を寄付する自動販売機を同社近くに設置した。
 台風21号により、現在は一般出入り口になっている天守の多門櫓の漆喰壁が高さ約3・7㍍×幅16・6㍍にわたってはがれ、玄宮園の広場(武蔵野)からもその惨状がよくわかる。
 同社は天守の修復に貢献しようと、自動販売機で売れた商品1本あたり10円を市に寄付することにした。自動販売機は側面にプロの写真家たちが撮影した天守の写真が貼られており、「わかくさ堂」前に設置。茶やコーヒーなどの飲み物のほか、双葉荘(松原町)のしょうゆ「うまし」など計約20種類を販売している。飲み物の購入以外に500円と1000円が募金ができる専用ボタンも付いている。
 同社専務の瀧圭介さん(37)は「天守の惨状を見るたびに何かできないかと思っていた。寄付をしたいけど、その方法が分からない市民や観光客の皆さまにも簡単に寄付ができると思い考えました」と話している。自動販売機の設置期間は天守の修復が完成する来年夏頃まで。

近江鉄道 電車の経営困難

 近江鉄道が鉄道部門の経営を単独で続けるのが困難だとして、沿線の5市5町に対応策を求めていることがわかった。
 同社によると、鉄道部門は平成6年度に赤字に転落して以降、23年連続で赤字経営が続いており、昨年度は過去30年で最悪の3億1800万円の営業損益を計上した。
 営業収益自体はここ10年ほど微増傾向にある一方、レールや車両の修理など設備投資が増えており、昨年度の営業費用は過去30年で最多の14億7600万円となっている。同社は設備投資の費用を今後10年で現在の1・5倍になると予想。すでに同社単独での経営再建は困難と判断し、昨年6月から沿線自治体に説明している。同社執行役員の小端努さんは「鉄道がこの地域の中で必要かをみんなで考え、存続に向けた方策を講じてほしい」と話している。
 1㌔あたりの1日の利用人数を指す昨年度の輸送密度は、八日市~近江八幡が4639人と最多で、彦根~高宮の2906人、高宮~八日市の1509人と続き、7路線で平均が1865人だが、米原~彦根が693人、高宮~多賀大社前が583人と1000人以下の区間もある。
 今後は輸送密度の低い区間のバスへの転換や、鉄道部門を第三セクターなどが保有する公有民営方式など対策を考える必要があり、5市5町と近江鉄道による早急な調整が求められる。
 彦根市交通対策課の担当者は「財政的な負担の問題などがあり、今後、どのようにするのかはまだ検討もつかないが、鉄道をやめてもらったら困るというのは5市5町の共通認識だと思う」と話している。

2017年12月27日水曜日

JA東びわこ災害時の保存食として彦根梨カレーを彦愛犬に寄贈

 JA東びわこは災害時の保存食として「彦根梨カレー」を彦愛犬の1市4町に寄贈。15日には木村正利理事長が最初の豊郷町役場を訪れ、伊藤定勉町長に箱詰めを手渡しした。
 1市4町のJAが平成9年4月に合併してから20年が経つため、その記念事業として企画した。彦根梨カレーは幸水と豊水のうち、規格外の梨を使って昨年8月にイベント時の提供用として開発。彦根梨の甘みと香りが漂うおいしさがあるといい、約2年間保存できる。来年にはJA直売所で販売していく。
 今年も1万袋作り、そのうち7000袋を1市4町に寄贈。豊郷町には25箱の1250袋が贈られ、木村理事長から受け取った伊藤町長は「備えあれば憂いなし。災害時の保存食として大変ありがたい」と礼を述べた。
 今後は20日に甲良町(20箱)と彦根市(10箱)、27日に多賀町(25箱)、28日に愛荘町(60箱)に贈られる。

2017年12月18日月曜日

近江鉄道沿線の麺メニュー食べ歩くスタンプラリー ぐるーっと麺めぐり

 近江鉄道沿線の麺メニューを食べ歩くスタンプラリー「ぐるーっと麺めぐり」が今月1日から始まった。
 近江鉄道が米原から貴生川までの沿線にあるラーメン、うどん、そば、焼きそば、パスタなど麺を扱う27店舗と連携して企画。彦犬地区では、ちゃんぽん亭や文久蔵、めんや三平、FUKUMOTO、ローズマリー、一休庵多賀店、寿命そば(多賀)などが対象の店。
 利用者は彦根駅や米原駅など主要駅で1日乗り放題の専用の切符を1000円で購入。一緒にもらえるスタンプカードを持参して各店を巡り、彦根・多賀大社線、湖東近江路線、水口・蒲生野線、万葉あかね線の各ゾーンで1個以上のスタンプ計10個集めると、オリジナルのはしが受け取れる。全27店のスタンプを集めるとオリジナルの丼も。
 イベントは来年2月28日まで。大人1人につき小学生以下1人が無料に。問い合わせは近江鉄道鉄道部☎(22)3303。