2018年8月15日水曜日

近江高 前橋育英下し3回戦へ 林投手好投で父「テンポ良かった」


 第100回全国高校野球選手権記念大会の2回戦が13日、阪神甲子園球場で行われ、滋賀県代表の近江高が第3試合で群馬県代表の前橋育英高と対戦。九回裏に有馬諒捕手(2年)がサヨナラ打を放ち4対3で勝利した。次戦は17日の第1試合で2001年以来のベスト8をかけ、静岡代表の常葉大菊川高と戦う。
 試合は一回に近江が先制したが、2回に前橋育英が3点を奪い逆転。六回に近江が3安打で一死満塁とし、3番・家田陸翔選手が左前に2点適時打を放って同点にした。3対3で迎えた九回裏、近江がクリーンナップで無死満塁のチャンスを作り、6番の有馬が中前に適時打を放ってサヨナラ勝ちした。
 投手は1回戦で好投を見せた佐合大輔投手(3年)が先発。1対3で迎えた四回から林優樹投手(2年)に代わり、6回無失点の好投で勝利に貢献した。

 近江高のアルプス席には近江トラベルのバス31台の1380人を含む3000人以上で満員となった。1回戦は県大会のコンクールと重なり応援に駆けつけることができなかった吹奏楽部の部員69人も参加。OB14人と一緒に8曲の応援歌を演奏し、アルプス席を盛り上げた。部長の吉岡凜君(17)=彦根市平田町=は指揮を担当。「1回戦に来られなかった分、応援に力を込めた。春のセンバツ時より曲が増えて違った楽しさがある」と話していた。
 好投を見せた林投手の父・雅之さん(47)は「テンポ良く投げられていて、観戦していて気持ちが良かった」と笑顔を見せた。
 サヨナラ打を放った有馬捕手の父・雅規さん(51)は「みんながチャンスを作ってくれて良い場面で回ってきた。打った瞬間は抜けてくれと思った。盗塁を刺すなど守備でも貢献できた」と喜んでいた。
 近江高野球部の保護者の藤居秀隆さん(39)は「素晴らしい試合が続いているので、この勢いでぜひとも滋賀県勢初優勝を」と話していた。

2018年8月12日日曜日

堀絵依子さん袋町歌った曲「雨の袋町」が完成

 彦根市大薮町の演歌歌手・堀絵依子さん(本名・菱田英子さん)が袋町をテーマに歌った曲「雨の袋町」が完成。「たか女」「ひこね音頭」の3曲入りのCDとして販売している。
 幼少期から歌が好きだったという堀さんは、24年前から作曲家の立花歌織さん=草津市=のレッスンを受けてきた。平成21年には井伊直弼の側近だった村山たかをうたった曲「たか女」を自主制作。昨年11月には袋町の飲食店が加盟する滋賀県社交飲食業生活衛生同業組合のメンバーと一緒に、安心安全な飲食店をPRするため時代衣装を着て袋町内を練り歩き、たか役を演じた堀さんは各店で歌声を披露していた。
 袋町への来店客増に貢献しようと、4作目となる「雨の袋町」を制作。「グラス相手にひとりごと 消えたあの男性いまどこに」などの歌詞で、恋した1人の女性がその男性を思って袋町で寂しく飲んでいる様子を表している。
 堀さんは「この曲を通じて、彦根はもちろん、ほかの地域や他府県の皆さんが袋町に訪れてくれるきっかけになれば。そのために私も歌い広めたい」と話している。CDは雨の袋町、たか女、ひこね音頭の3曲とカラオケバージョンが入って1200円。ジョイサウンド系のカラオケにも入っている。問い合わせは堀さん☎090(3826)7725。
 堀絵依子さんは、彦根城をテーマに昭和27年に作られた曲「月明り三十五万石」のカラオケの音源を制作。「多くの市民にこの曲を知ってほしい」と歌う場の提供を求めている。
 堀さんは、平成27年に市内で開かれたある市民の叙勲の祝賀会で、出席者がアカペラで歌った際に「月明り三十五万石」を知った。ビクターエンタテイメントから出された曲だが、カラオケの音源として残っていないため、堀さんは同社に許可を得た上で2年以上かけて音源を作った。
 「この曲は彦根に残る幻の名曲で、埋もれさせてはいけないと思っています。市民をはじめ多くの方にこの曲を知ってもらえるよう、広めていきたい」と話している。問い合わせは堀さんまで。

2018年8月9日木曜日

彦根鳶保存会内に新たな団体・八艘鳶の会が結成、はしご登り存続へ

 彦根市消防本部は3日、はしご登りを披露する彦根鳶(とび)保存会(中村藤夫会長)内に、演技者の新たな団体「八艘(はっそう)鳶の会」が結成されたと発表した。はしご登りを巡っては市消防団の役員人事の対立で、元副団長らが彦根鳶保存会内のはしご乗り手の会を解散、はしごも解体したため、その存続が危惧されていた。
 八艘鳶の会は新人2人を含む17人で組織。はしご1基を新調し、今後は計3、4基を作る予定。同会では「規律を重んじ、安全に配慮しながら練習を重ねたい」としている。11月3日のひこね城まつりパレードや新年の消防出初め式でのはしご登りについて、市消防本部では「八艘鳶の会が結成されたことで継続できる」と安どしている。
 市消防団の役員人事を巡っては、今年3月16日に内示された市消防団の人事で副団長3人と分団長1人が再任されなかったため、元副団長らが「断りもなく内示が出されたことに納得いかない」と憤慨。元副団長は、はしごを解体し、顧問を務めていたはしご乗り手の会を解散していた。

近江高が智弁和歌山高に7対3で勝利し2回戦へ

 第100回全国高校野球記念大会の一回戦が7日行われ、滋賀代表の近江高が2試合目に登場し、春の選抜大会準優勝で和歌山代表の智弁和歌山高に7対3で勝利した。2回戦は大会9日目の13日の第3試合に群馬代表の前橋育英高と対戦する(以下、一部敬称略)。
 試合は2点を先制された近江が4回に四番の北村恵吾のツーランホームランで同点。5回には七番の山田竜明のソロホームランで勝ち越すと、8回には北村がこの日2本目となるツーランホームランを放つなど3点を奪いリードを広げた。
 投手陣は地方大会で1回しか投げなかった3年の松岡裕樹が先発。3回以降は2年の林優樹、3年の佐合大輔の継投で智弁和歌山の強力打線を抑えた。9回には3年の金城登耶が四死球で満塁のピンチを迎えたが、犠牲フライの1点に抑えて勝利した。
 アルプス席は近江トラベルのバス27台の約1100人を含め、ほぼ満員だった。大久保貴市長も応援に駆けつけた。
 2本のホームランを打った北村選手の父・哲也さん(50)は、昨年の夏の大会で腰痛のためベンチ入りできなかったことに触れながら「四番の仕事をしてくれた。よくやったとほめてやりたい」と語った後、哲也さんの誕生日が先月だったことから「甲子園でホームランという、少し遅い誕生日プレゼントをくれた」と涙をふきながら話した。
 山田選手の父・正明さん(50)は「滋賀大会でホームランが打てなかったため、『甲子園では打ちたい』と言っていたので本人の念願がかなったのでは」と笑顔を見せていた。
 応援団長で3年生の茨木寿弥選手は「これで浮かれることなく、次の戦いが大切になる。目標はベスト8以上なので、もう一度気を引き締めて次戦に挑みたい」と力強く語った。
 近江トラベルは次戦もバスツアーを実施する。

2018年8月8日水曜日

甲良町の金田大聖選手に抱負聞く、応援団長にも

 5日に阪神甲子園球場で開幕する第100回全国高校野球選手権記念大会に、滋賀代表として彦根市松原町の近江高校が出場する。部員のうち、彦犬地区から唯一、18人のベンチ入りメンバーに入った甲良町の金田大聖選手(18)=3年生=に抱負などを聞いた。
 金田選手は身長180㌢、体重85㌔の恵まれた体格で、ベンチ入りメンバーでは最も大柄の一塁手。夏の滋賀大会では準決勝の近江兄弟社戦での代打出場のみだったが、持ち味の長打力を生かし甲子園では代打の切り札として登場する可能性がある。
 甲子園出場について、金田選手は「春の滋賀大会の決勝で敗れ、チームが一度リセットされたことで、一丸となって甲子園出場に照準を合わせることができた。最後の夏の甲子園になるので、その重みを感じます」と引き締まった表情を見せた。
 今年のチームの印象については4人のエース級をそろえた投手力をあげた上で「投手力に打線がつながれば、甲子園でも上位を狙える」と分析し、対戦したいチームに大阪桐蔭や星稜をあげた。
 甲子園では代打での出場になると思われるが「バットの芯に当たれば、どんな投手でもホームランを打てる自信があるので、活躍を見てほしい」「チームとしてはベスト8以上を目指し、全国制覇を果たしたい」と意気込みを述べた。

 アルプス席で応援団長を務めるのは3年生の茨木寿弥選手(18)=京都府綴喜郡。春のセンバツではベンチ入りし、副主将も務めた。
 夏の滋賀大会から応援団長に指名された。その時の思いについて茨木選手は「切り替えてやるしかないと思った。ほかの部員たちと一緒にチームが勝てるよう応援するだけ」と力強く語った。
 滋賀代表として出場することについては「近江高のアルプス席はすごいと思われる応援をしたい。吹奏楽部は全国的にも有名なので、一緒に盛り上げていきたい」と自信を見せ、「泣いても笑っても最後の甲子園になるので、部員、マネージャーの104人全員で100回大会の優勝旗を滋賀へ持ち帰りたい」と全国制覇を目標に掲げた。

花しょうぶ通り商店街に氷茶屋 百笑オープン

 彦根市の花しょうぶ通り商店街に、かき氷と甘味の専門店「氷茶屋 百笑(ひゃくわらい)」が24日オープンした。古い町並みに合ったレトロな雰囲気の店内で、素材にこだわったかき氷などを提供している。
 店主は中藪町の林豊さん(35)。8年ほど前に知人の紹介で訪れた岐阜市内の「茶屋赤鰐(わに)」のかき氷の味に感動。以来、東北や関東など全国各地の50店以上の有名店でかき氷を食し、店によって氷の質感やシロップへのこだわりなどに違いがあることを知った。約5年前に業務用のかき氷機を購入。試行錯誤を繰り返すうちに、氷の温度や削る刃の調節、シロップの種類などで食感や味に違いができることを把握したという。
 林さんが作るかき氷は、氷を薄く細かく削ってふわふわにした上で、季節に合った食材を使用するなど素材にこだわったシロップをかけるのが特徴。家族や友人、知人に食べてもらい、彦根ゆかたまつりに出店するなどして「自信を深めて、自分なりのかき氷を作れるようになった」ことから出店を決意。国の重要伝統的建造物群保存地区の花しょうぶ通りで物件を探し、旧常和園の1階部分を改装し、昭和時代のかき氷機や浮世絵など昔懐かしい物も展示した。
 店名の「百笑」は、林さんが好きな愛知県安城市の木工作家・森兵衛の作品(百笑(どよめき))からと、「来ていただいた方に笑顔になってほしい」との思いから命名。林さんは「レトロな雰囲気の中で、粋な食べ物のかき氷を食べて欲しい。冬場でも楽しんでもらえるよう、季節に合った商品を提供したい」と話している。営業時間は午前11時~午後6時。定休日は火曜。住所は彦根市河原3丁目4番25号。