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2019年12月5日木曜日

明智光秀の多賀出身説、澤田順子さん冊子に

 多賀町佐目出身の澤田順子さん=彦根市松原町=が、来年のNHK大河ドラマの主人公、明智光秀の佐目出身説について解説した冊子「明智十兵衛光秀 謎多きルーツに迫る 多賀出身説!」を作成した。
 光秀の出生地は美濃地区(岐阜県南部)が有力視されているが、明確な一次資料がなく、現在は多賀町佐目を含め6カ所の地域名があがっている。澤田さんは昨年10月以降、多賀大社の古文書や江戸時代前期の本「淡海温故録」に光秀の佐目出身説が記されていることを確認。ほかの資料も参考しながら独自に調査してきた。
 冊子では▽佐目に光秀の光から「見津」と書いて「けんつ」と読む一族が残っており、見津五人衆の口伝が残る▽佐目に3つの山城跡がある▽本能寺の変の4日後に光秀が自筆で書いた「禁制」の書物が多賀大社に現存する―などを「出身説のポイント」として紹介。
 「戦国時代の混乱で明智家は佐目に入り、見津という姓にした五人衆の家来が光秀を守った」「山城の一つのふもとに十兵衛屋敷跡が伝わる」「本能寺の変が起こった1582年6月2日の4日後に『多賀門前で暴れてはいけない』などと光秀が多賀社中に発給した文書が残る」などの内容をまとめている。
 ほかに、佐目に残る十二相神社や法蔵寺などを関連場所として、澤田さんが作った地図「見どころポイント・おすすめルート」も掲載している。
 澤田さんは「明治以降、光秀の関係者は差別を受け、隠された歴史があった事実もわかった。大河ドラマを機に故郷の歴史をひもとくきっかけになればと思う」と話している。冊子は横18㌢×縦21㌢。1000円。問い合わせは澤田さん☎090(2018)1361のメール(3ginweb@gmail.com


2019年12月3日火曜日

政治(不祥事等)の敵は「時」の経過

 彦根市都市建設部の前部長らと岐建滋賀支店の社員が地方自治法施行令違反にあたる裏合意を行い、調停を経て契約を解除した。その後、3度の入札が不調に終わったため、8月に副市長が「随意契約の可能性」を含めて岐建側と協議。しかし「随意契約の要件を満たさない」案件とのことで、4度目の入札が行われ、結局は岐建が再び落札した。
 法令違反により前副市長が辞任し、百条委員会で法令違反の行為を認めた前部長が(最も軽い)処分を受け、契約を解除、そして再びその業者と契約を結ぼうとする―。この流れに疑念を抱くのは当然の感覚だが、「許容」または「容認」の雰囲気が市議会を中心にあるのも事実である。
 政治の舞台において、ある不祥事が起こった場合の最大の敵は「時」という、時間の経過である。国政をはじめ、小生たちはこれまでに幾度となく、その流れを目にし、経験してきた。それは何も政治の舞台に限らず、数々の事件においても同じ指摘ができ、事件・不祥事直後の熱さが時の経過で冷めるという流れがこの人間社会にはある。
 12月議会では庁舎耐震化と合わせて、建設費が13億円の増額となった市民体育センターの建設の行方も焦点になる。時の経過によって過去の不祥事を許す感覚や、早期に完成を願う思いはいかにも人間的だが、行政と対峙するはずの議会という地方自治制度の役割からすれば徹底的な議論(抗戦)を願いたいものだ。【山田貴之】

庁舎耐震化の入札 裏合意で契約解除した岐建滋賀支店が再び落札

 彦根市は工事が停止している本庁舎耐震工事の入札で、裏合意の問題を受けて今年2月20日に契約を解除した岐建滋賀支店(大東町)が再度、落札したと28日の市議会の企画総務消防常任委員会で発表した。
 26日に行われた入札には岐建滋賀支店、伊藤組・奥田工務店、飛鳥(とびしま)建設大阪支店が参加し、岐建が32億8500万円(税抜き)で落札。予定価格は33億7490万円(同)だった。建設工事のみの総経費は契約解除前に岐建に支払っている額と含めて51億4750万円(税込み)。
 事後審査を経て公表した28日の委員会では、北川元気議員が「裏合意をし、契約を解除した業者と再び契約をすることに対し、市民から不信や不安の声が出てくるのでは」と質問。大久保貴市長は「公平公正な競争入札で落札された。疑念はすでにふっしょくされていると認識している」と理解を求めた。

建設費4割 補正提案
業務開始は21年5月
 今後、市は12月2日に仮契約を結び、12月議会に仮契約の報告議案と契約額の4割(14億4540万円)にあたる補正予算を求める議案を追加提案し、議決後に本契約を締結。今年度中に工事を再開し、2021年3月末に新庁舎が完成、5月に仮庁舎から引っ越した後に業務を開始、7月に中央町の仮庁舎と市民会館内の部署が引っ越す予定。

2019年12月2日月曜日

東山保育園2020年度で閉園

 彦根市里根町の東山保育園が2020年度で閉園することがわかった。すでに来年度の新たな園児の募集を受け付けていない。
 市内の保育園は市立3園を含め27園あり、そのうち東山保育園を含む8園は社会福祉法人彦根福祉会が運営している。ほかに市内には小規模保育事業所5園、認定こども園2園、事業所内保育事業所1園もある。
 東山保育園は1949年(昭和24年)に天寧寺内に創設。外町への移築を経て、1985年(昭和60年)に現在地へ移った。周辺を含め土砂災害警戒区域に入っており、昨年9月の台風21号の時には裏手の日吉神社の樹木が傾いたほか、近くの高台にはため池もあり、大雨の時には保護者に早めの迎えを要請しているという。
 これらのことから彦根福祉会は閉園を決定し、保護者や彦根市にも伝えた。東山保育園には0歳から5歳までで52人(8月時点)が通園しているが、3歳以下クラスの28人は2021年度以降、ほかの園に移る必要がある。閉園後は土地を所有する市が管理する。
 市幼児課によると、今年4月時点の0歳と1歳の待機児童は25人だが、10月以降の保育料無償化でその数は増えていると考えられる。同課は「東山保育園の3歳以下の転園については調整したい。待機児童についても何らかの手立てが必要かもしれない」としている。

2019年11月29日金曜日

彦根市新市民体育センター建設工事の予算額13億1000万円増額

 彦根市は、南彦根駅前近くに整備予定の「(仮称)彦根市新市民体育センター」の建設工事の予算額が13億1000万円増額すると発表。今年度分の増額分(5億1440万円)の補正予算を12月議会に提案する。
 事業費は一昨年8月の基本設計時が63億7000万円だったが、実施設計時が74億9000万円と増え、基本設計時にはなかった外構工事などを含めた総事業費は82億2000万円と増額。しかし9月26日の建設工事の入札では参加した2業者とも市の予定価格を上回り不調に終わった。
 市は入札に参加した業者を含む6社にヒアリングを行った結果、元請の大手会社や下請けの専門業者ともに手持ち工事が多く、受注意欲が低い状況のため価格の高騰につながっているとして増額を決めた。
 建設工事の予算額は次年度以降の債務負担行為を含めて当初が69億1000万円だったが、今回発表が82億2000万円と増額。外構工事や解体費などを含めた総事業費も当初から12億5000万円増の94億7000万円となる。
 市は財源確保策として、個人や団体、企業から1億円以上の寄付を募ると発表。時期や方法について今後検討していく。ほかにネーミングライツ(施設の命名権)も募集する予定。
 今後のスケジュールは補正予算を12月議会に提案し、12月下旬に公告を行い、来年2月に開札と仮契約、3月に本契約を締結し、2022年6月の完成予定、12月の供用開始を目指す。当初は22年4月の供用開始予定だった。
 大久保貴市長は会見で「公共事業の6割の入札が不調の時代。入札結果を検討する中で増額をお願いしたい。市民に喜んでいただける施設を市民の皆さんと一緒に作りたい」と述べた。

2019年11月28日木曜日

2時間耐久レース・いす―1グランプリ彦根で初開催

 事務いすに乗って2時間のレースをする「いす1(わん)グランプリ滋賀彦根大会」が、彦根大ゑびす講が行われた24日に初めて開催。県内外から21チームが出場し、優勝を競った。
 彦根商店街連盟などが主催。中央商店街に往復200㍍のコースを設け、滋賀、愛知、京都、大阪、奈良の各県から高校生以上の3人チームの20団体と個人の1チームが出場した。選手たちは午後0時半から2時間、交代しながら事務いすを走らせて周回した回数を競った。中には勢い余って転倒したり、ぶつかったりする場面もあり、そのたびに沿道から歓声が沸きあがっていた。優勝チームには県産の米90㌔が贈られた。

2019年11月25日月曜日

スマート農業の研修会、南地区公民館と近くの水田で

 人工知能(AI)やロボット技術などを活用した次世代型の「スマート農業」を学ぶ研修会が20日、彦根市甘呂町の南地区公民館と近くの水田で行われ、県内を中心に農家や農業関係者ら約230人が参加した。
 農林水産省は今年度、「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」を全国各地で展開。滋賀県では県、フクハラファーム(薩摩町)、立命館大学、ヤンマーアグリジャパン、積水化学工業が共同事業体を立ち上げ、水稲、麦、キャベツ栽培の実証研究に取り組んでいる。
 研修会では県とフクハラファームが実証研究について説明し、立命館大学が「農業機械の自動化」について解説、ヤンマーと積水化学が各社製品を紹介した。その後、参加者は2班に分かれて水田に向かい、AIを活用したキャベツの自動収穫機、無人で操作するロボットトラクター、ドローンの実演を見学した。

やす井の料理長・櫻井泉さん井伊直憲の婚礼料理を再現

 彦根市安清町の料亭旅館やす井の料理長・櫻井泉(きよし)さん(51)が、井伊直弼の息子で彦根藩十四代当主の直憲の婚礼料理を再現。13日に滋賀県護国神社で開かれた県調理師会の展示会で披露し、来場者の注目を集めていた。
 直憲は有栖川宮家から宣(よし)子を正室に迎え、明治2年(1869年)2月23日に彦根城内で婚礼を行った。彦根城博物館所蔵の「井伊直憲婚礼規式献立帳」には婚礼の出席者に振る舞った料理が記録されている。
 櫻井さんらは同館学芸員の協力を得て献立帳の内容を解読し、かもやマツタケなどの煮物、煮卵、タケノコ、伊勢エビ、コイの刺身などの料理を再現した。櫻井さんは「日本海など各地の産物があり、婚礼に合わせて豪華な食材を集めたのがわかる。現代と変わらない料理が多いのも特徴」と話していた。
 県調理師会の展示会では県内の調理師44人の料理が展示されたほか、包丁式やひこにゃんともちつき、フリーマーケットなどが催された。

城東小5年生がベトナムに贈られるカロム盤デザイン

 彦根市立城東小学校の5年生たちがベトナムに贈られるカロム盤をデザインし、1819日の両日、城東小の児童たちがカロム盤を使って遊んだ。
 彦根ロータリークラブが社会奉仕と国際奉仕の事業の一環として、児童たちがデザインしたカロム盤をベトナムの小学校に届ける「カロムでつなぐ日越交流プロジェクト」を企画。9月26日にはベトナムからの留学生と一緒に城東小を訪れ、5年生41人と足でプレーするバドミントン「ダーカウ」や長い竹を跳びながら踊る「バンブーダンス」のベトナムの遊びで交流した。
 児童たちは10月上旬にドラえもんやサザエさんなど日本のアニメ、彦根城や忍者、ひこにゃん、富士山などを彩った9種類のデザインを作成。彦根RC会員の丸松木材(古沢町)が中央を児童のデザイン画、周囲を日本とベトナムの国旗をイラストしたカロム盤18台を作った。
 彦根RCは完成したカロム盤のうち12台を今月15日にベトナムソクチャン省の小学校に送った。城東小には5台を持参し、児童たちが休み時間を利用してカロムを楽しんでいた。
 5年生の梅形紗良さん(10)は日本とベトナムをつなぐイメージで架け橋をデザインしたといい「カロムを通して彦根とベトナムの子どもたちがつながればいい。みんなで楽しく遊んでほしい」と話していた。彦根RCのメンバーは今月23日から26日までベトナムの現地を訪れ、残りのカロム盤6台を現地の小学校に贈る。

2019年11月24日日曜日

近江鉄道沿線住民と社員語り合うワークショップ・近江鉄道みらいファクトリー近江鉄道本社で

 近江鉄道のこれからを沿線住民と社員が語り合うワークショップ「近江鉄道みらいファクトリー」の初回が、16日に彦根駅東口の近江鉄道本社で開かれた。
 ワークショップには住民24人と社員16人が参加し、8グループに分かれていろあわせ(芹橋)の北川雄士代表の進行で開催。他県の鉄道の事例報告を受けた後、近江鉄道で実現したいアイデアや、すぐに取り組めることなどを話し合った。
 参加者からは「線路を歩くイベントをしては」「パワースポットの聖地にしては」「ファンクラブを設けてみては」「トイレをきれいにしては」などのアイデアが発表された。
 びわこ学院大学4年の藤村翔太さん(21)=東近江市=は「社員の方と住民目線で話し合えるいい機会だった。地域や大学など団体との連携が大事だと思う」と話していた。
 ワークショップは来年1月18日に八日市で、2月15日に水口でも開催される。参加者にはワンデイスマイルチケットの引換券や記念品が進呈される。


2019年11月20日水曜日

彦根初の地ビール・彦根ビール来年にも誕生、石寺町にマイクロブルワリー

 彦根初の地ビール「彦根ビール」が来年にも誕生する。運営会社「彦根麦酒」が11日に立ち上がり、代表取締役には橋本建設の橋本健一社長(45)が就いた。
 県内の地ビールは、昨年春から大津市の近江麦酒が醸造を開始したクラフトビールをはじめ、長浜浪漫ビール、日野のHINO BREWING、水口のびわこいいみちビール、近江八幡の二兔醸造(TWO RABBITS)がある。全国的にも地域密着型の小規模醸造所(マイクロブルワリー)が次々に誕生している。

橋本社長「風格あるビールを」
 石寺町の自治会や、石寺の振興活動をする滋賀県立大学の教員らが、地元の休耕田約6000平方㍍の有効活用を模索。橋本社長がそこに加わって「産民学」が連携する形で、県内6番目の地ビールの誕生を目指し工場建設が決まった。
 県立大を卒業した女性が醸造責任者に就き、従業員2人、役員3人の体制で醸造していく予定。工場建設や酒類製造免許の取得などを経て1年後の稼働を目指す。
 橋本社長は「石寺の彦根梨を使った商品など地元の振興を図りながら、彦根らしい風格ある地ビールを作っていきたい」と話している。

2019年11月18日月曜日

全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会で彦根市立南中ホッケー部員含めた滋賀県代表の男女チームがアベック優勝

 全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会が9、10日に福井県内であり、彦根市立南中学校ホッケー部の選手を含めた滋賀県代表の男女チームがアベック優勝を果たした。県代表の優勝は男子が7年ぶり5回目、女子が3年ぶり6回目。
 県代表のユニホームを着た選手は男子が南中10人と米原の伊吹山中、長浜の湖北中を含め計24人、女子が南中7人と伊吹山中、長浜の虎姫中を含め計19人。大会には全国から男子21チーム、女子19チームが出場し18人がベンチ入りして戦った。
決勝戦は男子が前回王者の島根県との対戦となり、0対0のままシュートアウト(サッカーでいうPK)に入り、5人全員が決めた滋賀が勝利。福井県と決勝を戦った女子もシュートアウトとなり、サドンデスの熱戦を経て勝利した。
 男子の主将で南中3年の山中楽生君(15)は「監督が僕たちを信じてここまで導いてくれた。最高の仲間と一緒に優勝できて本当にうれしい」と話した。また女子のゴールキーパーで南中3年の河原朋香さんは「このチームで優勝ができてうれしいです」と語っていた。


2019年11月15日金曜日

サロンバー・シスルがカクテルJubei~明智光秀の提供開始

 明智光秀を題材にした来年の大河ドラマ「麒麟がくる」に合わせて、彦根市旭町のサロンバー・シスルがオリジナルカクテル「Jubei~明智光秀」を考案。今月から提供を始めた。
 光秀が多賀町佐目で誕生したとの言い伝えがあるため、18歳まで多賀で過ごした同店オーナーの宮下純さん(43)=彦根市城町1=が、醸造所「多賀」の原酒を使って、明智家家紋の水色の桔梗(ききょう)を表現したカクテルを作った。
 多賀の原酒のほか、キンカンやスミレのリキュールなど計5種類を使っており、甘く少し酸味のある味わいになっている。商品名は光秀の通称名の十兵衛にちなんで命名。
 同店は2012年の石田三成を皮切りに、井伊直政や井伊直虎などこれまでに5人の戦国武将にちなんだカクテルを提供している。6人目となる光秀カクテルの完成に、宮下さんは「これを飲んで頂き、光秀が多賀とのつながりがあるかもしれないことを知ってもらえるきっかけになれば」と話している。
 アルコール度数15%。税込み950円。問い合わせは同店℡(22)7071。

初期消火で近所の民家火災の延焼を防いだ廣田暁さん・麻里さん夫妻らに感謝状

初期消火で近所の民家火災の延焼を防いだとして、彦根市消防本部は7日、肥田町の自営業の廣田暁(さとる)さん(47)と麻里さん(46)夫妻ら3人に感謝状を贈った。
市消防本部によると、今年9月30日午後0時ごろ、70歳代の男性が一人で住む肥田町の木造平屋建ての民家で火災が発生。その民家近くに住む本持真弥さん(35)から、煙が出ているとの連絡を受けた外出先から帰宅途中だった廣田さんと麻里さんが急いで戻ると、民家の火災を確認。麻里さんが119番通報し、廣田さんがその民家の窓から中に入り、風呂場にあった桶に水をくんで数回往復して消火した。通報から9分後の午後0時19分に消防隊が到着した際にはほぼ鎮火状態だったという。
廣田さんは数年前まで住んでいた東近江市内で消防団に入っていた。岡田広幸消防長から感謝状を受け取った廣田さんは「消防団員だった時に何度か火災現場で活動していた。大したことはしていないので(感謝状に)驚いている。延焼することがなくて良かった」と話していた。

2019年11月12日火曜日

彦根工業高校の堤明寛君,高校生ものづくりコンテスト全国大会木材加工部門の近畿大会で優勝

 彦根市西今町出身で彦根工業高校建設科2年生の堤明寛君(17)=東近江市=が、高校生ものづくりコンテスト全国大会木材加工部門の近畿大会で優勝。今月1617日に兵庫県伊丹市である全国大会に出場する。
 8月2829日の両日、伊丹市で開催された近畿大会には堤君を含む14人が出場。課題図に従って製図を作成した後、木造り、仕上げ、墨付け、加工、組み立ての工程で作品を仕上げ、道具の取り扱いや製図の出来具合、完成の度合いなどを競い、堤君が見事、優勝した。
堤君は近畿大会に向けて、現代の名工を輩出している社寺建築を専門にした木澤工務店(愛荘町)から指導を受けてきた。木工部の部長も務めており、顧問の瀬戸亮太郎さん(52)は「日に日に技術が上がっている。道具の整備が丁寧で、自分で創意工夫をして製作しており、全国大会でも入賞が狙えるのでは」と話している。
 彦工は2008年から12年まで連続で全国大会に出場していた。7年ぶりの出場に堤君は「製図がずれると、完成もずれてくる。製図が絶対にうまくいくように練習している」と意気込みを語った。将来の目標としては「宮大工になれるよう努力したい」と話していた。


2019年11月5日火曜日

佐渡一清さん改組新・日展の洋画部門で特選を受賞,2014年に続き2回目

 彦根市銀座町の金美堂の店主・佐渡一清さん(69)=写真=が改組新・日展の洋画部門で特選を受賞した。2014年に続き、2回目の特選受賞となる快挙だ。
 特選を受賞した作品は「歩(あゆみ)」で、知人の20歳代の娘を色彩豊かに描いた。芹橋1丁目のアトリエで今年8月から描き始め、9月末に完成させた。
佐渡さんは「人は常に前を見て歩もうとしますが、時に立ち止まって振り返り、そして考えたうえでまた歩み始めます。そんな人生の道程への問いかけを若い女性の姿を借りて表現しました」と話している。
 授賞理由として、日展はウェブサイトで「無駄のない人体の描写と確かな構成が目に留まった。抑制された色彩や絵具の扱い方も効果をあげている」とコメント。
 佐渡さんは初めて出展した2012年に入選となり、14年には特選を受賞。「60歳を超えてから出展しており、早い段階で2回目を受賞できた。厳しい審査をくぐりぬけることができ、うれしい」と笑顔を見せていた。
 ほかの部門を含む日展の作品展は11月1日から24日まで東京都港区の国立新美術館で開かれる。

2019年11月3日日曜日

スケアードストレイト教室 彦根市立南中学校で

 スタントマンが交通事故の場面を再現しながらその恐ろしさを教える「スケアードストレイト教室」が21日、彦根市立南中学校で開かれた。
 JA共済連がカースタント会社「スーパードライバーズ」(東京都狛江市)の協力を得て実施。南中は生徒の7割が自転車通学で、交通量の多い道路や狭い歩道などがあるため、登下校時に車と自転車の接触や自転車同士の衝突などが起こっており、今年度も数件発生しているという。
南中の教室には同社の女性4人を含むスタントマン6人が来校し、全校生徒を前に車と自転車の接触や出会い頭での衝突、トラックと自転車の巻き込みなど7パターンの事故を再現。交通ルールを順守しながらの登下校を呼びかけた。
生徒会長の川島伝華(よしか)さん(15)は「事故の恐ろしさを知ることができ、交通ルールを守ることの大切さも実感できました」と話していた。

2019年10月29日火曜日

台風19号の被災地支援で彦根市民有志がタオル集めて宮城県大崎市に持参

 台風19号の被災地を支援するため、彦根市民の有志たちがタオルを集めて、宮城県大崎市のボランティアセンターに持参した=写真は市民提供。
 今月12日から13日にかけての台風による大雨の影響で東日本を中心に洪水などの甚大な被害が発生。東日本大震災以降、全国各地で発生した自然災害の被災地支援をしている市民団体「高宮の心を東北へ」のメンバーらが中心になって、タオルの寄付をSNSなどで呼びかけた。
 20日までに市民ら30人以上からタオルの寄付があり、そのうち段ボール17箱分をメンバーの一人が21日に大崎市へ持参した。残りのタオルもほかの被災地に届ける予定。
 メンバーの一人で市議の和田一繁さん(51)は「出来る時に出来る人が出来る事をやる。復旧までは時間はかかると思いますが、今こそ『ONE TEAM』として寄り添っていきたい」と話していた。

彦愛犬の新しい広域ごみ処理施設の建設候補地を西清崎地区に

 彦根愛知犬上広域行政組合は21日に豊栄のさとで開かれた組合臨時会で、彦愛犬の新しい広域ごみ処理施設の建設候補地を西清崎地区=写真=にすると公表した。
 組合議会には建設候補地を西清崎地区にすると明記した彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設整備基本計画の議案が提出された。建設候補地には彦根市の原町と下西川町、愛荘町竹原も選定を目指していた。臨時会では市町議員から西清崎地区に決めた理由の質問があり、管理者の大久保市長は周辺学区での住民説明会、意見交換会、アンケート調査などの結果や30年間のトータルコストをあげた。

神社や古墳に「配慮」
建設費 200億円
 建設候補地に決まった西清崎地区は対象面積が4万9363平方㍍。耕作放棄地を含む農地や農道の20件の土地所有者がいる。近くには荒神山神社をはじめとした寺社仏閣や古墳があるため、臨時会ではそれらへの影響を懸念する意見が出たが、市長は「建物の配置やデザインなど景観に十分な配慮をしながら進めていきたい」と理解を求めた。
 臨時会では議長の安澤勝市議を除く18人で採決が行われ、獅山向洋市議、伊藤容子市議、共産党の角井英明市議と西澤伸明甲良町議の計4人が反対したが、ほかが賛成し可決された。
 同組合は今後、地質・地歴・測量調査を今年度中に行い、環境影響評価を2023年度まで実施。24年度からの造成工事に向けて今年度から用地の取得交渉を行う。24年度から施設の建設工事を開始し、28年度中に完成、29年度の稼働を目指す。
 施設の建設費と負担割合について、同組合は約200億円で、彦根6219%、愛荘1464%、豊郷7・80%、甲良7・60%、多賀7・77%と説明。「国からの交付金や民間手法の検討で建設費は抑えられる」としている。
約200億円には用地の取得・造成、周辺道路の経費費は含まれていない。同組合は西清崎地区での用地取得・造成と道路整備費が計約24億8000万円と、4候補地(最低額は竹原の約7億4000万円)で2番目の高さになる一方、30年間の圏域での運搬経費を含むトータルコストが約31億5000万円(最高額が下西川町の約57億8000万円)と抑えられると解説している。
 市長も組合議会後の会見で「西清崎は施設の建設費が高くなるが、トータルコストは最も安価になる」と強調していた。
 
  ※解説=1977年(昭和52年)に建設された野瀬町の彦根市清掃センターの老朽化に伴い、彦根愛知犬上広域行政組合は新しいごみ処理施設の建設を計画。建設候補地を巡っては、これまでに石寺町、海瀬・三津町があがったが、地盤の軟弱さや地元の反対で石寺が08年5月に、海瀬・三津が13年3月に計画が白紙化された。
 1510月からは彦愛犬1市4町内で建設候補地を募集。翌年7月までに彦根市内3地域、愛荘町内2地域から応募があり、同組合内の選定委員会が100点満点で順位を付け、1市4町の首長らによる管理者会に報告。17年6月30日に管理者の大久保市長が竹原地区に決めた。
 しかし彦根市が当初、推していた原町案を市長が急きょ変更し、竹原地区にしていたことがわかり、当時の副市長が辞表を提出する事態にまでなった。同組合議会でも彦根市議が中心になり、関連予算を認めず、今年2月定例会では白紙を求める決議案を全会一致で可決。これを受けて管理者会は白紙化と今後の方針を定め、4月に白紙を正式発表していた
なお2008年度の基本構想時の建設費は約102億円だったが、現在は約200億円にまで膨れ上がっている。(山田貴之)

2019年10月27日日曜日

井伊家家臣・西郷家敷地にある旧西郷屋敷長屋門は隣の庵原家から移築

 彦根城内には彦根藩井伊家の家臣だった西郷家の「旧西郷屋敷長屋門」(写真)=市指定文化財=が残っている。しかしこの長屋門、西郷家の隣にあった井伊家家臣の庵原(いはら)家から移築されたことを知る市民は多くない。
 彦根藩には多くの家臣が仕えたが、庵原家の歴代当主は石高が6000石~8000石で推移し筆頭家老の木俣家に次ぐ重臣だった。西郷家は3000石~3500石で、庵原家に隣接する場所に居を構えていた。
 現存する長屋門は寛保2年(1742年)に庵原家が43・6㍍×5・5㍍の入母屋造り、桟瓦葺きで建設した門。明治16年(1883年)に裁判所などが整備された前後に、西郷家の敷地の現在地に移築されたとされる。市内に現存する長屋門としては最大で、昭和48年(1973年)にそで壁や高麗門などを含めて市指定文化財になった。
 一部の市民の間では「この長屋門(地裁彦根支部)がある場所は江戸時代、庵原家が建っていて、地裁彦根支部が整備される際、隣にあった西郷家の長屋門が移築された」とする説もあった。
 しかし本紙の取材に対し、彦根城博物館学芸員の渡辺恒一さんは江戸時代後期の「御城下惣絵図」を示しながら「庵原家の長屋門が西郷家の敷地に移築されたことで間違いないだろう」と解説した。

近江高校の林優樹投手ドラフト指名されず「3年後プロを目指す」

 プロ野球のドラフト会議が17日に行われたが、近江高校の林優樹投手(17)は指名されなかった。ドラフト会議後の会見で林投手は社会人野球を経て、3年後に再びプロを目指す考えを示した。
 指名されなかったことに林投手は「ここまでこられるとは思っていなかったので、監督やコーチらに感謝している。3年間、充実した高校生活ができ、近江高に入って良かったなと思う」と話した。育成に進まなかった理由として「家族と自分の思いがあり、そう決断した」と明かした。
 今後については西濃運輸で社会人野球を続けるとしたうえで「体幹などまだまだ鍛えなければいけないことがたくさんある。プロで通用できるピッチャーになれるようまた一からトレーニングをしたい」と述べた。
 会見の後半では涙ぐむ場面を見せた林投手は「この1年はつらいことの方が多かった」と吐露したうえで「(甲子園出場やW杯の日本代表選出など)これらを経験できるのはごく一部しかできない。今後、つらいことがあってもこの3年間を思い出して乗り越えたい」と力強く語った。

2019年10月25日金曜日

彦根仏壇の七職の技で作られた大津祭の曳山のミニチュア完成

 彦根仏壇の七職の技で作られた大津祭の曳山のミニチュアが完成。6日からJR大津駅の改札近くに展示された。
 仏壇の需要が減少していることから、彦根仏壇事業協同組合は仏壇の技術を生かした異業種での取り組みを模索する中で、曳山のミニチュアに着目。データ化した図面が残っていた大津祭の源氏山のミニチュアを試作することを決め、2017年から経産省の伝統的工芸品産業支援補助金を活用しながら製作してきた。
 源氏山の曳山は享保3年(1718年)に製作。別名、紫式部山とも言われ、紫式部や石山寺にちなんだ装飾が特徴だ。上層部は近江八景を精巧な彫刻で仕上げており、唐破風の下には波に踊る龍が刻まれ、天井には四季草花図と呼ばれる絵が写生風に描かれている。
 ミニチュア作りには彦根仏壇の職人9人が製作にあたった。17年度に木地師と宮殿師が木地部分を完成させて昨年2月に彦根商工会議所でマスコミに披露。以降、昨年度に彫刻師が彫り物、漆塗師が塗装を担い、今年度には箔押師が金箔を押し、蒔絵師が彩色をほどこし、錺金具師が金物を打って完成させた。曳山を覆う四方の幕は青木刺繍(彦根市京町3)が担当した。
大きさは本物の4分の1の高さ145㌢×幅73㌢×長さ132㌢。製作費約800万円のうち補助金(3分の1)以外の自己資金分を補てんするため、一昨年8月からクラウドファンディングを約半年間行って50人から約40万円の寄付も得た。
同組合専務理事の寺村勇さん(67)は「実物と同じような形で完成させることができた。今後もほかの曳山のミニチュアのほか、本物の曳山の修理なども担うことができれば」と話していた。
 曳山のミニチュアは15日まで展示。以降、大津や草津で展示した後、今月中に彦根に戻ってくる予定。


ご当地キャラ博2日間で8万5000人来場、コロッケさんら啓発で登場

 ご当地キャラ博が1920日に彦根市内で開かれ、2日間で約8万5000人が来場した。
 参加したキャラは19日が138体、20日が128体。中央商店街と四番町スクエアには各キャラのブースが設けられたほか、ステージ上にも各キャラが5分ほどずつ登場。グッズや各地の名産品などをPRしていた。
 20日正午前の四番町スクエアのステージにはひこにゃんとふなっしーが登場。会場を満員にする賑わいだった。来場者数は雨天だった19日が3万人、20日が5万5000人だった。

コロッケさんと飯豊さん登壇
肝炎検査と特殊詐欺啓発イベント
 19日のご当地キャラ博では四番町スクエアのステージで肝炎検査と特殊詐欺対策の啓発イベントが行われ、タレントのコロッケさんと女優の飯豊まりえさんが登場した。
 コロッケさんは「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターと「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦」プロジェクトチーム特別防犯支援官、飯豊さんも特別防犯支援官を務めている。
 壇上でコロッケさんは「肝臓は痛みが起こるのが遅い臓器。手遅れになる前に検査に行ってください」「今は高齢者のほか、若者でもだまされている。疑ってもいい時代にあり、おかしいと思った時は警察に相談してください」と、時折ものまねを交えながら求めた。
 飯豊さんは「私たち若い世代としては家族が被害にあわないよう守る必要がある」と述べた。
 啓発イベントには上野賢一郎衆院議員、大久保貴市長、ひこにゃんも参加した。

2019年10月24日木曜日

ボランティア活動の拠点ボラカフェ彦根市男女共同参画センター・ウィズに開設

 市民のボランティア活動の拠点「ボラカフェ」が彦根市男女共同参画センター・ウィズ内に開設。11日にオープニングイベントが開かれた。
 「ボランティアに興味はあるが、どのようにして始めたらよいのか」「どのようなボランティア活動があるのか」「一緒にボランティアをする人を集めたい」など、さまざまな考えの市民の情報交換と交流の場として新設された。
 主催側のメンバーは、市社協地域づくりボランティアセンターのボランティアコーディネーターや市民活動相談員ら5人。ウィズ内の談話コーナーで毎週金曜午前9時半から正午まで開設し、参加者同士で意見交換をしたり、「ミニ講座」を開講したりして交流を深める。
 11日のオープニングイベントでは「おいしいコーヒーのいれ方講座」が開講。近江八幡市の団体「生き生きクラブ」のメンバーが受講者23人に「お湯は中心からかけて」などと教えていた。
 ボラカフェの主催者メンバーの一人でボランティアコーディネーターの沼波洋子さん(35)は「ボラカフェで新しい世界に出会って頂き、新しい一歩を踏み出すきっかけが芽生えたらうれしい」と参加を求めている。
 参加無料、飲み物30円、出入り自由。年齢、性別、国籍は問わない。問い合わせは地域づくりボランティアセンター☎(22)2821。

江戸時代の髪型で散策するイベント・日本の古典の髪型 四番町スクエアと夢京橋キャッスルロードで

 江戸時代の髪型で街中を散策するイベント「日本の古典の髪型」が14日、彦根市内の四番町スクエアと夢京橋キャッスルロードで開かれた。
 昔の髪型と結髪(けっぱつ)技術の継承を目的に活動しているNPO法人日本古典結髪研究会「玄(げん)」が毎年1回、県内各地で開催。
 10回目の今年はモデルや一般の女性22人が参加。東京や埼玉、大阪などの結髪師9人が結髪用具のかんざしや笄(こうがい)などを使いながら、約100種類あるとされる江戸時代の髪型のうち、先笄(さっこう)や両輪、勝山など一人ずつ異なる22種類の髪型に整えた。江戸時代風の着物の着付けと化粧を合わせて、一人に約5時間かかった。
 この日は降雨の中だったが、古典髪型になった参加者は四番町ダイニングを出発。傘をさしながら一列に並んでキャッスルロードを歩き、京橋でカメラマンらの記念撮影に応じていた。
 同研究会代表で愛荘町のユリ美容室の玄田宗七さんは「結髪師が全国的に少なくなっており、県内でも私だけになっている。これからも結髪技術の伝承に努めたい」と話していた。


2019年10月23日水曜日

彦根市立図書館3カ月間休館へ耐震化で

 彦根市立図書館は施設の耐震工事に伴い、11月初旬から約3カ月間休館する。
 同館は1916年(大正5年)4月25日に町立彦根図書館として設置された。現在の建物は鉄筋コンクリート2階建て(一部3階)延べ床面積2743平方㍍で建てられ、1979年(昭和54年)11月に開館。今年11月に築40年となる。建物内には図書収容可能数の40万冊を大幅に超える76万5000冊(昨年度末)を保管している。
 市は2017年度に耐震診断、昨年度に実施設計を行った。今年6月議会で可決された今年度の一般会計当初予算に同館の耐震工事の予算6169万円を盛り込み、今月9日の入札では市内業者が落札した。主な工事内容は、1階フロアへの耐震壁の設置、2階の書庫の強化、裏手の柱への補強材設置など。
 休館中、同館は「動く図書館たちばな号」の活用を予定しているほか、「来館者の安全性が確保された場合」には新聞・雑誌スペースのみの開放や予約本の貸し出しなど一部サービスの一定期間の提供も検討している。
 なお、市は17年3月に策定した市図書館整備基本計画で、現在の市立図書館を歴史郷土資料館のような機能を持つ「北部館」として整備し、河瀬・亀山学区のJR沿線近くに「中央館」、稲枝支所周辺に「南部館」を建設する構想を公表している。そのうち耐震工事を行う北部館については1階の開架スペースに約8万冊、書庫に約4万冊のみにする計画だ。

近江高の木村玲奈さんインターハイ女子やり投げで優勝

 近江高校3年生の木村玲奈さん(18)=彦根市大薮町=は、先月の全国高校総合体育大会(インターハイ)の陸上競技の女子やり投げで優勝。今後は大学在学中に日本陸上競技選手権大会での優勝を目標に掲げている。 
 木村さんは幼少期から5歳年上の兄とキャッチボールをしていたといい、小学3年生の時に大津市立志賀小学校で野球を始めた。彦根に引っ越した後の4年生以降も金城小で野球の練習に励み、地肩の強さから主にキャッチャーを守った。中学進学後は女子の軟式野球チーム・滋賀マイティ―エンジェルスに入団したほか、中央中では陸上部に所属し、短距離走のほか、ロケット状の投てき物を投げるジャベリックスローも練習した。
 近江高進学後は陸上部に入部し、やり投げを専門種目に。1年生の夏の県大会で2位の成績を収めた。その投てきを見た陸上部顧問の近藤高代さん(43)は「びっくりした。やばいのが入部してきたな」と振り返った。
 2年生の県の春季総体では女子の県記録の5384を投げたが、優勝した近畿大会でひじをけがした。治療に専念したが、3年生の春にひじ痛が再発。その後の大会では痛み止めを飲みながら競技にのぞみ、投げる本数も制限した。8月7日に沖縄で開かれたインターハイでは決勝での最後の6投目で5284を投げて優勝した。
 やり投げについて、木村さんは「しっかりとまっすぐ飛んだ時の感覚が面白い」と説明。大学進学後も続ける予定で「ひじへの負担が少ないフォーム作りをしていきたい。大学在学中に日本陸上競技選手権大会で優勝したい」と抱負を語った。


2019年10月16日水曜日

観世流能楽師で人間国宝の大槻文藏さんトークセッション、滋賀経済同友会秋季懇談例会

 滋賀経済同友会は3日、彦根城博物館の能舞台で秋季懇談例会を開き、シテ方観世流能楽師で人間国宝の大槻文藏さんを招いたトークセッションなどを催した。
 例会には県内企業の経営者ら241人が参加。トークセッションは「伝承について考える」をテーマに行われ、大槻さんと滋賀経済同友会・代表幹事の山本昌仁さんが対談。
山本さんの「弟子や部下の育て方」の質問に、大槻さんは「能の世界にもプロとアマがある。例えば、能面はとても窮屈(きゅうくつ)だが、つけて歩けるようになってからが第一歩。そこから個性を教えており、つくり上げる個性が大事だ」と説明した。また文化の伝承について、大槻さんは「文化は一度途絶えると、次またおこすのが大変になる。どのようなことがあっても続けることが大事だ」と述べた。
 トークセッション後、大槻さんは「はじめての能」と題して講演。「能は、面(仮面)をつけたり、うたい手がいたり、起承転結があるギリシア演劇と似ている点が多い。歌や踊りがあるお芝居ということから、室町(時代)ミュージカルだともいえる」と解説した。最後には大槻さんらシテ方、笛方、小鼓方、太鼓方の計8人が出演し、能の「羽衣」の後半部分を披露した。

滋賀大学と滋賀レイクスターズ、データ活用の戦術で勝率アップへ協定を締結

 滋賀大学とプロバスケットボールチームBリーグの滋賀レイクスターズは、データを活用した戦術で勝率アップにつなげることを目的に協定を締結。8日、設備を提供する彦根市原町の電気設計業「PRO―SEED」で締結式を開いた。
 データを駆使したスポーツは、野球やサッカー、アメリカンフットボール、ラグビーなどが知られる。2017年4月にデータサイエンス学部を開設した滋賀大はスポーツ分野のデータ分析を実施しており、チーム力を向上させたいという滋賀レイクスの意向を受ける形で協力することになった。

シュート位置を分析
GM「新モデルに」
 学部開設時から在籍している3年生4人と2年生1人、教員3人の体制で、滋賀レイクスやほかのBリーグ所属チームのシュート位置やタイムアウトをとる時間帯、選手交代のタイミングなどを分析。その結果を受け取った滋賀レイクスはデータを基に戦略と戦術を立てて試合に役立てる。協定の有効期間は来年6月30日までだが、延長の場合もある。
 締結式には滋賀レイクスの西村大介GM、滋賀大データサイエンス学部長の竹村彰通教授、PRO―SEEDの青栁孝幸社長らが出席。西村GMによると、大学と協定を締結してデータ分析をするのはBリーグで最初だといい「データ分析がチームの勝利に直結すると期待している。バスケットボール界の新しいモデルになれば」と説明。竹村教授は「滋賀レイクスが強くなってほしいとの思いがあり、支援していきたい」と述べ、青栁社長も「滋賀レイクスに優勝してもらうことで、彦根をエンジニアの街にしたい」と意気込みを語った。

2019年10月14日月曜日

ご当地キャラ博彦根市内で10月19、20日に

「ご当地キャラ博」の実行委員会は27日、彦根市内で101920日に開催するイベント内容を発表。今年は開催場所を中央商店街と四番町スクエアに変更するほか、昨年に続いて参加するキャラたちがカードを配る「カードラリー」も実施する。
12回目の今年は自治体など141団体(昨年147団体)から、19日に149体、20日に134体の2日間で計157体(昨年160体)が参加する予定。彦根の10体も登場する。例年は京橋口駐車場と夢京橋キャッスルロード、四番町スクエアが会場だったが、今年は中央商店街と四番町スクエアにキャラのブースやステージが設けられ、各地のPRやグッズ・物産品の販売が行われる。ひこにゃんが曳き山に乗っての巡行は実施されない。
カードラリー用のオリジナルカードフォルダーを1500円で販売。各キャラが配布する名刺やカードを受け取り、フォルダーに入れて保管することができる。ひこにゃんのカードも2種類発行されるほか、デザインが昨年度と異なるカードもある。
 開催時間は両日共午前9時~午後3時。問い合わせは事務局22)1130。

ボランティア募集
ひこねご当地キャラを応援する会は、当日のキャラ博のボランティアを募集している。会場の設営や撤去、参加団体への対応、来場者へのイベント情報提供などを行う。定員は各日40人で、1日か両日の終日参加できること。対象は高校生を除く18歳以上。事前説明会が1014日にある。参加者には弁当、公式ガイドブック、スタッフ用グッズが進呈。申し込みはキャラ博のホームページの専用フォームに氏名、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、希望する仕事内容を記入し、9月20日までに彦根商店街連盟内の実行委員会事務局へファクスかメールで。


2019年10月10日木曜日

テコンドー全国ジュニアで2位

 彦根市立東中学校3年生の鈴木恭悟君(15)=正法寺町=は、今夏の全日本ジュニアテコンドー選手権大会で2位の成績を収めた。
 鈴木君は3歳から市内の道場で空手を習い始め、小学5年生の時にJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会で優勝するなど、空手の世界で将来有望な選手だった。同時期に空手の腕前をより鍛えるためにテコンドーを習い始めたが、「点数制で勝敗がわかりやすい」「オリンピック種目である」ことから、中学1年生以降はテコンドーに絞る形で本格的に練習。
堅田と京都の練習場に週3、4回通いながら練習に励み、最高位の黒帯の手前の赤帯を締めるまでに成長。昨年の全日本ジュニアテコンドー選手権大会で3位となり、今年はさらにワンランク上げた。
 テコンドーの魅力について、鈴木君は「得意技のかかと落としや後ろげりが決まった時がとてもおもしろい」と解説。現在は受験勉強のため練習場に通わずに早朝などで自主練習を重ねており、進学後もテコンドーを続ける予定だ。鈴木君は「まずは高校のジュニアの全国大会で優勝することが目標です」と抱負を語っていた。

2019年10月7日月曜日

料理人と農家が直売所の開店前に商談「食のプロ限定購入タイム」やさいの里二番館で

 料理人と農家が直売所の開店前に商談する「食のプロ限定購入タイム」が2日から彦根市平田町のやさいの里二番館で始まる。先月27日にはプレオープンがあった。
 地元の食材がより多くの飲食店で使われるよう、地域の農業振興を目的に一般社団法人近江ツーリズムボードとJA東びわこが企画。農作物の特徴や食材のニーズを把握するため、料理人・飲食店関係者と農家とが交渉できる時間を作るために直売所のオープン1時間前に開店する。
 プレオープンには料理人ら19人と農家18人が参加し、やさいの里二番館のオープン前の午前8時から約45分間、商談していた。双葉荘(松原町)の料理長・片岡純一郎さん(43)は「少量多品種の生産者に出会えるのはありがい。意外な食材に出会うチャンスもある。混雑を避けられるのもメリットだ」と話していた。
 「食のプロ限定購入タイム」は毎週月水金に実施。参加費は会員以外が月額3000円だが、来年1月15日まで無料。問い合わせは同団体☎(22)5580。

消費税増で平和堂の一部テナントでキャッシュレス時に5%還元

 1日からの消費税の引き上げに伴い、平和堂は一部テナントを対象にキャッシュレス決済時の5%還元を独自で導入した。
 消費税の引き上げと並行して、中小規模の店舗でキャッシュレス決済すると、最大5%分のポイントなどを還元する措置も1日から始まった。平和堂で利用できる「HOPマネー」などのキャッシュレスはその還元措置の対象外だが、平和堂は指定レジを使っているテナントの約半分にあたる550の中小店舗で、5%のポイントを還元するサービスを1日から独自で始めた。テナントの売り上げを伸ばすのが狙いで、還元分は平和堂が負担する。
ほかにも店内の弁当や総菜コーナー、飲食できるスペースの近くには「店内で飲食する場合は10%、持ち帰りの場合は8%」の掲示をした。

電車 バス値上げ
 近江鉄道グループは、電車やバス、タクシーの運賃を値上げした。
電車の初乗り運賃を160円(増税前150円)、定期運賃の平均割引率が通勤を32・5%(同32・6%)、通学を62・2%(同62・4%)にした。
 バスについては湖国バスを含め、270円以上800円以下の区間で一律10円を、湖国バスが運行する810円以上の区間で20円をぞれぞれ転嫁。ただし湖国バスの彦根営業所管内などでは運賃が改定されない。
 タクシーは1・2㌔までの初乗り運賃で普通車が540円(改定前530円)・大型車570円(同560円)、時間制運賃が30分で普通車2250円(同2210円)・大型車2620円(同2570円)となる。

プレミアム商品券
子育て世帯など
 消費税の引き上げに伴う子育て世帯を中心にした消費の影響を緩和するため、「彦根市プレミアム付商品券」の販売が1日から開始。27日までの日曜日にアルプラザ彦根6階でも販売している。
 対象は市民税の非課税者と、2016年4月2日から今年9月30日までに生まれた子どもがいる世帯主で、課税者の扶養親族や生活保護制度の被保護者は除かれる。申請期限は来年1月6日まで。一人につき2万円で2万5000円分の商品券を販売。市内のスーパーや店舗、コンビニなどで利用できる。
 日曜の販売時間は午前9時半~午後5時15分。問い合わせは市地域経済振興課℡0120(1528)12

2019年10月3日木曜日

ひこにゃん姉妹都市の米国ミシガン州アナーバー市訪れ交流

 ひこにゃんが9月19日から21日まで、彦根市の姉妹都市の米国ミシガン州アナーバー市を訪れ、現地の子どもたちと交流した。
 両市は1969年(昭和44年)3月28日に姉妹都市提携を締結。以降、中学生や市民らの使節団が相互訪問などで交流を続けてきた。50周年の今年はアナーバー市の市長らを招き、記念式典と交流会を開いた。
 ひこにゃんは50周年記念事業の一環として訪米。19日にミシガン大学、20日にアナーバー市の公立学校などを訪問した後、21日にはアナーバー市の公立図書館でのふれあいイベントや、「HIKONE ROAD(彦根通り)近くの結婚式場に桜の苗木を植える記念植樹式にも出席した。
 ひこにゃんの海外訪問は9回目。随行した市職員によると、ひこにゃんは現地で大歓迎を受け、市民や子どもたちから「so cute」(とてもかわいい)と言われるなど人気者だったという。

2019年10月1日火曜日

とりいもと宿場まつり10月6日に鳥居本宿一帯で

 「とりいもと宿場まつり」が10月6日に彦根市の旧鳥居本宿一帯で行われる。
 市民団体の鳥居本お宝発見隊が主催するイベントで、12回目の今年も通り沿いの軒先に赤布アートが飾られて、中山道沿いを赤く染める。歴史イベントとして、午前9時半に鳥居本駅前を出発する佐和山城下町の発掘現場の見学会がある。午後0時半~専宗寺本堂では元彦根城博物館学芸員の野田浩子さんが「朝鮮通信使と鳥居本宿」をテーマに講演する。
 専宗寺エリアでは成宮家公開。JA前広場エリアでは和太鼓集団・疾風KAZEや古城太鼓の演奏、地元産野菜・ハチミツ・湖魚佃煮など販売。駅前ステージでは鳥居本中ソーラン演舞やラブバード演奏、大道芸など。中央エリアでは旧本陣の寺村家でこども将棋大会(午後1時~)、防災コーナー、懐かしのテレビゲーム、旧合羽所・松屋の公開、ミニ水族館、バルーンアート、カードゲームなど出店。神教丸エリアでは自然斎の旧宅でジビエレストランや有川家住宅公開など。
 鳥居本の歴史を巡る散策ラリーの踏破者にはプレゼント進呈も。本部などでは好評の仏生寺みその販売も。開催時間は午前10時~午後3時。問い合わせはサンライズ出版℡(22)0627。

2019年9月29日日曜日

千成亭が料亭やす井を吸収 新会社で10月から経営引き継ぐ

 千成亭風土(本社・平田町)が安清町の明治2年(1869年)創業の料亭旅館「やす井」を吸収し、新会社を立ち上げて10月から経営を引き継ぐことがわかった。
 やす井は特別室1室を含む計9室の客室、45平方㍍から243平方㍍までの3つの宴会場、大浴場や露天風呂などを備え、旅館としてのほか、宴席や婚礼などの会場としても利用されてきた。
 しかし経営的に厳しい状況が続いていたため、金融機関から支援の要請を受けた千成亭は今年6月から吸収に向けた協議を行ってきた。運営母体は千成亭が立ち上げた新会社「粋屋(いきや)やす井」。旅館料亭やす井の屋号は継続する。敷地内にある飲食店「しる万」の経営も新会社が運営を引き継ぐ。
 粋屋やす井代表取締役の上田健一郎・千成亭風土代表取締役は「これまで培ってきた経験を生かし、集客を高めていくことに努めたい。広域からのほか、地元の皆さんに使っていただける店にもしていきたい」と語っている。


佐和山城城下町跡から溝や橋台、道、建物跡発見

 県教委は24日、彦根市佐和山町で発掘中の旧佐和山城の城下町跡から、城下ふもとにあった武家屋敷とメイン道路をつなぐ道や橋台などの跡が見つかったと発表した。29日午後1時半から現地説明会を開く。
 国道8号線の米原バイパスの建設工事に伴って昨年度から佐和山城跡の発掘調査を実施。今年度は城下町跡エリアの1万4209平方㍍で4月から来年3月まで調査している。
 今回は旧佐和山城の内堀から、南北に整備された当時のメイン道路の本町筋まで約100㍍の中間地点に位置する約1500平方㍍を発掘。その結果、旧佐和山城ふもとの武家屋敷から本町筋に東西でつながっていたとみられる最大幅約5㍍の道路や、南から北へ向かって流れていたとされる幅約2・6㍍の溝、その道路と溝の交差地点にかかっていた橋台などの遺構が見つかった。
 橋台は約5㍍にわたって掘り広げられた溝の両岸に大小の自然石が積まれた構造で、南側の石積みが2段分で高さ約60㍍にわたって残っているが、北側がほとんど取り除かれている。本来はさらに1、2段分の石が積み上げられていたという。城下町の改変により、橋や橋台の撤去、溝の埋め立てが行われた後、その一帯には複数の掘立柱建物が建てられた。城下町の廃絶後は水田化された。

三成時代の遺構か
東西道路や橋、溝、掘立柱建物の整備時期としては、ほかに見つかった陶磁器や刀装具など遺物から桃山時代後期(16世紀末)から江戸時代初期(17世紀初頭)までの時期だとされる。
江戸時代に作られた絵図にも今回見つかった道路や溝、橋などは記されていない。佐和山城には石田三成が天正19年(1591)4月に入城し、文禄4年(1595年)に城主となり、翌年2月頃に城下町の「惣構」を改修した。今回の発掘調査で見つかった東西道路や溝などの改造時期について、長浜市歴史遺産課の太田浩司さんは「三成の入城時か惣構の改修時が考えられる。溝を埋めた後に再整備している大規模さから考えると、その時期は後者が適当では」と話している。また滋賀県立大学の中井均教授は「石垣による橋台と大溝は、豊臣政権が城下町の都市設計をどのように考えていたかを比較できる実に重要な発見だ」とコメントしている。
現地説明会についての問い合わせは県文化財保護協会☎077(548)9780。

2019年9月27日金曜日

滋賀大学講堂の耐震化と改修工事

 1924年(大正13年)創設の滋賀大学講堂(彦根市馬場)=国登録有形文化財=の耐震化と改修工事に合わせて、建物を持ち上げるジャッキアップの開始セレモニーが17日に講堂前で行われた。
 講堂は旧彦根高等商業学校時代に木造平屋(中二階)建て延べ902平方㍍で建築。小屋裏の排気塔がドーム型になっており、講堂としてのほか、大正時代の建物として映画やドラマのロケ地にも使われた。1937年(昭和12年)には米国の社会福祉活動家・ヘレンケラーの講演会で利用されるなど一般開放もされてきた。耐震不足により平成27年度以降は利用されていない。
 建物の床下約1㍍の基礎部分のレンガ造りをコンクリート造りに変更するため、重機が建物内に入れるようにさらに1㍍持ち上げるジャッキアップを実施。開始セレモニーでは、位田隆一学長が「地域創生の観点から、改修後は一般の方にも利用していただきたい。講堂がよく見えるように建物前の樹木を除去した。観光コースの一つに入るようにもしたい」とあいさつした後、ジャッキアップ用の機械のボタンを押した。
 10月中旬までにジャッキアップを完了させた後、レンガの撤去、地盤改良、コンクリート基礎の新設の耐震工事を年内に終える予定。その後、建物奥の小ホールを教育研究、企業との共同研究、学生が集うスペースに改修し、来年3月に完成させる計画。工事費は約3億円。

2019年9月26日木曜日

「令和」の時代を担う4人の小中高生にインタビュー

 彦根出身のスポーツ選手として、陸上の桐生祥秀、水泳の大橋悠依、サッカーの岩崎悠仁、ゴルフの松田鈴英の各選手がいる。4選手とも「平成」の時代に世に出て、いまや世界または日本のトップレベルで活躍している。滋賀彦根新聞はスポーツと文化の分野で「令和」の時代を担うであろう4人の小中高生にインタビューし、色紙に夢を書いてもらった。
 彦根市立城南小学校6年生の大辻昊輝(こうき)君(11)=東沼波町=は、フィールドホッケーの若葉スポーツ少年団・彦根ワイルドキッズの主将を務めている。
 3歳年上の友人の紹介で小学2年生の時に入部。「シュートが決まった瞬間がうれしい」とホッケーの魅力を語り、試合ではミッドフィルダーとして、攻守で活躍を見せている。監督の森海斗さん(28)=西今町=は大辻君について「身体能力が非常に高く、将来が楽しみな選手」と太鼓判。夢について大辻君は「日本代表の選手になって、オリンピックでいいプレーを見せたい」と熱く語った。
 彦根東高2年生の湯地恵美梨さん(16)=大堀町=は囲碁の国際大会への出場経験がある将来の有望株だ。
 彦根東中学校の時は美術部だったが、東高入学後は「結果が残る部活をしよう」と囲碁部に入部。それまで経験はなかったが、めきめきと腕前を上げていき、昨年の国際アマチュア・ペア碁選手権大会近畿予選で優勝。12月に東京都内で21カ国の約300人が出場した国際大会にも出場した。
 囲碁の面白さについて、湯地さんは「相手がうつ手がわかった時が面白い。囲碁をやってから集中力がついて、勉強にも役立っている」と解説。将来の目標には「アマ女流日本一」をあげ「友だちや知人とも囲碁を一緒にして、楽しみたい」と笑顔を見せた。
 彦根市立西中学校2年生の濱太樹君(13)=長曽根町=は、昨年9月にロシアで開催された世界大会のヨーロッパ極真空手道選手権大会で優勝した経験を持つ。
 濱君は父親の具視さんのすすめで5歳から空手を習い始め、小学3年生の時に空手道場の桜塾(高宮町)に入った。「始めた頃は嫌だったけれど、桜塾で習ううちに楽しくなってきた」と話し、将来の夢に「世界チャンピオン」と書いた。
 濱君は「筋肉をもっとつけて、技術面でもほかの人よりけりやパンチ力が上回るよう鍛えたい」と力強く語った。
 彦根市立西中学校1年生の西畑奏音君(12)=長曽根町=は「落語家」として有名だ。
 小学1年生の時に、祖父の薮内正和さん(70)=奈良市=から借りた落語のCDを聞いてから魅力を持ち、作品を覚えては地域の公民館や学校などで披露。テレビ出演もしている。落語の魅力について西畑君は「お客さんに笑ってもらえるところ」と話し、目標としている落語家に桂枝雀さんの名をあげ「まねはできないけれど、話し方が面白い」と説明。色紙には「日本一の落語家」と記した。