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2019年12月2日月曜日

東山保育園2020年度で閉園

 彦根市里根町の東山保育園が2020年度で閉園することがわかった。すでに来年度の新たな園児の募集を受け付けていない。
 市内の保育園は市立3園を含め27園あり、そのうち東山保育園を含む8園は社会福祉法人彦根福祉会が運営している。ほかに市内には小規模保育事業所5園、認定こども園2園、事業所内保育事業所1園もある。
 東山保育園は1949年(昭和24年)に天寧寺内に創設。外町への移築を経て、1985年(昭和60年)に現在地へ移った。周辺を含め土砂災害警戒区域に入っており、昨年9月の台風21号の時には裏手の日吉神社の樹木が傾いたほか、近くの高台にはため池もあり、大雨の時には保護者に早めの迎えを要請しているという。
 これらのことから彦根福祉会は閉園を決定し、保護者や彦根市にも伝えた。東山保育園には0歳から5歳までで52人(8月時点)が通園しているが、3歳以下クラスの28人は2021年度以降、ほかの園に移る必要がある。閉園後は土地を所有する市が管理する。
 市幼児課によると、今年4月時点の0歳と1歳の待機児童は25人だが、10月以降の保育料無償化でその数は増えていると考えられる。同課は「東山保育園の3歳以下の転園については調整したい。待機児童についても何らかの手立てが必要かもしれない」としている。

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