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2020年7月12日日曜日

来春予定の彦根市長選 現在の動向

 彦根市の大久保貴市長(56)の任期は来年5月9日までで、残り1年を切っている。市民の間では来年春に予定されている市長選の動向を注目する声が早くも出始めている。
 大久保氏は2013年4月の4度目の市長選で初当選し、17年4月の選挙で再選を果たした。本庁舎耐震化の裏合意や広域ごみ処理施設の候補地選定の白紙化、新年度予算案の市議会否決など市政を混乱させた印象は残るが、いずれの諸課題も一応の解決を見せている。それらを「実績」と掲げるほか、2024年度の登録を目標に掲げる彦根城の世界遺産や、彦根を主会場に24年開催予定の国民スポーツ大会などをあげて3選目を目指す可能性がある。
 対抗馬として有力視されているのは彦根市議の谷口典隆氏(52)。6期目の市議を務めており、これまで2007年に滋賀県議選にも出馬しているが、市長選に立候補すれば初の挑戦になる。ただ滋賀県議の細江正人氏(73)の後継者にもあがっており、市長選かその2年後に予定されている次の県議選かの選択が迫られる。昨年春の市議再選後には自民党系会派の公政会に入会。市長選か県議選に向けて所属議員をはじめ、自民党組織のバックアップを得るのが狙いにあると見られている。
 非自民としては立憲民主党の滋賀県連代表で元衆院議員の田島一成氏(57)の可能性も否定できない。国政選挙を優先する考えだが、周囲では市長選への出馬を薦める声はある。ただ非自民の票が重なる大久保氏の不出馬の場合に、田島氏の出馬の可能性が高まるとみられる。
 このほか、40代の会社経営者の男性や中沢啓子県議の名があがっており、30代の彦根市議も意欲を示している。


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