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2020年10月19日月曜日

北川司朗さん平田町の大沢地区の歴史まとめた本刊行

 彦根市平田町の北川司朗さん(76)が、平田町の大沢地区の歴史をまとめた本「大沢四方山(よもやま)話―彦根市・平田町大沢の歴史散策」を刊行した。
 平田町の大沢地区は彦根巡礼街道商店街(ベルロード)の南側沿いの集落で、北川さんの本によると昨年時点で1016世帯、店舗を含めると1060軒あるという。
 本は「大沢の成り立ち」「巡礼街道と朝鮮人街道」「大沢鳴宮天満宮および新神社」「大沢のお地蔵さんと地蔵盆について」「水産試験場(平田養魚場)」「大沢自治会」の6章で構成。
 「大沢の成り立ち」では江戸時代中期に鷹狩りが行われ、田園だった地に人が住み始めたことや、明治6年(1873年)には12戸が住んでいた様子を地図や写真入りで紹介。
 「大沢鳴宮天満宮および新神社」では天保15年(1884年)に創建された天満宮の社殿や太鼓部屋など建物のほか、さい銭泥棒の対策に尽力した様子をまとめている。大沢地区とは離れた新神社(岡町)についてもその関わりを解説している。
 「水産試験場」では明治33年(1900年)に大沢地区に滋賀県水産試験場が設置、昭和20年(1945年)12月に松原町(当時)へ移転された後も平田養魚場として昭和41年まで活用されていたと説明。うなぎの放流や食用ガエルの養殖をしていたとする記録も記している。
 大沢地区は昭和30年代までは小規模の農村だったが、開発が進んで近年は1000世帯以上になっている。しかし一昨年をピークに減少傾向で、高齢化も進んでいる。北川さんは「大沢地区はほとんどが移住者の世帯で、地区内でも歴史を知らない方が多い。子どもたちの郷土愛を育てるためにもこの本を活用してほしい」と話している。
 本はA4判、76ページ。無料だが、送料が必要。問い合わせは北川さん☎ファクス(26)5639。

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