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2021年4月2日金曜日

新しい彦根市立図書館の中央館の建設候補地 亀山学区内の清崎町に

 新しい彦根市立図書館の中央館の建設候補地を決める用地選定委員会の4回目が3月24日、くすのきセンターであり、亀山学区内の清崎町が選ばれた。30日に市として正式に決定した=写真はイメージ図
 市は2017年3月に市図書館整備基本計画を策定し、既存の建物を北部館、市スポーツ・文化交流センター内にサテライト館、河瀬か亀山に中央館、稲枝に南部館を設ける予定。特に中央館は彦愛犬1市4町の広域的なサービスの展開も最終的に目指す。河瀬と亀山の各学区が絞った2候補地から選ぶため、市図書館(中央館)用地選定委員会が昨年1120日から協議を進めてきた。
 中央館の候補地は、河瀬学区が南川瀬町の彦根工業高校近くの土地2万2813平方㍍、亀山学区が清崎町の彦根亀山郵便局近くの土地約4万平方㍍だった。中央館を建設する広さは約9000平方㍍分。
 委員9人は①利用圏の人口・周辺道路の交通混雑・駅からの距離など利便性②浸水被害想定・住環境への影響など周辺環境との調和③将来の拡張への対応可能性など土地の有効性④農用地区域の状況など事業遂行の円滑性⑤土地取得費用など事業の経済性⑥圏域内のバランス―について、5段階で点数を付けて評価した。
 4回目の会議は非公開で行われたが、委員からは「歩行者の安全や車によるアクセスについて配慮できる」「将来的な土地の有効活用の可能性を考慮した」などの意見が出たといい、結果は8人が亀山学区(清崎町)を選び、最終的に全員が合意した。
 今後は26日に教育長に提言書が渡された後、教育委員会会議と市長との協議を経て30日に市として正式決定する。4月以降は概算の事業費やスケジュールを示すための調査を行い、2022年度以降、農業地の青地から白地への解除手続きなどが必要になる。中央館の完成に向けて、市は2025年に滋賀県で開かれる国民スポーツ大会後に本格始動したい考え。

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