2018年3月17日土曜日

圓常寺の木造阿弥陀如来立像が重要文化財に指定へ

 国の文化審議会は9日、美術工芸品55件を国宝(5件)または重要文化財を新たに指定するよう文部科学大臣に答申。彦犬地区からは圓常寺(彦根市城町2)の木造阿弥陀如来立像=写真=が重要文化財に指定される予定だ。
 圓常寺の立像は鎌倉時代に仏師の快慶が製作した像高98・8㌢。快慶は生涯にわたって多くの阿弥陀如来像を作っており、圓常寺のは法眼の地位にあった晩年期の作品。張りのある顔立ちや活気にあふれた体の表現が特徴的で、像高80㌢から1㍍前後の三尺阿弥陀像の中でも優れたできばえだという。
 圓常寺は慶長16年(1611)に創建。彦根藩二代藩主・井伊直孝が開基したとされる。立像が伝来した経緯は不明だが、昭和62年に滋賀県指定有形文化財に指定され、平成25年に保存修理が行われた。
 県教委文化財保護課では「彦根市内において井伊家関連以外で国の指定を受けるのは珍しい」としている。

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